ドラマ24 モテキ (2010年7月期・テレビ東京・金曜24時12分) 脚本・演出 - 大根仁 チーフプロデューサー - 岡部紳二 プロデューサー - 阿部真士、市山竜次 音楽 - 岩崎太整 http://www.tv-tokyo.co.jp/moteki/

第8話 三角関係キス
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幸世はいつかを連れて漫画家・小野坂オムの仕事場を訪ねる。
そこには土井亜紀がアルバイトしていた。
いつかと土井が鉢合わせすることで、幸世は修羅場を想像する
が、実際にはまだそこまでの関係ではないと考え直す。
いつかはオムに先生の大ファンだとするが、素っ気なくするオム
に怒らせてしまったか?と心配する。しかし土井は、執筆中は
いつもこんな感じだとしていつかを慰める。そして仕事を手伝
ってくれないかといつかたちに声を掛ける。

土井はオムとしか逢わないだろうとして、ほぼスッピンで来た
事を後悔する。しかし幸世は私と食事する約束をしていたのに、
キャンセルして女性とこんな所に来るとはどういうつもりかと
不安に感じる。まさか二人で私のことを馬鹿にしているのか?
と疑問に思う。

ベランダで幸世といつかは語り合う。
土井さんはとても綺麗な人だといういつかは、オム先生と付き
合っているのか?と告げる。凄く家庭的で良い奥さんになれる
という。いつかはまたこの場所に来るとは思わなかったとして、
かつて墨田と関係を持った際にここに来た事を告白。それを
聞いて幸世は心配するが、それに気がついたいつかはもう吹っ
切れていると元気な姿を見せる。

昼食は、土井が作った三種のカレーライスだった。
みんなで食卓を囲む中、いつかは土井に対して素敵な女性で
憧れると告げる。男性はみんな土井みたいな人が好きだという。
土井もいつかの肌の綺麗さを誉めると共に、幸世と付き合って
いるのか?と尋ねる。それを否定する二人。土井は付き合って
居る人が居るのか?と尋ねると、居ないので誰か紹介してと
答えた。

幸世は、自分は一体どちらと付き合いたいのか考える。いつか
と居ると自分の醜い部分も知られている為、飾らなくても良いの
で楽だとするが、ルックスでは土井の方がタイプだと考える。
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幸世は土井との約束をキャンセルして、いつかを漫画家の元に
連れていく。そんな彼の行動の意味が分からず、土井が振り回
される中、幸世にも彼なりの言い分が有るのだった。

幸世のしたいことが全く分からないのが困った所。
目の前にチャンスが訪れているにもかかわらず、お約束のように
自らそのチャンスを潰していく姿。

土井といつかを鉢合わせさせるシチュエーションは面白かった
し、あの食卓での静かなる戦争の場面は、誰もが味わいたくない
緊張感を持っていて、逆に笑えるシーンだった。

幸世には土井の仕掛ける作戦が通じない辺りの気難しさが存在
するが、やっぱり彼のしている事が理解できないところ。

土井と幸世が階段で激しく言い争うシーンなど、モテナイ男の
姿はなく、寧ろこれまでのイジイジとしていた幸世の姿は
無かったけれど、土井の仕掛けた男女の駆け引きが逆に仇と
なった感じで、しかもいつかに聞かれてしまうという最悪の
シチュエーション。
幸世が可愛そうと言うよりも、いつかが可愛そうなドラマに
なっている。

しかし尚子はわざわざ幸世を心配して上京してくるとは、彼の
事を相当好感を持っているのではないか。


藤本幸世 …… 森山未來 (もてない29歳)
土井亜紀 …… 野波麻帆 (派遣、受付嬢)
中柴いつか …… 満島ひかり (20歳、カメラマンアシスタント)
小宮山夏樹 …… 松本莉緒 (幸世が一番好きな女性)
林田尚子 …… 菊地凛子 (ヤンキー、同級生)

島田雄一 …… 新井浩文 (幸世の友人)
島田ユリエ …… 堀まゆみ (妻)
藤本幸世(デブフジ) …… 森田実 (2006年ネット依存時代)
藤本幸世(15歳) …… 泉澤祐希

墨田 …… リリー・フランキー
小野坂オム …… 浜野謙太

森田完、中村まこと、辻修
大西陽平、平良良樹、菅野広恵、北村舞、八鹿愛、森谷初美
井上望

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)