ドラマ24 モテキ
(2010年7月期・テレビ東京・金曜24時12分)

脚本・演出 - 大根仁
チーフプロデューサー - 岡部紳二
プロデューサー - 阿部真士、市山竜次
音楽 - 岩崎太整

http://www.tv-tokyo.co.jp/moteki/


第3話 小悪魔系な女
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カラオケ店に行く藤本と島田雄一。
島田とはこれまで趣味が合ったことがないのに、それでも彼は
友達で居てくれる有り難い存在。
藤本はいつかとはあれ以来、全く連絡を取っていなかった。
初めてではないと言っていたが、一体誰と経験したのか・・・

バスに乗って帰宅する途中、藤本は小宮山夏樹の姿を見掛ける。
髪の毛を切った姿に時の流れを感じさせる。
部屋に戻って夏樹の事を考えていると、突然15歳の自分がタイム
マシンに乗ってやってくる。15歳の自分は夏樹が初体験の人なの
かとして期待するが、初体験の人ではないがそれに大きく関係
する人で、オレが人生で一番好きになった人だという。

15歳の自分と一緒に3年前の冬にタイムスリップする。
太っていて引きこもりだった頃の藤本。あの頃は何もかも嫌に
なり死にたいと呟く毎日だった。唯一夜中の誰も居ないときに
坂道を自転車で全速で駆け抜けるのがストレスの解消法。
この日もそれをやろうとして自転車を走らせると、目の前から
女性・夏樹が現れ、なんとかぶつかるまいとハンドルを切る。
幸いごみ集積所に突っ込んだ為に被害も最小限だったが、足は
負傷し痛みで歩けなかった。それに気がついた夏樹は、自ら
自転車を運転し、デブフジを後ろに乗せて病院へと連れて行く。

幸い骨は折れては居なかった。
いつの間にか外は雪が降っており、彼女は赤い傘を先程の事故
現場で忘れてきてしまったという。すぐに物を忘れてきてしまう
という彼女。デブフジは思い切って、傘を拾っておくので連絡
先を教えて欲しいと告げる。しかし傘はもう良いと告げると、
デブフジはblogを書いているので、豚骨スコールで検索して
見て下さいと語る。

暫くは連絡がなかったが、ある時突然メールが飛び込んでくる。
傘を返すという名目で逢うことにする。
食事をしながら語り合う二人。頃合を測って藤本は彼女の手を
握る。藤本は気持ちを込めて、なんだか凄く楽しくて・・・・
オレではダメですか?と語りかける。すると夏樹は一年前に婚約
していたが、自分のせいで破談になり、今は男の人とつきあう
気になれないという。また遊ぼうとして別れようとするが、
藤木は思いきって最後に抱いても良いですか?と告げる。すると
両手を広げて迎入れてくれる彼女に思わず飛び込み、大好きだ
と語る。自分は30kg痩せるので、その時はまた逢って欲しいと
告げる。彼女は次に逢うときは春頃になるわねと告げる。

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幸世が過去にもっとも好きだったとする夏樹の姿を見掛ける中、
過去から学生の頃の幸世がやってきて、自分が初体験する相手
を知りたいという。もしかしてその相手は夏樹なのか?と言うが、
彼女ではなく、彼女は初体験に大きな役割を果たしただけだと
いう。

引きこもりだった時代のデブフジがどうやって現在の姿に戻った
のか。社会復帰の影には、好きになる女性の姿があったという
感じの話だった。

酒を飲むことで見境無く関係を持ってしまう夏樹。
男性にとっては都合の良い存在ではあるが、幸世にとっては
関係の有無よりも好きになってから関係を持ちたいとする
生真面目な一面が有るような感じ。

今回デートに誘い、見事夏樹にokを貰ったときには、その喜び
が踊りで表現された。森山未來くんの踊りがとても上手いので
驚いた。なんかいつまでも見ていたい気にさせるものだったね。

島田と幸世の関係が描かれ、島田の親友思いの一面が描かれた
けれど、皮肉にも夏樹と関係を持ってしまう辺りは、なんとも
複雑。

幸世はデートする中、ついに関係を持つチャンスが訪れるが
これだけの決定打の中、どうやって彼女の誘いを交わしたのか。
そして幸世の初体験の相手は誰なのか。


藤本幸世 …… 森山未來 (もてない29歳)
土井亜紀 …… 野波麻帆 (派遣、受付嬢)
中柴いつか …… 満島ひかり (20歳、カメラマンアシスタント)
小宮山夏樹 …… 松本莉緒
林田尚子 …… 菊地凛子

島田雄一 …… 新井浩文 (幸世の友人)
島田ユリエ …… 堀まゆみ (妻)
藤本幸世(デブフジ) …… 森田実 (2006年ネット依存時代)


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