クローン ベイビー

脚本 - 中山智博(1)(2)、野高みゆき、池田奈津子、大林利江子
音楽 - 仲西匡
音楽プロデュース - 志田博英
チーフプロデューサー - 伊與田英徳、杉山剛
プロデューサー - 川嶋龍太郎、佐藤敦司
演出 - 川嶋龍太郎、岡本伸吾、湯浅典子

http://www.tbs.co.jp/clone-baby/


第2話 運命の赤い糸〜生死をかけたゲーム
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正宗は帰宅すると、菊池ヒロが家に上がって家族と食事を取っ
ていた。妹の加奈子は正宗を見て貴方は誰か?とするが、妹の
イタヅラで有ることが分かる。ヒロを見ると正宗は嫌悪感を
示すようにすぐに出て行くよう告げるが、わざわざノートを
届けに来てくれたんだぞと父に言われる。
そんな中、正宗の元にマリカから電話が鳴る。
電話には動画でマリカが拉致・監禁されている事が写されてい
た。正宗は先程までヒロがマリカと逢っているのを見ていた
為に彼から居場所を聞きだそうとして追い掛ける。

一方マリカは手足を縛られていた。縛った相手は正宗の知り合い
だと告げる。
マリカは隙を付いて逃げようとするが、殴られ気絶してしまう。

加奈子は教師の璃子の元を訪ねる。
璃子は動画ファイルを返そうか?と告げるが、加奈子は璃子が
ネズミを大量に殺している証拠の写真を持っているという。
加奈子は璃子に、排他の摂理、磁石の法則、クローン、アスタ
リスク計画とは一体何なのか?と尋ねる。

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正宗の前に現れたヒロは、彼の変わりに存在感を示し始める。
一方クローンについて研究している璃子は、同じクローンの
ネズミを同一の箱に入れる事で殺し合いが起こる事を知り、
人間の間でも同様のことが起こるのではないかと感じていた。

何をしたいのか全く分からないドラマ。
殺し合うのは元々持っている人間の本能・遺伝子だとするけれど
その必要性もないのに、殺し合う現実に説得力を失う。

背景も全く見えずとにかく殺し合うけれど、時に殺したり殺さ
なかったり、覚醒したりして、都合が良いことこの上ない。
自分と同じ人間は2人もいらないとするけれど、みんな個性的で
同じ人間にはとても見えないし、立場の違う人同士、無理に
争う必要もないじゃないかという感じばかりが残る。

クローン本人達の中で、一連の事情に詳しい人物がいたり居な
かったりする辺りの温度差は一体何なのだろうか。

今回5人目の被害者として椿栄太が殺された。
この人の内臓はえぐり取られたりしないのか?

何故正宗の腕からアスタリスクのアザが無くなったのか。
簡単にクローンの座から下りられると言うことなのか?
それとも生存競争に敗れるとアザが消えるのだろうか。

悲しいことに演技者が熱い演技をするほどに、見ている方として
は冷めていく様な感覚ばかりが残る。
興味を引かせようとしているのは分かるが、もう少し丁寧に物語
を構成して欲しい。


青柳正宗 - 市川知宏 (19歳、イジメられ、予備校生)
菊池ヒロ - 松坂桃李 (19歳、正宗と乗り変わる?)
葛飾マリカ - 滝裕可里 (19歳、正宗の女友達、省吾の妹)
樋口璃子 - 菊池亜希子 (29歳、生物教師)
青柳加奈子 - 未来穂香 (17歳、妹)

岡部城太郎 - 山ア賢人 (19歳、天才ハッカー、引きこもり)
三雲豪太 - 菊田大輔 (19歳、謎の青年)
小津悟志 - 稲葉友 (19歳、イジメっ子、元高校野球児)
椿栄太 - 桜田通 (19歳、イジメっ子、主犯格)

若林春喜 - 駿河太郎 (32歳、新宿副都心署刑事・先輩)
葛飾省吾 - 牧田哲也 (26歳、新宿副都心署刑事、マリカの兄)
葉月荘一郎 - 志賀廣太郎 (56歳、クローン開発の第一人者)
青柳数馬 - 松重豊 (52歳、父、製薬会社に勤務)

石川碓也、江村匠、伊藤祐輝


評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3.0)

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