コード・ブルー / 2nd Season
(フジTV 2010年・1月期・火22)

脚本/林宏司
演出/西浦正記、葉山浩樹

http://wwwz.fujitv.co.jp/codeblue/index.html


第4話 過ぎし日

--------------------------------------------------------
絹江は順調に回復。死んだと思っていた父親・誠次が目の前に
現れ耕作はどういう事かと混乱する。
一方心臓カテーテルの手術に成功した緋山は元気を取り戻す。
緋山と白石と同じエレベーターに乗る橘は二人を飲みに誘う。
そんな橘の事をあの軽さは昔からなのかと白い目で見る。
白石にメールが届く。恒夫という名で届いたことで緋山は男が
出来たのかと疑うと共に、ちょっぴり嫉妬心を感じる。
冴島は彼氏の悟史から嫌な口を叩かれていた。死の恐怖と闘う
悟史は自然と態度に表れていたのである。

藤川は出勤するみんなに挨拶を交わすが、みんな不機嫌そうな
返事しか戻ってこない。あの陽気な森本さえも最近轟木と上手
く行かずに不機嫌そう。

そんな中、店の看板が落下し直撃を受けたという女性・木島
由紀菜が運ばれてくる。
外来では奥田という患者が腹痛を訴えやってくる。応対に出た
緋山は、この患者は先日白石が対応した患者であることを知る。
腹部が腫れ上がり、腹部動脈瘤切迫破裂の状態である事を知る。
更に悟史の容体が急変する。
--------------------------------------------------------

過去に負った傷を引きずりながら働いているフェロー、そして
医師達の様子を描いた話だった。

全員のドラマに焦点が当たる必要もないが、このドラマ満遍なく
フェローたちの問題を取り扱っているところが凄い。

藍沢耕作の場合。
今回は20歳で妊娠24週目の患者・木島由紀菜を担当する。
あまりにもいい加減な女性で、子供を妊娠させたことでの責任
感はまるでない。赤ちゃんポストは無いのかという辺りのいい
加減さは確かに度を超えたモノがあったな。
そんな彼女と自らの親のない境遇を照らし合わせて、上手く彼女
に母親としての自覚を促した。

白石の場合。
未だに付きまとっている黒田の影。
彼からより多く誰よりも飛ぶ事を言われたことで、残業続きの
毎日。それが次第に患者に対する診断の甘さへと繋がっていく。
しかし緋山が上手くフォローしてくれたから良かったモノの
ここで再び事故になれば、繊細な彼女の心は壊れてしまうかも
知れないね。

緋山の場合。
一度は死を向き合った彼女。手術も上手くいき、ほぼ全治した
様な形ではあるが、今でもフラッシュバックの様な形で後遺症
は現れる。しかし一人ではなく、仲間の存在を上手く際立たせて
一人では無いことを訴える辺りの展開は、日本っぽい内容かな
と思う。

耕作のエピソードでは一人でも生きていける事を告げ、親の必要
性も感じないとしながらも、認められたい一心で頑張る彼の
姿がとても上手く写ったね。

そしてブスコンビの白石恵と緋山美帆子。
なんかホント女性同士仲が良くなってしまったな。

橘啓輔のエピソードは、軽いキャラだと思っていた彼の中の
意外な一面を見た形か。まぁ軽い訳はないだろうし、

藍沢耕作 …… 山下智久 (フェロー)
白石恵 …… 新垣結衣 (フェロー)
緋山美帆子 …… 戸田恵梨香 (フェロー)
冴島はるか …… 比嘉愛未 (フライトナース)
藤川一男 …… 浅利陽介 (フェロー)

田所良昭 …… 児玉清 (救命救急部部長)
森本忠士 …… 勝村政信 (整形外科が専門)
梶寿志 …… 寺島進 (ベテランパイロット)
西城章 …… 杉本哲太 (脳外科部長)
三井環奈 …… りょう (産婦人科と新生児医療の専門医)
橘啓輔 …… 椎名桔平 (翔陽大本院から)

轟木聖子 …… 遊井亮子
安西康行 …… 樋渡真司
辻陽子 …… 垣内彩未 (看護師)
園田大介 …… HILUMA (医師)

田沢悟史 …… 平山浩行 (ALS難病。はるかの彼)
藍沢絹江 …… 島かおり (軽度の認知症、耕作の祖母)
白石博文 …… 中原丈雄 (恵の父)
絹江を尋ねてきた …… リリー・フランキー 

木島由紀菜 …… 木南晴夏
大山恒夫 …… 古本新乃輔

野添義弘、江畑浩規、小林節子、加門良、井上智之、藤本至
良田麻美、堀田勝、大関真、黒澤佐知子、八代真吾、巨勢竜也
ケニー・スコット、佐藤瑠生亮

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system