警視庁継続捜査班 (2010年7月期・テレ朝21時枠) 脚本：吉本昌弘(1)(3)、長坂秀佳(2)、高山直也(4)、鴨義信(5) 演出：猪原達三　常廣丈太　高橋伸之 チーフプロデューサー：五十嵐文郎 プロデューサー：船津浩一、壁谷悌之 http://www.tv-asahi.co.jp/keizoku/

第5話 未解決殺人?犬が見た連続誘拐
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2009年8月20日。女児・田口明菜が誘拐される。
スイミングスクールの帰り道に犬を連れた者に一緒について
行った可能性が高く、母親がすぐに携帯電話に掛けるも、一度
だけ着信があるがその後は連絡も取れず、翌日に遺体で発見
される。現場には黒いミニバンが目撃されただけだった。

一年後、2010年8月20日。再び少女が誘拐される。
誘拐されたのは香川亜紀。彼女は父・香川純一と母・香川絵里子
の娘だが、父とは血の繋がりがなかった。その事を知ってショッ
クを受けた亜紀は家を飛び出し、公園にいくもまたしても犬を
連れた人物によって連れ出された様子。前回の事件から半径4km
圏内で起きた事件故に同一犯による犯行に思われた。

すぐに継続捜査班は引っ越し屋に扮して被害者家族の自宅に
潜入し、犯人からの電話を待つ。
前回の田口明菜が誘拐されたときには性的暴行の形跡が無か
った。誘拐事件は24時間以内の解決が求められ、その生存率は
24時間を過ぎると生還率が低くなるのだという。特に前回の
殺人でも翌日に殺害されて見つかっていた。

真奈美は亜紀の部屋を調べて回る。
11歳にして血液型に関する書籍が並んでいた。

最近香川純一が経営する会社ではリストラが行われていた。
恨んでいる人物は居ないか?最近の亜紀の様子はどうか?と尋ねる。
最近は反抗期で親を避ける傾向にあるが、どの家庭にもあるもの
だろうという。犬を飼いたがっていたが、彼女は喘息持ちだ
ったという。犯人は犬を使って近付いた可能性がある事を告げる
と、両親は娘の体力を考えると危険だと告げる。
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一年前に起きた女児誘拐殺人事件が、またしても起きる。
現場には車のミニバンが目撃されたことと、誘拐された女児
たちは公園で、何者かの犬とふれあっている姿が目撃されて
いる事。
どちらも比較的近所で起きたことから、二つに共通する何か
を探っていく。

2010年の7月期に放送していたもので、2011年1月17日に鑑賞
したもの。実はこの一話だけ録画に失敗して見ることが出来ない
で居たのだが、知人から借りてようやく見てみた。

確か当時酷評していたが、今見ると落ち着いた雰囲気でなかなか
良い感じは出ている。
ただやっぱり真奈美のプロファイルっぷりは、正確なのかどうか
イマイチ説得力というものを感じない。

今回の事件では、2件の事件を比較してみて同一人物による
仕業なのかどうかを探っていく。
幾つかの矛盾点も、被害者側が嘘の供述をしていた事もあって
多少惑わされるも、その辺は証拠が全てを物語っている。

しかしこのドラマでは、犯人像を潔癖性の人物だとか、幼児性で
激高しやすい性格だとか言っているのだけど、復讐者を間違える
という間抜けな姿に潔癖性の人物は何処にも居なかったし、遺体
の事を丁寧に扱った人物というのが、二人の容疑者の中から見て
取らない。
犯人にたどり着いた後にも、何処かプロファイルと一致した
ものが無かった感じは受ける。

ただ「クリミナル・マインド」でのギデオンの言葉を借りると
プロファイルは犯人を特定するものではなく、可能性の無い
ものを排除していくものだとしていたので、完全に当たって
いなくても良いものなのかもしれないけどね。