夏の恋は虹色に輝く
(2010年7月期・フジ月曜21時枠)

脚本:大森美香
プロデューサー:三竿玲子
演出:澤田鎌作、小原一隆

http://www.fujitv.co.jp/natsuniji/index.html


第7話 涙のバースデー
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事務所で大雅と詩織はキスする。しかし青木達が戻ってきた
為に先に詩織を外に出させる事に。詩織は何でこんな事になっ
たのかと呟くと彼に、無かったことにして欲しいと頼む。
詩織は海が通う水泳教室に迎えに行くと、ママ友たちから
もう少しで海の誕生日であることを指摘され、一緒に誕生日会
をしないかと誘われる。
そんな詩織の姿を影で見ていた大貴は、彼女の様子が変わった
事に気がつくのだった。

大雅は慶太に電話し、詩織にした事を話す。
自分は弱っている女性にしてはいけないことをしたと反省しき
りの大雅だった。しかしこれが本物の恋であるとして、初めて
こんな気持ちになった事を素直に喜ぶ。

詩織の義母たちは、大雅と真知子の旅番組を見る中で、春樹
に対して、現在詩織が勤めている事務所は彼らが所属している
所であると告げる。

学童では8月の誕生日の生徒たちを祝う中、海は蒼空くんを
誕生日会へと誘う。しかしその時蒼空の母が迎えに来て、彼を
連れて帰ってしまう。しかし蒼空は海に誕生日には行くことを
約束する。

大雅は夕食を作っていると大貴が帰宅する。大貴は大雅に最近
詩織に何かあったのか尋ねる。そして大貴は日曜日に彼女たち
をまたこの家に呼ぼうと告げる。日曜日は海の誕生日である事。
そしてその海がパーティをやりたがっていた事を告げると、
大雅は初耳だとして驚く。

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大雅は詩織にキスをするが、詩織は彼からの気持ちを受け止める
事が出来ず、無かったことにして欲しいと頼む。
そんな大雅に、今度は事務所の後輩・桜からの告白、キスが
有り、互いの恋心は揺れ動く。

詩織にしてみれば、亡き夫に操を捧げているだけでなく、女性
一人で娘の海を育てると決意した事によって、これまでの
苦労に対して気概心を見せて対処してきたところがあるんだろ
うね。

人との出会いによって生まれた新たな感情によって、人生の
経験をし、それが役者としての能力に転嫁されていく。
ドラマとしての流れとしては上手いものがある。

詩織は関係を否定しつつも、どの場面に於いてもあふれるばかり
の感情が顔を覗かせている事もあって、陥落するのは近い感じ。
それを直接的な表現だけでなく、海という人物を介して伝わって
行くのだから、止めようもないところ。

ドラマとしては、桜や春樹という人物を使って、関係を引き
はがして遠回りさせようとするも、ちょっと二人の間に入り込む
余地があるのかなという気がする。
詩織が春樹の中に、亡き夫の姿を見かけて実家行きを決意する
とかいう展開が有るのかな。

最後の海の誕生日の演出もなかなか良かった。
役者としてはなかなか実を結ばない彼だけど、恋愛に於いて
は色んな武器を持っているキャラクターだね。


楠大雅 …… 松本潤 (26歳、次男)
北村詩織 …… 竹内結子 (30歳、子持ち)
楠大貴 …… 沢村一樹 (35歳、長男)
宮瀬桜 …… 桐谷美玲 (22歳、芸能人)
植野慶太 …… 笠原秀幸 (25歳、二世タレント)
伊良部譲 …… 永山絢斗 (26歳、実力派俳優)
青木久雄 …… 松重豊 (42歳、事務所)
楠航太郎 …… 伊東四朗 (65歳、名俳優)
楠真知子 …… 松坂慶子 (55歳、妻)

鳩間新市 …… 小倉一郎 (事務所)
志賀光治 …… 大下源一郎 (事務所)
山本とし子 …… 猫田直 (楠家のお手伝い)
北村海 …… 小林星蘭 (詩織の娘)
野崎佳奈 …… 小松彩夏 (副担任)
三池蒼空 …… 井上瑞稀 (上級生)
陽菜 …… 春日香音 (海の同級生)
太郎 …… 中西龍雅 (海の同級生)
鳥山 …… やべけんじ (学童の先生)
曽我部 …… 本田清澄 (大貴の学校の教師)

北村君江 …… 市毛良枝 (母)
北村春樹 …… 塚本高史 (次男)

新妻さと子、川田希、春日井静奈


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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