ドラマ24 モテキ (2010年7月期・テレビ東京・金曜24時12分) 脚本・演出 - 大根仁 チーフプロデューサー - 岡部紳二 プロデューサー - 阿部真士、市山竜次 音楽 - 岩崎太整 http://www.tv-tokyo.co.jp/moteki/

第11話 裏切りSEX / サマーヌード
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幸世の初恋の相手・桜子先輩と島田が関係を持っていた事を
知る。そんな島田は夏樹とも関係を持ち、妻のユリエと離婚
する事になった事を知る。ずっと親友で居て、彼は自分がどれ
だけ彼女の事を好きだったか知っていたのに・・・

夢の中で幸世は、島田を問い詰めるが、こんな展開は絶対無理
だと目覚めた幸世は考える。何か参考になる文献はないのか?
男らしい決めぜりふのある漫画を探すも見あたらない。
幸世は両親に、今から友人の元に行かねばならないとして、
車を出してくれるよう頼むが、そんな元気があるならば早く仕事
を見つけろと父親に怒鳴られる。
ベッドに寝そべる幸世の元に島田からメールが届く。
明日の午後2時に雷神社に来てくれというもの。

島田はその頃、夏樹と共にホテルに来ていた。
島田は夏樹がこっちに来ていることをまだ幸世が知らない事を
告げ、順番を守って話さないとややこしい事になる事を告げる。
幸世はまだ夏樹のことで引きずっているので、逢って欲しいと
告げる。
島田はあの時夏樹と逢ったのが運の尽きだったと思い浮かべる。

夏樹との再会は半年前だった。
飲み会の際にトイレにいくと、男性にナンパされている夏樹の
姿が有った。彼女は酔っており、終電が無いので一緒につれて
いってと島田にすり寄ってくる。一緒にホテルに泊まるも、
彼女からの誘いを断り、友達には手を出さない事を告げる。
お前はすぐにHするから友達が居なくなるのだと告げると、夏樹
は島田に男友達になって欲しい事を告げる。島田はそれを受け
入れる変わりに、幸世と逢ってくれる様頼む。幸世は夏樹との
トラウマで女性に偏見を持ち付き合えないでいる事。変に
気を持たせるような事をせず、別れるよう告げる。その際に
酒は決して飲むのではない事を告げるが、結局夏樹と幸世は
酒を飲んで盛り上がり、キスしたあとラブホテルへと直行する。

結局あの時は幸世が役に立たなかったので、Hしていないのも
同じ事だという夏樹。それに彼は現在モテキだと言っていたので
大丈夫だという。島田は夏樹に酒の飲み方を覚えろと告げる。
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幸世は桜子先輩の訃報を知り実家に帰省する中、親友の島田が
彼女と関係を持っていたことを知る。更に夏樹とも関係を持っ
ている事が明らかになっていく。

幸世と夏樹が以前に関係を持とうとしたシーンが有ったけれど
その時の真相が描かれた。
幸世と島田が今まで親友という事で言い合えなかったこと、
そして互いに伝えられない事実が有る事が明らかになる。
結局夏樹は幸世に好意はなく、単なる酒の力だったという事で
それを知れば明らかに関係や気持ちが断ち切れるのかな。

一つのことがきっかけで親友の関係が解消されるかと思った
けれど、幸世の中でも彼のことを許したい心が有ったり、
何より女性関係以上に、男の友情というものを優先する形で
結論を持って行く辺りは、学生時代からの二人の強固な関係
というものが上手く描かれている。

女性に対するトラウマばかりでなく、島田を信じられなくなっ
たら幸世の人間不信は更に一層危険なものになっていくかと
思われたけど、寸前の所で上手く引き留めたし、橋の上から
二人して落下する姿は滑稽なものがあった。

ただ正直、島田の行動を見ていると、幸世が人間不信に陥る
には十分過ぎるほどの裏切り好意の繰り返しの構図がそこには
有るな。

夏樹に対してすぐにHするから友達が居なくなるとしていたが、
それは寧ろ島田に当てはまる部分である。

実家に帰省したのに相変わらず林田尚子が絡んでこないのが
やや不自然かな。


藤本幸世 …… 森山未來 (もてない29歳)
土井亜紀 …… 野波麻帆 (派遣、受付嬢)
中柴いつか …… 満島ひかり (20歳、カメラマンアシスタント)
小宮山夏樹 …… 松本莉緒 (幸世が一番好きな女性)
林田尚子 …… 菊地凛子 (ヤンキー、同級生)

島田雄一 …… 新井浩文 (幸世の友人)
島田ユリエ …… 堀まゆみ (妻)
藤本幸世(デブフジ) …… 森田実 (2006年ネット依存時代)
藤本幸世(15歳) …… 泉澤祐希

墨田 …… リリー・フランキー
小野坂オム …… 浜野謙太 (漫画家)
神崎桜子 …… 篠原友希子 (先輩)
幸世の父 …… でんでん
幸世の母 …… 戸村美智子
ブル子 …… 小林きな子 (後輩)
吉野 …… 野間口徹 (新しいオムの担当)

森本のぶ、植木夏十、ゆかわたかし、山本裕子、兼松若人
中井澤亮

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)