クローン ベイビー

脚本 - 中山智博(1)(2)、野高みゆき、池田奈津子(3)(4)(6)(8)
大林利江子(5)(7)
音楽 - 仲西匡
音楽プロデュース - 志田博英
チーフプロデューサー - 伊與田英徳、杉山剛
プロデューサー - 川嶋龍太郎、佐藤敦司
演出 - 川嶋龍太郎、岡本伸吾、湯浅典子

http://www.tbs.co.jp/clone-baby/


第8話 命をかけたラストゲーム〜1番大切な物
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クローン同士が殺害し合う事を止める事の出来る"抑止の作用"。
それはマスタークローンの死だという。

ヒロは正宗がマスタークローンかと思い彼に迫る。しかし
正宗に触れた途端ヒロの脳裏に包帯の少女の映像が浮かび、正宗
がマスターでは無い事が分かる。それと共にヒロは初めて覚醒
したのだった。正宗は恐らくマスタークローンはマリカである
事を告げる。

一方インターネットで調査していたオカジョーたちは、AGECの
教授・葉月荘一郎に娘・葉月澪がおり、彼女は多発性細胞不全症
で有ることを知る。それを知って璃子は、何のためにクローンが
作られていたのが分かったという。クローンたちの臓器を自分の
娘に移植するためのもの。

小津は甲子園の決勝戦の失投の一球を思い出していた。

璃子と加奈子は、葛飾省吾に七夕殺人に関する情報を伝えよう
として連絡を取るも、先輩刑事の若林春喜に急遽待ち合わせ
場所の変更を告げられる。しかし若林は彼女たちの話を一切
信じようとしない。その裏で若林は何者かと精通し、一連の
事件の真相を闇に葬ろうと放送していた。

マリカは正宗の居る喫茶店にやってくる。
示し会わせたわけでも無いの再会してしまう事から、改めて
クローン同士の"磁石の法則"の法則を実感する。正宗はマリカ
に感じた胸の鼓動の高まりは、この法則だったとして惹かれた
ものではなかった事を告げる。しかしマリカはその思いが偽物
ではない事を告げる。自分は遺伝子や本能に操られる人形では
無いことを訴える。それを聞いた正宗は現実と戦い、そして
またマリカの元に戻ってくることを約束する。

オカジョーの元に小津がやってくると、ナイフで突き刺そうと
する。そこに璃子が帰宅し、小津が操られている事を訴える。
小津が最後まで諦めようとしない所は、死んだ兄と似ていると
し、人生を投げだそうとしている現実を非難する。しかしこれ
が俺なりの勝負であることを告げる。

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クローンは何故生まれたのか。
教授には重篤な病気を患っている娘がいることを知り、璃子は
臓器を移植するがためだけにクローンを作った事を知る。
一方正宗達はクローン同士の殺し合いを止めるためにも、マス
タークローンの存在を探るが、それがマリカではないかと疑って
いく。

小津と璃子の関係を強引に璃子の兄の姿にダブらせ、彼に決着
を付けさせるというもの。
結局犬死にのような形で無くなってしまう小津だったけど、
正宗にも散々悪態を付いてきたわけだし、どんなに感動的な
流れを演出しても、大して感情移入出来る要素もなかった。

正宗の秘密が明らかになった。
彼もまた友愛きぼう児童園の前で捨てられていた子供で有った
事。しかし数馬にしてみれば邪悪な意図は存在しなかった様に
親子としての絆を主張するが、覆面姿で出てきたのは、やっぱり
がたいの大きさから松重豊さんだろうな。

葉月澪の容体が悪化するのと連動してマリカの容体も悪くなって
いくけど、これまでにも澪は散々容体が悪かったのに、ここに
来て体調が悪くなるのは何故なんだろうか。

やっぱり警察官の若林春喜もAGECの息がかかった人物だった事。
暴挙とも言えるヒロへの発砲シーンなど、最早展開としても
何度も有りになってきた感じがする。


青柳正宗 - 市川知宏 (19歳、イジメられ、予備校生)
菊池ヒロ - 松坂桃李 (19歳、正宗と乗り変わる?)
葛飾マリカ - 滝裕可里 (19歳、正宗の女友達、省吾の妹)
樋口璃子 - 菊池亜希子 (29歳、生物教師)
青柳加奈子 - 未来穂香 (17歳、妹)

岡部城太郎 - 山ア賢人 (19歳、天才ハッカー、引きこもり)
三雲豪太 - 菊田大輔 (19歳、謎の青年)
小津悟志 - 稲葉友 (19歳、イジメっ子、元高校野球児)
椿栄太 - 桜田通 (19歳、イジメっ子、主犯格)

若林春喜 - 駿河太郎 (32歳、新宿副都心署刑事・先輩)
葛飾省吾 - 牧田哲也 (26歳、新宿副都心署刑事、マリカの兄)
葉月荘一郎 - 志賀廣太郎 (56歳、クローン開発の第一人者)
青柳数馬 - 松重豊 (52歳、父、製薬会社に勤務)

樋口徹 - 渋江譲二 (璃子の兄)


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