美丘 -君がいた日々-
(2010年7月期・日テレ土曜21時枠)

原作 - 石田衣良「美丘」
脚本 - 梅田みか
音楽 - 菅野祐悟
チーフプロデューサー - 田中芳樹
プロデューサー - 加藤正俊、小泉守
演出 - 猪股隆一、山下学美、佐久間紀佳

http://www.ntv.co.jp/mioka/


第2話 命の期限…好きだけどさよなら
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授業に出席する太一の頭を後から叩く美丘。
昨日の麻理とのデートは、私が選んだネックレスのお陰で上手く
行ったでしょう?と問うが、太一は何も出来なかったと告げる。
折角手伝ったのに・・・チューくらいしていると思ったとから
かう彼女は、天気が良いので授業をサボろうと告げる。
美丘と太一は屋上で一緒に寝ころぶ。今日は今年一番気持ちの
良い日で有り、こんな日は滅多にないという彼女。寝ころびな
がら会話する二人のことを別館にいた麻理は遠くから見ていた。

太一は直美から頼まれごとをして、美丘を喫茶店"デニーロ"に
連れていく。直美は酷い彼氏だった男に美丘が殴ってくれた
お陰で吹っ切れたとしてお礼を告げる。改めて昨日の続きと
ばかりに昼間からみんなでビールで乾杯する。

バッティングセンターに行く一行。麻理は美丘に話しかける。
麻理は美丘にこんな風に仲良くなれると思わなかった事を告げ、
太一が好きなことを美丘に告げる。美丘はそんな言葉は本人に
言った方が良いのではないか?とする。麻理と太一は誰が見て
もお似合いだという。麻理はそれならば貴方も応援してくれる
か?と問うと、良いよと告げる。

美丘は担当医の高梨の元へいく。
予約日でもないのに彼女が来たことに驚く彼。何かあったのか?
と問う彼に、色々と思うようにはいかないモノだと告げる美丘。
それを聞いた高梨は、好きな人でも出来たのか?と問うと、私は
誰のことも好きになったりしないと告げる。過去に病気が発覚
したときにつきあっている人が居たが、病気のことを打ち明け
たら離れていったという。一人では恐くいので励まして欲しか
ったが、そうはならず二度とこんな思いはしたくないし、相手
にもさせたくないと告げる。
高梨は、恋をするときは頭で考えて好きになるものではないと
語る。

翌日麻理は太一にコンサートに行かないかと彼を誘う。
偶然チケットが手に入ったという彼女。それを聞いていた美丘
は、麻理は上品だからハッキリいえないがデートの誘いだと
告げる。明日の5時からちゃんとデートして来いという美丘。

太一は美丘の元に行く。美丘は私と一緒にいたら麻理に誤解さ
れるという。麻理みたいに素敵な人はそう滅多にいないと告げ
る。しかし太一はオレがどんな気持ちで居るか分からないだろう
と告げると、美丘は私は優柔不断な太一の変わりに背中を押し
てあげただけだと告げる。

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太一は麻理からデートに誘われるも、美丘の事が気になり
麻理との関係を進められない。デートの約束の日に、バッティ
ングセンターに居る太一は偶然美丘に出会うが、彼女は突然
倒れてしまう。

ドラマとしては早くも太一が美丘に告白したことによって、
互いに現時点でのポジションを確認した話だった。

麻理がお嬢様らしく上品に美丘に対して牽制したり、太一に
対してアプローチするも、全く微動だにしない二人の関係。

今回は美丘が恋に臆病になっている理由が、過去の恋愛の話
の中から描かれていたし、彼女がまるで自由奔放に振る舞う
理由が、病気という事実の中に含まれているということで、
改めて設定自体に説得力を持たせるような展開になった。

ドラマとしては早くも感情のピークが来てしまったのではないか
と思わせるくらい最後の告白の場面に於いては盛り上がりを
見せていたし、恋に臆病になるのは美丘本人だけでなく、彼女
の失恋を知る母親にも同様に存在すると言うことで、太一との
関係に障壁になる可能性はあるけど、基本的には最後の時まで
一緒にいることになるのかな。

美丘がどういう形で太一の気持ちを受け入れ、死期までの間を
過ごしていくのか。


峰岸美丘 …… 吉高由里子 (明知大学3年生、強烈なキャラと奔放な行動力)
橋本太一 …… 林遣都 (3年生、日用雑貨屋)
笠木邦彦 …… 勝地涼 (3年生、ムードメーカー)
五島麻理 …… 水沢エレナ (3年生、東京生まれ東京育ち)
北村洋次 …… 夕輝壽太 (3年生、福島県出身)
佐々木直美 …… 中村静香 (3年生、今どきの女子大生)
峰岸始 …… 寺脇康文 (父、中堅商社の普通のサラリーマン)
高梨宏之 …… 谷原章介 (東都大学病院神経内科医師)
峰岸佳織 …… 真矢みき (美丘の母)

加門良、森田亜紀、田島茂樹、吉田エマ


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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