警視庁失踪人捜査課
(2010年4月期・テレビ朝日・金21時)

プロデューサー - 三輪祐見子、飯田新、松野千鶴子
脚本 - 渡辺雄介
演出 - 七高剛

http://shissou.asahi.co.jp/


第5話 消えた14歳の娘!秘密の放課後
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私立敬律中学に通う里田希はこの日、テニス部の山崎先生に
許可をもらい部の練習をせず帰宅する。帰りがけに出会った
幼なじみの拓也に声をかける希は、今日は行く所があるので
部活を休んだとつげ、今夜塾で会おうと語る。
しかしその後彼女は姿を消した。

テレビ太陽では、"追跡!テレビ捜査隊"の中で希の失踪を取り
上げ様と準備していた。
失踪後5日経っても家族からは失踪届が出ず、警察に届けたのは
幼なじみの拓也だった。

父親はIT企業・デジタルプラスワンの社長・里田直紀。カリスマ
社長としてメディアにも取り上げられている人物。
何故両親から届けが出されず、更に所轄も捜査に動いていない
のか。

母親の愛華に話を聞きに行くと、娘はフラッと戻ってくると
思うのでソッとしておいて欲しいと言われる。これは家族間の
問題であるという。
醍醐たちは父・直紀の会社に事情を聞きに行くが、家出なんて
よくあることだとつげ、娘の失踪を心配した様子がない。
更に高城が問いつめると、娘からはちょくちょく電話で連絡を
もらっている事を告げられる。

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中学3年生の女学生が突然失踪する。
失踪届を出したのは家族では無く、同級生であるという奇妙な
状況の中、家庭の問題であるとした家族の言葉に一体どんな
意味が含まれているのか。

同級生の拓也と希の会話の中で、血液型の話が出ていたので
希の本当の父親が誰なのかという展開になることは明らか
だった。

ドラマとしては殆ど一貫して、里田直紀のしてきた過去の悪行
を暴くという感じで、堀辰巳との関係が明らかになっていく。

言葉のニュアンスを突いて、相手の話が嘘を付いているのか
どうか、そして真相を知っているのかどうかを見極めていく
辺りの鋭さも見られたし、醍醐と法月がアクティヴ・フェーズと
パッシヴ・フェーズの様な関係で、相手から話を聞き出して
行く辺りの段取りの良さなんかも十二分に感じる内容だった。

持っていた封筒は、DNA検査の結果かと思っていたのだが、
戸籍だったのね。
今後の親子関係がどうなっていくのか、気になる内容だね。


高城賢吾 …… 沢村一樹 (失踪人捜査課三方面分室。元一課)
明神愛美 …… 森カンナ (失踪人捜査課三方面分室。元一課)
醍醐塁 …… 北村有起哉 (元プロ野球選手)
森田純一 …… 黄川田将也 (草食系、IT得意)
小杉公子 …… 高畑淳子 (庶務的役割)
三浦真人 …… 遠藤憲一 (高城を呼び寄せた、分室室長)
法月大智 …… 小日向文世 (定年間近。7年前の事件を知っている)

里田希 …… 草刈麻有 (私立敬律学園中学・14歳)
堀辰巳 …… 袴田吉彦 (IT企業、里田直紀の義兄弟)
川村拓也 …… 木村遼希 (希の同級生)
里田直紀 …… 鶴見慎吾 (IT企業社長、希の父)
里田愛華 …… 原久美子 (妻)
稲本 …… 田口計 (叔父)
中野 …… 江口ともみ (テレビ太陽のキャスター)

坂田聡、石本興司、岡田幸樹、中村直太郎、城戸光晴、若林秀俊
小野明日香、鈴木米香、伊藤夏帆


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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