土俵ガール!
(2010年7月期・TBS火曜日24:55分枠)

企画:吉田敬、志村彰、竹園元
脚本:鎌田智恵(1)(2)(4)、守口悠介(3)(5)
音楽:中島靖雄
相撲監修:貴乃花光司
プロデューサー:黒岩利之、高橋史典、関川友理
演出:森雅弘、水村秀雄、深迫康之

http://dohyo-g.com/
http://www.mbs.jp/dohyo-g/


第5話 希×コブクロ
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光はかつて太っていた際に田中島に告白していた事を彼自身に
気がつかれそうになる。すぐに人違いだと否定するが、そんな
やりとりを詠介を見ていた。

これから5日間夏合宿を行うことになる。
場所は若林相撲クラブだった。
田中島は光に会いに来ると、どうしても言っておきたいことが
有るという。告白された時に酷いことを言ったことを謝罪する。
傷つけたことは取り返しの付かない事だと告げるが、逆に運命
である事も継げ、今度は自分が貴方を振り向かせてみせると
告げる。

光と田中島が恋愛モードになりそうな所を見た詠介は意気消沈
する。合宿でも広崎から、弱い奴に指示されたくない事を言わ
れてしまう。今日はたまたま勝てないだけだという詠介に対し
て、5日間の合宿の中で一度も勝てなかったらどうするのかと
問われる。その際はきっぱり部長の座を降りるという詠介。
翌日にも早速勝負をするが、詠介は弱すぎて全く歯が立たなか
った。

そんな中、今日も田中島が差し入れを持って合宿所に現れる。
田中島は光にハンカチを差し出すと二人はいい雰囲気になる。
そんな姿に花子は、あの人にも良いところがあるんですねと
告げる。光は田中島のハンカチを大事そうに洗濯し、アイロン
を掛けるのだった。

翌日光は詠介と食事の買い出しに行くと、またしても田中島が
差し入れとばかりに、チャンコ鍋の食材を持ってくる。詠介
はこれまでに見せたことがないような不機嫌な態度を見せ、
一人で食事の席から外れる。
詠介は一人で土俵で佇んでいると、花子が話しかけてくる。
最近の詠介がおかしいことを指摘し、光と田中島が仲良くして
いるのが原因か?と冗談交じりに語ると、ズバリ指摘された事
で詠介は動揺する。そんな彼の姿を見て、彼が好きな花子も
また動揺するのだった。

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光と田中島の関係を見て、落ち込み悪態を付いてしまう詠介。
詠介は部長で有りながらも、相撲としての力は正直お世辞でも
強いと言えず、広崎から弱い奴に指導されたくないと言われて
しまう。合宿中に一度も勝てなければ部長の座を降りるという
が・・・

徐々にドラマとしての目新しさなどが消え始めて、佐々木希の
芸能人パワーだけでは辛くなりつつあるドラマ。

相撲独特の力強さというものがどうしても表現できないのは
やはり部員たちの体格から来るものだろうか。

詠介が合宿の最後に広崎に勝つことは火を見るよりも明らか
だけど、言葉だけでいきなり強くなってしまうというのも
やや腑に落ちない内容である。

部長であってもなくても、詠介が出来ることはたかが知れている
として、背伸びしないようアドバイスする辺りは、とても
上手い声のかけ方では有る。ただ詠介自身、部長の座に固執し
ているわけでもなく、肩に力が入っているわけではないので、
どちらかというと問題の根本は精神論では無いような感じだ。

最後に詠介が部員全員に部長としての資質があるかどうかを
尋ねて改めて部長の座を射止めることで、部員の気持ちを知る
辺りは、面白い見せ方だった。

腹黒さを持つ田中島が、どの辺で黒さを見せるのか。

詠介を好きな花子も黙っている訳にはいかないだろうし、
相撲の魅力自体とは違うところでドラマが回ってしまっている
所は残念。


若林光 …… 佐々木希 (芸名KOH)
柳本詠介 …… 中村倫也 (相撲部・部員)
辻巻花子 …… 赤井沙希 (相撲部・マネージャー)
広崎祥一 …… 古原靖久 (花子が好きなヤンキー)
サトヤン …… 安藤龍 (サトヤン・スタニスラク・ズドラフコフ)
太田平次郎 …… 西洋亮 (卓球部、しかし相撲部へ)
池辺成雄 …… 秋元龍太朗 (ナルシスト、幽霊部員)
田中島悟 …… 忍成修吾 (卓球部・顧問)
若林強 …… 宇梶剛士 (若林相撲クラブ)

沙織 …… 田島ゆみか (モデル後輩)
牛田ミカ …… 上間美緒 (牛丼店)


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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