土俵ガール!
(2010年7月期・TBS火曜日24:55分枠)

企画:吉田敬、志村彰、竹園元
脚本:鎌田智恵(1)(2)、守口悠介(3)
音楽:中島靖雄
相撲監修:貴乃花光司
プロデューサー:黒岩利之、高橋史典、関川友理
演出:森雅弘、水村秀雄、深迫康之

http://dohyo-g.com/
http://www.mbs.jp/dohyo-g/


第3話 希×貴乃花
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いよいよ部員も揃い本格的に練習を始める。
まずは柔軟からだと指示する光に対して、広崎は女性にコーチ
してもらわなくても大丈夫だとしてコーチされるのを拒むも、
彼女にあっさりと投げ飛ばされてしまう。
夏の間は基礎体力を付けさせるという光。

そんな中、光の父・強がやってきて練習試合を申し込んできた
という。相手は相撲の全国大会常連校の綱取高校。本当に強い
ものの力を知ることが大事だという。
そんな相撲部のやりとりを聞いていた卓球部コーチの田中島は
練習試合などやっても無駄だという。惨めに全敗して学校の名
を汚すだけだという。こんなマットで練習している奴らが勝てる
訳がないという。しかしそれを聞いていた光は、勝てば良いの
でしょうと告げ、絶対見返すことを誓う。

しかし部員たちは、部活後の牛丼屋でこんな地味な練習が役立つ
のか?と疑う。
一方光は練習メニューを一人考える。
ハードな練習に太田が徐々に付いてこられなくなり、ついには
太田自身が音を上げて、部活後に回しを焼却炉に捨てようと
する。それを見た光は声を掛けると、太田は自分には相撲は
無理であり、みんなに迷惑がかかるとして辞めることを告げる。
自分は体だけ大きくて実際には何も出来ないという。
しかし光は、周りを気にして逃げていたら一生負けたままだと
して、私は貴方を負かせない事を告げる。努力している人を
決して相撲は裏切らないだろうとして、相撲ならば勝てると断言
する。絶対に勝てるなんて言われたのは初めてだとして、太田
は再び練習に参加する。

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いよいよ練習を本格化させる。
そしてその練習の成果を図るべく最初の練習相手に選んだのは
なんと相撲の強豪校・綱取高校だった。
練習したばかりの生徒たちは果たして一矢報いる事が出来るの
か。

30分のドラマなので仕方がないが、光の言葉は、やや安易に
勝つという言葉を使いすぎていて、言葉に重みがない。
広崎に光の真意が見抜かれていて、田中島相手に張り合って
いるだけだとする所も一理あって、コーチとして不純な動機が
存在する点も少々腰砕けである。

僅か一週間の練習で強豪校に勝てたらとんでもない事だと
思っていたけど、流石に勝つような安易な展開だけは用意しな
かった。
しかし戦いによって部員たちにどんな成果をもたらしたのかが
大切な物であり、その辺を強調して演出して欲しいところ。
努力する事の必要性や、負けて学べる事もあるとしながらも、
それらの具体的展望が見えてこない辺りが、やや消化不良と
して残る。


若林光 …… 佐々木希 (芸名KOH)
柳本詠介 …… 中村倫也 (相撲部・部員)
辻巻花子 …… 赤井沙希 (相撲部・マネージャー)
広崎祥一 …… 古原靖久 (花子が好きなヤンキー)
サトヤン …… 安藤龍 (サトヤン・スタニスラク・ズドラフコフ)
太田平次郎 …… 西洋亮 (卓球部、しかし相撲部へ)
池辺成雄 …… 秋元龍太朗 (ナルシスト、幽霊部員)
田中島悟 …… 忍成修吾 (卓球部・顧問)
若林強 …… 宇梶剛士 (若林相撲クラブ)

沙織 …… 田島ゆみか (モデル後輩)
牛田ミカ …… 上間美緒 (牛丼店)
黒川雅満 …… 小柳心 (綱取高校)

大音真由美、山口隼平、川崎美智子、貴乃花光司


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