もやしもん
Tales of Agriculture
(2010年フジテレビ・ノイタミナ枠)

原作:石川雅之
監督:岩本晶
監督:森田淳也、梨木友穂
構成:高橋ナツコ
脚本:石川雅之、高橋ナツコ、武上純季
音楽:鴨宮諒

http://moyashimon.noitamina.tv/


第8話 別れ
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農大でも収穫祭の時期がやってくる。
農志会では大豆が豊作。樹が作った米も豊作だったことも有り
収穫祭には出品するという。
長谷川と沢木は、関係が近づき二人の間にも良い雰囲気が漂っ
ていた。発酵蔵でも発酵食品や酒類を販売しようという長谷川。
美里と川浜は堂々と酒が売れると喜ぶが、収益は発酵蔵の維持
の為の資金にするという。発酵蔵は樹教授の悲願であり、長谷川
も張り切っていた。

美里と川浜は沢木に手伝って欲しい事があるとして彼を呼び出す。
授業をサボって行った先には、マゲイというリュウゼツランの
一種が植えてあり、そこからプルクを造って一儲けしようと
いうのである。
授業に出ずに何をしていたのか?と及川に尋ねられるが、沢木は
誤魔化す。そんな中、蛍が食堂にやってくると生徒たちがざわ
めく。蛍は正式に発酵蔵を手伝うことになったという。
及川は蛍に対して、やりたい事をやっているように見えると告げ
沢木のことが好きだから女の子になったのか?と尋ねる。

そんな中、長谷川から授業が終わった後に、ゼミ生全員を研究室
に招集する。
長谷川から出店計画が発表され、みんなにその為の仕事の割り
振りが為される。プルケは美里と川浜、女性達は味噌や醤油。
味噌は500g100円で売るという。ヨーグルトのパッケージを作成
し、納豆もきちんとワラの中に入れるのだった。そんなみんなの
活動を見て、長谷川は笑顔を振りまく。長谷川がそんな風に
笑うところを見て、ゼミ生たちは驚きを覚える。

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収穫祭が近づき、樹のゼミでも出品するという。
長谷川が取り仕切ってその為の準備を行う中、収穫祭の前日
は長谷川の24歳の誕生日である事を知る。

長谷川の悲しき境遇を見せられる話であると共に、何故蛍が
女装しているのかが明らかになる。

前々から長谷川に関して、父親からの圧力は感じていたけど、
ここでついに研究室から立ち去ってしまうのか。

長谷川最後とばかりに、眠っている彼女に取り付く菌の戦いが
色っぽく描かれ、視聴者サービスをした訳だけど、彼女は
本当に居なくなってしまうのか?

長谷川の見せた笑顔なども、ようやくまとまりかけてきた
ゼミ生たちとの関係性を上手く表しているし、研究途中にして
立ち去る彼女をどのようにして引き留めるのかが、今後の
展開なのかな。

人は人生に於いて選択する度に自分の限界を決めてしまって
いる。可能性に挑戦しないままで跡を継ぐのはもったいない
とする蛍の台詞に、長谷川がどう影響を受けるのか。


沢木惣右衛門直保 …… 中村優一 (大学生)
武藤葵 …… ちすん (ミス農大、UFO研会長)
及川葉月 …… はねゆり (沢木の同級生)
美里薫 …… 西田幸治 (大学生)
川浜拓馬 …… 木村明浩 (大学生)
結城蛍 …… 岡本あずさ (大学生、沢木の幼馴染み)
長谷川遥 …… 加藤夏希 (大学院生)
樹慶蔵 …… 黒沢年雄 (教授)
A.オリゼー(声) …… 冬馬由美 (菌)

菌の声 - 川野剛稔、古森奈保子、中村優一

長谷川の父 …… 団時朗

藤重政孝、加藤裕月、田辺桃子


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