SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿
(2010年10月期・TBS金曜22時枠)

脚本 - 西荻弓絵
演出 - 堤幸彦、加藤新、今井夏木、金子文紀
プロデュース - 植田博樹、今井夏木、赤羽智比呂
音楽 - 渋谷慶一郎、ガブリエル・ロベルト

http://www.tbs.co.jp/spec2010/


第5話 堕天刑事
--------------------------------------------------------
署内が荒らされるのを見て、瀬文は一体何が起こっているのか
と当麻に告げ、ここは警察の筈だと語る。当麻に対してどうして
そんなに落ち着いていられるのか?とし、何か知っているのでは
無いか?と尋ねると、私たち気をつけないと消されるという。

東京中央警察病院にニノマエがやってくる。
ニノマエは海野の前に現れ火傷の治療を訴えようとすると、彼
は時間を止め、海野のカルテを覗く。そこには
里中梨花のカルテ
が書かれており、住所をメモする。警察官の割には四谷とは
良いところに住んでいるなと呟く。

そんな中、クレーンの運転中に
谷田理(26歳)が突然体調を悪く
し、クレーンの誤作動によってクレーンを自らの頭上に落として
亡くなる事故が起きる。

瀬文はかつてSITで貴軍曹と呼ばれた上官の
里中貢に会う。
丁重に扱う瀬文に対して、里中はこっちはもうSITを辞めた人間
なのでそんなにかしこまるなと語る。現在の元気の元は5歳に
なる娘・梨花だという。現在彼はアメリカからダイヤを輸入
する
(株)東風国際貿易で働いており、瀬文に名刺を手渡す。
命の危険性は減ったがその分出張続きだという。瀬文に対して
里中は自分の転身した経験を元に、彼にも普通の人生や普通の
家庭の幸せについて考えてみろと言われる。しかし瀬文は
どうしても決着をつけたい事件が有ることを語る。里中はこれ
以上見舞いにも行くなと告げ、前を向いて行かないことには
お前の人生がダメになる事を語る。

美鈴は海野に呼び出されて病院に来る。
事故から2ヶ月たった今、そろそろ決断の時だという。
脳死の回復は難しいと告げると、美鈴はもう一度兄と話が
したい事を訴える。事故が有った日、出かける際に兄と大喧嘩
した事を謝罪したというのだった。

公安第5課の未詳に公安の課長代理・
秋元才三が尋ねてくる。
資料を差し出し、最近公安の刑事が5人亡くなっているという。
死因はあくまで病死ではあるが、5人も優秀な潜入捜査官が
短期間に亡くなるのはおかしいという。
5人の捜査官は、
芝主小次郎(47歳)、須賀篤史(35歳)、浦井広基
(52歳)、山崎啓吾(30際)、谷田理(26歳)
だった。公安への挑戦
なのか、それとも偶然なのか。すると当麻は潜入の目的と潜入先
を尋ねる。しかしトップシークレットだとして語られることは
無かった。

不審な点はなかったか検視医に尋ねるも、不自然な点はゼロ
だという。当麻は偶然にしては不自然で、皆健康診断を受けて
いることを知る。
当麻は部署に戻ると、潜入捜査官はみな別々の会社・別の職業
についている事を告げ、共通するのは一ヶ月以内に健康診断を
受けている事だという。健康診断を受けさせて何らかの罠を
仕掛けたのではないか?と告げる。

--------------------------------------------------------

潜入捜査官が短期間の間に5人も亡くなり、どれも他殺ではなく
病死であると診断される中、公安のものたちが未詳にこの件
を相談に来る。

またまた新しいSPECを持つものの存在が明らかになる。
代謝を促進して病気を治すSPECの者が居るならば、逆に病気を
誘発することの出来る特殊能力者が居るのではないかとして
それを疑っていく。

瀬文のかつての上司という事で、彼が瀬文の件で心配している
事とは反対に、彼のIDを盗み出して何やら工作している姿が
有った。

ただ金儲けの為にそんな行動を取るのではなく、娘が人質の
ような形で捕まり彼を動かしているという点で、瀬文の尊敬
する上官が悪い奴ではなかった所にどころか安心させられる
ものがあった。

ニノマエの行動は相変わらずよく分からないが、里中を動かそう
としていたのは彼なのだろうか?
当麻とニノマエの過去の映像が描かれるも、当麻が現在包帯を
している理由が描かれただけで、それ以外の描写は殆ど描かれ
ておらず、相変わらず消化不良な面がある。

今回はなんと言っても雅の存在のために砕けまくっていた野々
村が、公安第5課での部下のために、彼らを守ろうとする行動
に出たこと。反面相変わらず雅に頭が上がらない姿があり、
気むずかしい展開が続いている。


当麻紗綾 …… 戸田恵梨香 (24、公安第5課)
瀬文焚流 …… 加瀬亮 (36、公安第5課)
野々村光太郎 …… 竜雷太 (70、公安第5課・係長)

志村美鈴 …… 福田沙紀 (19、優作の妹)
海野亮太 …… 安田顕 (35、警察病院の医者)
冷泉俊明 …… 田中哲司 (占い師??)
地居聖 …… 城田優 (24、紗綾の大学の同級生)

近藤昭男 …… 徳井優 (50、捜査1課)
馬場香 …… 岡田浩暉 (40、捜査1課)
鹿浜歩 …… 松澤一之 (55、捜査1課)
猪俣宗次 …… 載寧龍二 (28、捜査1課)

正汽雅 …… 有村架純 (20、婦警)
志村優作 …… 伊藤毅 (24、瀬文の同僚)
一十一 …… 神木隆之介 (謎の少年)
津田助広 …… 椎名桔平 (42、公安部)
店主 …… 多田木亮佑 (中部日本餃子)
アラータ …… 安藤絵美 (中部日本餃子)

日比久介、西海健二郎、森永卓郎、岡村仁美


里中貢 …… 大森南朋 (元SITの上官)
里中小百合 …… 西原亜希 (梨花の母)
里中梨花 …… 堀田悠衣 (ジェニファー氏病)

安藤絵美、井上肇、杉内貴、菅原卓磨、五頭岳夫、藤田秀世
井原啓介、柴田次郎、鈴木ちるど、山本圭祐、浦崎宏
北風龍貴


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system