ハンマーセッション!
(2010年7月期・TBS土曜20時枠)

脚本 - 高橋麻紀、金沢達也
音楽 - Audio Highs、横山克
演出 - 麻生学、中前勇児
プロデューサー - 佐藤毅、佐藤善宏

http://www.tbs.co.jp/hammersession/


第4話 学校裏サイトの恐怖!?見えないネットいじめに反撃開始
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朝の登校時、携帯電話を目にしながら登校する人たちが目立つ。
掲示板を見るもの、占いサイトを見るもの・・・

楓と涼子は占いサイトを見て、異性との出会いが有るという
メッセージに小さな幸せを感じる。
楓は早速クラスメイトの海老原健に声を掛けら、昼休みに屋上
に来て欲しいと言われたことで舞い上がる。

そんな中、職員室では校長の水城から、最近裏サイトでいじめ
られていた本校の生徒が転校した事が発表される。くれぐれも
子供たちの様子に気を配って欲しいと言われる。悟郎は裏サイト
が何なのか知らず、涼子や玲奈な尋ねる。そこは情報を取り交
わす有益さが有るが、殆どの場合イジメの温床になると告げ
られる。

昼休みに健が教室から出て行くのを見て、楓も食事を切り上げ
屋上に行く。告白されるのかと思えば、楓の友人・水野繭の事
について、彼氏は居るのか?と尋ねられただけだった。年上の
彼が居ることを告げると、告白しても無駄かという彼に、男
ならば勝負しろと声を掛ける。そんな二人のやりとりを日光浴
をしていた悟郎も聞いていた。告白されなくて残念だったなと
楓をからかう悟郎。

玲奈と涼子は保健室でガールズトーク。最近涼子には歯科医の
彼氏が出来たことを語り合う。そんな中、職員室に残されて
いたノートには、転校していったいじめられっ子の記録が記載
されていた。時々保健室に来ていたという玲奈は、守ってあげ
られなかった事に少なからずショックを受けていた。

放課後、健は繭に声を掛ける。週末何処かに行かないか?と告げ
ると意外にもあっさりと"良いよ"と言われる。彼とはもう別れる
からという。

繭は年上の彼氏、高田慎也と逢う。その姿を、千夏、杏奈、優紀
が目撃する。相手の指を見ると、結婚指輪をしていた事で不倫
だと知る三人。
高田は彼女のためにプレゼントをするが、繭は別れたい事を
告げる。繭はこの関係には何処か背伸びしている自分が居る事
を告げ、奥さんもいる相手との関係はちょっと重い事を告げる。
しかし高田は別れるつもりはないとして、ホテルに行ったときの
写真が有ることを告げる。ばらまかれたら困るだろう?として
別れさせないよう縛り付けるのだった。

一方涼子は彼氏の早川と食事をする。彼から結婚を前提とした
付き合いをしたいと告げられる。現在涼子は教育者としての
方向性を見失っていることを知ると、つらければ辞めれば良い
と告げる。

翌日、繭は登校すると周りの視線が妙に鋭いことに違和感を
覚える。授業中も違和感のある雰囲気の中、悟郎は気がつくが
涼子は全く気がつかなかった。繭は休み時間に自分が避けられて
いることが分かる。繭は裏サイトに何か原因が有ると知り
見てみると、そこには彼女の悪口と言われない中傷の記事が
掲載されていた。

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生徒の一人・水野繭は、大人の恋に憧れて不倫した挙げ句、
別れを告げようとすると、相手から脅迫される。
更にそんな事実から派生して、学校の裏サイトに良からぬ事を
書かれて、学校でも孤立無援と化していく中で、それを知った
悟郎は、そんな状況を打開すべくハンマーセッションを行う。

展開として学校の裏サイトにカツを入れる物なのか、それとも
不倫相手の執拗さにカツを入れるのか、良く解らなかった所
が有った。
そんな二つの問題に対して、一方を教育に自信を無くしかけて
いる涼子に任せて、悟郎は生徒たちの関係を取り持っていく。

悟郎の言っていたとおり、可愛い顔をした人が怒った方が
インパクトが有るという事で、涼子に高田の件を丸投げする
辺りは良くできた展開だけど、不倫しているのは高田の方だし、
しかも娘婿という状況の中、立場的に弱いのは、繭というより
も高田なのではないか?と思わせるモノがあった。

楓の正義感はとても心に響く物があるけれど、やや八方美人
であるかのように、周りにいる人たち全てに親友だの友情という
言葉を使いすぎるところが有る。

涼子の流れも、これまでの求婚・婚活する姿を見てしまうと、
あれだけ求めていた物が手にはいるのに、手に入ろうとして
居るときには、態度を翻してしまうことで、やや都合の良さが
有った。

それでも学園物ではスタンダードなネタである裏サイト系の
いじめ問題と言うことで、興味深い物があったし、一つ一つの
セリフはとても心に響く物があったかな。

今回は女性の助演陣の中でもメイン級の逢沢りなさんの登場の
回と言うことで、それだけで満足できる物があったな。


蜂須賀悟郎 …… 速水もこみち (数学教師、音羽4号)
水城涼子 …… 比嘉愛未 (国語教師)
ロク(本物の蜂須賀悟郎) …… 村上健志
里中玲奈 …… 宮坂絵美里 (保険教師)
服部祐一郎 …… 肥野竜也 (英語教師)
塚本哲也 …… 永田彬 (体育教師)
太田靖子 …… 濱田マリ (教頭)
今村昌平 …… 六平直政 (事務員、麻布10号)
水城賢一 …… 小日向文世 (校長)
立花 …… 堀部圭亮 (刑事、楓の父)

光学園3年B組 (30名)

立花楓 …… 志田未来 (お節介)
司馬祐生 …… 石黒英雄 (親がリストラ)
甲斐保 …… 入江甚儀
藤井圭介 …… 佐野和真
黒沢正宗 …… 竹内寿 (親が過保護)

坂本洋平 …… 菅田将暉
野島健太 …… 阪本奨悟
広瀬巧海 …… 竜星涼
海老原健 …… 野村周平
葛城信吾 …… 延山信弘
咲山エリカ …… 山下リオ

水野繭 …… 逢沢りな
早乙女耀子 …… 松山メアリ
新田真潮 …… 高山侑子 (万引きどん引き)
浅倉結衣 …… 紗綾
安藤岬 …… 増元裕子

長谷川千夏 …… 藤本泉
井上百花 …… 立石晴香
川原詩織 …… 中山絵梨奈
藤本杏奈 …… 疋田英美
石田優希 …… 勝目真央

森本玲、三浦まゆ、橋本わかな、奏美、武居明生、山口優
湯沢晃平、翼、真島亮、山田美緒、坂本亮太

高田慎也 …… 鈴木一真
高田綾乃 …… 濱田万葉
早川 …… 萬雅之

金子仁美、舟木幸、黒澤佐知子


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