ねこタクシー (2010年1月) 脚本:永森裕二・イケタニマサオ・田村計・相原光・柳澤里恵 演出応援:野尻克己 音楽:野中"まさ"雄一 プロデューサー:飯塚達介・森角威之 ラインプロデューサー:岩城一平 編集:石川真吾 http://www.nekotaku.info/ |
第3話 ぶらさがり
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勤は仕事を終え事務所に戻る。タクシー運転手に日報は義務。
毎回のように今日は頑張れなかったので次回頑張ると記載する。
御子神との出会いから二週間が過ぎる。
仕事の日は必ず土管公園へいく。行く途中にコンビニで御子神
のご飯を買っていく。
タクシー運転手には何故かギャンブル好きが多い。
しかし勤はギャンブルに興味はない。
そんな中、勤と同じ車に乗る沼尻が仕事から戻ってくる。
勤を見るとタクシーの室内が汚れている事に対して文句を告げ
る。犬連れの客とか乗せたのか?と言われそのせいで40分のロス
だと告げる。勤は謝るしかなかった。
御子神の食事も月の小遣い15000円の中からやりくりする。
もうこのままでは限界。しかし野良猫の食事で小遣いを使い果
たしたとはとても言えなかった。
帰宅する勤。すると妻の真亜子も徹夜で仕事をしていた。
娘・瑠璃が入試直前の集中講習に参加したいと言っている事を
勤に話す。しかし12回で8万円もする講座。しかも家には英語
の教師が二人もいるのに。そう告げる妻にしょうがない語る
勤に対して、貴方は先月幾ら家に入れてくれたのか?と問い、
しょうがないと言える立場では無い事を言われる。更に苦手な
事とはいえそろそろタクシー運転手の仕事にも慣れ、コツが
身に付く物ではないか?と問われる。みんな何処でも生き残り
の為に頑張っているとし、私はもう疲れたと妻は語る。
勤は今月は頑張れそうだからと言うのが精一杯だった。
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家計が苦しいことを知り、今のままではダメだと感じた勤は
自分にも甲斐性を求めて、売り上げナンバー1である沼尻に
儲ける為のコツを教えて貰うことになる。それを教えてもらう
変わりに、有ることを頼まれる。果たしてその頼まれごととは
一体何なのか。
娘の瑠璃から嫌われている勤。
ようやく本気を出す気になった勤が、娘にガンバるからと告げた
途端に、今まで本気じゃなかったんだと言われる辺り、なんと
なく見透かされている感じがする。
妻と娘が戦う中で、自分だけが逃げていると感じた勤も、家族
がまた一緒の時に気がついて良かったのかも知れない。
離婚話なんかが浮かび上がってしまったら大変だものね。
今後何故勤が教師を辞めたのかという辺りに言及されることは
有るのだろうか。
沼尻は借金があるのか、そして頼みたいこととは自分の子供の
勉強のことではないかと想像する物があるけど、その辺は次回
に期待したい。
猫一匹食べさせられないものに家族を持つ資格はないとした
辺り、納得させられる物があった。
間瀬垣 勤 - カンニング竹山 (40歳。元中学校の教師) 間瀬垣 真亜子 - 鶴田真由 (勤の妻。中学校の教師) 間瀬垣 瑠璃 - 山下リオ (勤・真亜子の娘。中学3年生) 沼尻 崇 - 甲本雅裕 (タクシー会社勤務の運転手) 山梨 景子 - 李千鶴 (タクシー会社の無線配車係) 真泉 平 - 高橋長英 (タクシー会社の営業所長) DJみちる - 加藤英美里 (コミュニティラジオ局「FMムカデ」のDJ) 美濃部進 - リッキー (タクシー会社) 御子神さん - みーすけ(オスの三毛猫「御子神」) 評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0) |
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