ねこタクシー
(2010年1月)

脚本:永森裕二・イケタニマサオ・田村計・相原光・柳澤里恵
演出応援:野尻克己
音楽:野中"まさ"雄一
プロデューサー:飯塚達介・森角威之
ラインプロデューサー:岩城一平
編集:石川真吾

http://www.nekotaku.info/



第1話 みこがみ
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元教師で現在アサヒタクシーの運転手をしている間瀬垣勤
今日も客を乗せてひた走る。
内臓脂肪蓄積型肥満だという客から話しかけられるも、勤は
必要最低限にしか受け答えが出来ず、嘘でも会話を広げられ
れば良いのだが・・と自ら思うもやっぱり出来ない。
客がタバコを吸おうとしているのを見て禁煙であることを告げ
るが、客から電車の何倍の金を掛けてタクシーに乗るのは快適
な空間だと思っているからだとして、窓を開けて吸えば良いだ
ろうと勝手に仕切られ、タバコを吸われてしまう。

勤が定期的に営業の場としているのは、駅と
百見市民病院
往復。僅かワンメーターの区間だが、勤にとっては適度な距離。
他人との長距離の時間を共に過ごすなんて考えられないこと
だった。
今日も病院から客を乗せていくが、客からは運転手がタバコを
吸うことに対してクレームがつく。私みたいなタバコの臭いが
嫌いな人は沢山いるとし、今まで喫煙者の事を我慢してきた
のだから、これからは喫煙者が我慢しなければならない事を
言われ、正論なので言い返せずにいた。

勤は近くの公園にタクシーを止めると、ローカルラジオに耳を
傾ける。無駄に可愛い声のDJに、聞いたこともない曲が流れる
事に心地よさを感じていた。そして公園で一足早い夕食の弁当
を食べる。落ち着ける空間。しかし公園の土管の中に、ネコが
居ることが分かる。ネコの首輪には"御子神"と書かれていた。
弁当をあげるかどうかで悩むが、ここで与えたら負けだという
妙な思いにとらわれて、あげることが出来ず立ち去る。

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人と関わるのが苦手なタクシー運転手の勤。
そんな彼の元には、変わった客ばかりがやってきて益々人間関係
に於けるネガティブさを実感していく。
そんな中、彼の前に一匹の猫が現れる。果たして御子神と呼ば
れるネコは彼に幸福をもたらすのか。

人間と会話するのが苦手にもかかわらず、学校の教師をしていた
という設定だったり、娘からも避けられて居るであろう父親の
威厳の無さに戸惑いつつも、動物と接していくことでそんな
軌道を修正していくのかな。

教師時代に何らかのミスなり人間関係に辟易する何かが有ったの
か。

最も納得がいかないのは、勤の妻には、妻・鶴田真由、
娘・山下リオだったりするところだけど、こんな環境に置かれ
れば、それだけで人生が楽しそうだけどね。

常識を失っている乗客たちの姿に憤りを感じるも、予告を見る
限り、ネコの存在が勤のウィークポイントである愛想の無さ、
会話の無さを補ってくれそうだし、期待できるものとなるの
かな。

動物系、子供系ドラマに取りあえず外れは無し?

間瀬垣 勤 - カンニング竹山 (40歳。元中学校の教師)
間瀬垣 真亜子 - 鶴田真由 (勤の妻。中学校の教師)
間瀬垣 瑠璃 - 山下リオ (勤・真亜子の娘。中学3年生)

沼尻 崇 - 甲本雅裕 (タクシー会社勤務の運転手)
山梨 景子 - 李千鶴 (タクシー会社の無線配車係)
真泉 平 - 高橋長英 (タクシー会社の営業所長)
DJみちる - 加藤英美里 (コミュニティラジオ局「FMムカデ」のDJ)

御子神さん - みーすけ(オスの三毛猫「御子神」)


リッキー、森里一大、麻生絵里子、立石ゆかり、小田切洋
小田切真


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