クローン ベイビー

脚本 - 中山智博(1)(2)、野高みゆき、池田奈津子(3)(4)
大林利江子(5)
音楽 - 仲西匡
音楽プロデュース - 志田博英
チーフプロデューサー - 伊與田英徳、杉山剛
プロデューサー - 川嶋龍太郎、佐藤敦司
演出 - 川嶋龍太郎、岡本伸吾、湯浅典子

http://www.tbs.co.jp/clone-baby/


第5話 最期の戦い〜ヒーローは絶対に死なない
--------------------------------------------------------
クローンは2つと存在できないもの・・・それは宿命。
どんなに遠くにいても引き寄せ合う、
「磁石の法則」と排除しよ
うとする
「排他の摂理」。クローンは一度覚醒すると攻撃性を
見せ始める。クローンに共通するのは手首のアザ。何のために
生まれたのか・・・

ヒロは正宗や豪太、そして加奈子たちが居る前で、俺たちは
試験管の中で生まれたクローンベイビーだと告げる。それは正宗
も同じ事。そんなファンタジーを誰が信じるのかと告げるが、
いずれ分かるというヒロ。

一方プロ野球を目指していた小津悟志は、何者かが接触し
クローンの話を聞かされる。しかしそんな嘘信じられないと
しながらも、本当に肩は治るのか?と耳を貸し始める。

豪太は警察に追われながら、幼いときのことを思い出す。
兄弟のようにして育ったヒロと豪太は、互いに助け合い生きて
来たのである。

加奈子は正宗に対して、クローンに関する研究に於いて、複数
のクローンは一人になるまで殺し合うという説が有ることを
告げる。しかし正宗はもしもヒロが言っていたように俺が
クローンならば、何故みんな顔形が違うのか?とし、馬鹿な話
だと一蹴する。

豪太によって命を狙われた岡部城太郎は警察から事情聴取を
受けていた。しかし話したら殺されるとして怯えて何も語らず。

正宗は自分のアザが何故消えたのか、そして飛び降りて亡くな
った筈なのに何で生きているのか。自分の遺体だとする場所に
遺体を確認しに言ったが無かった事。病院ですれ違ったアザの
男の遺体は一体何だったのか。正宗は運ばれた病院に何かが
有るかと思い、調べる事に。すると人一般の患者が寄りつきそ
うもない
"マテリアルルーム"と呼ばれる部屋があることを知る。

一方豪太は岡部を取り逃がしたことで新たな指令を受けていた。
今度のターゲットは
小島章平。葉月荘一郎は、この任務が全て
終われば、お前の誕生年のワインで20歳の誕生日を乾杯しよう
と言われる。

--------------------------------------------------------

ヒロは正宗の前で、自分たちは試験管で生まれたクローンで
有ることを告げ、一つの椅子を奪い合う存在で有ることを
語る。それを信じられない正宗は、病院に何らかの秘密が隠さ
れているのではないかとして、調べていく。

ヒロと豪太が兄弟のように育ち、そんな彼らが戦わねばならない
現実が切なく描かれるが、運命だと称して無理矢理戦わせて
いる辺りがやっぱりドラマとして違和感が生じてしまう。
ヒロと豪太、どちらも大して肩入れ出来るだけの要素も存在
しないので、どちらが倒れても別にいいやという投げやりの法則
がクローンの間に於いて成り立っている。

今回正宗の腕が何者かの腕と入れ替えられた感じだけど、そんな
事をしてまで生存させておく理由は何なのか?
今まで殺害された人物と、正宗との違いは一体何なのか。
覚醒するのが正宗だけというのも違和感があるし、今回誰もが
疑問に思っていたことを正宗が口にする。

何故クローンなのに見た目がバラバラなのかという事。

正宗の父・青柳数馬の登場の仕方を見れば、一連のクローン
の件にかかわっている可能性が高く、クローンの正宗が息子
である理由にも有る程度納得する理由付けがしてある。

豪太を操っているものが、葉月荘一郎以外にも居るような感じ
だし、今回小津悟志と接触した人物が何者なのか。
ヒロや豪太を引きづり降ろすよりも、まずは小津悟志をなんとか
してくれという感じがする。


青柳正宗 - 市川知宏 (19歳、イジメられ、予備校生)
菊池ヒロ - 松坂桃李 (19歳、正宗と乗り変わる?)
葛飾マリカ - 滝裕可里 (19歳、正宗の女友達、省吾の妹)
樋口璃子 - 菊池亜希子 (29歳、生物教師)
青柳加奈子 - 未来穂香 (17歳、妹)

岡部城太郎 - 山ア賢人 (19歳、天才ハッカー、引きこもり)
三雲豪太 - 菊田大輔 (19歳、謎の青年)
小津悟志 - 稲葉友 (19歳、イジメっ子、元高校野球児)
椿栄太 - 桜田通 (19歳、イジメっ子、主犯格)

若林春喜 - 駿河太郎 (32歳、新宿副都心署刑事・先輩)
葛飾省吾 - 牧田哲也 (26歳、新宿副都心署刑事、マリカの兄)
葉月荘一郎 - 志賀廣太郎 (56歳、クローン開発の第一人者)
青柳数馬 - 松重豊 (52歳、父、製薬会社に勤務)


伊藤祐輝、石川雄也、江村匠、藤本哉汰、加部亜門
蓮見孝之(アナ)


評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

inserted by FC2 system