ねこタクシー
(2010年1月)

脚本:永森裕二・イケタニマサオ・田村計・相原光・柳澤里恵
演出応援:野尻克己
音楽:野中"まさ"雄一
プロデューサー:飯塚達介・森角威之
ラインプロデューサー:岩城一平
編集:石川真吾

http://www.nekotaku.info/



第4話 うんめい
--------------------------------------------------------
明日から沼尻の研修が始まる。
ネコ一匹さえ食べさせられない俺が家族を持つ資格はないと
考えた勤は、沼尻から荒稼ぎの方法を教えて貰い一目置かれる
存在になりたいと考える。気になるのは沼尻が交換条件として
要求してきた事だった。

翌日、沼尻の運転するタクシー営業の助手席に座る勤。
沼尻の運転は荒く、如何に早く目的地に到着するかが彼のモッ
トーだった。開始2時間で早くも15組の客を乗せていた。
タクシー運転手の平均月収は23万円。重労働なのに年収は300万
にも満たない。規制緩和で8千台のタクシーが増えたにもかか
わらず、客は5千万人と減っている。値上げ、禁煙など全部守って
いたら商売になどならないという。甲斐性一つで結果が変わって
くるという言葉に勤は耳の痛い思いがする。

沼尻は営業外エリアでも客を乗せていた。誰も気づきはしない
という。紳士協定、縄張りなど古いとし、運転は荒いが早く着く
ので誰も文句を言わないという。自分から攻めないとダメだと
いう沼尻。何でここまでするのか?という問いかけに、給料制
ならばノホホンとしているという。タクシー運転手には被害者
面する人もいるが、この仕事を選んだのは自らの決断だという。

--------------------------------------------------------

勤はタクシー運転手のノウハウを学ぶために、沼尻に頼み込んで
同乗させてもらう。そこで勤が見た物とは一体何なのか。

紳士協定・ルール違反をするだけで金を稼げるのならば誰でも
行ってしまいそうな感じもする。

スピード命をモットウにしている面は、十分に持ち味とはなる
けど、タクシー運転手を選んで搭乗する人っていうのも少ない
だろうから、地道に名刺を配って営業を重ねるしかないのかな。

ネコの命をぞんざいにする客と沼尻。
取りあえず轢かれたネコが亡くならずに良かったけど、そんな
に心配ならば勤もすぐに下りるべきだと思う。

サービス業であるタクシー運転手のそれぞれの個性有るサービス
によって、面白く差別化を図っていきそうな流れだった。
ネコの存在はそのアイテムの一つとして面白く存在していると
思う。

間瀬垣 勤 - カンニング竹山 (40歳。元中学校の教師)
間瀬垣 真亜子 - 鶴田真由 (勤の妻。中学校の教師)
間瀬垣 瑠璃 - 山下リオ (勤・真亜子の娘。中学3年生)

沼尻 崇 - 甲本雅裕 (タクシー会社勤務の運転手)
山梨 景子 - 李千鶴 (タクシー会社の無線配車係)
真泉 平 - 高橋長英 (タクシー会社の営業所長)
DJみちる - 加藤英美里 (コミュニティラジオ局「FMムカデ」のDJ)
美濃部進 - リッキー (タクシー会社)

御子神さん - みーすけ(オスの三毛猫「御子神」)


芹沢健志 - 長谷川公彦 (タクシー運転手)
竹下幸之助 - 谷川昭一朗 (教育庁の偉い人)
志田留美 - 岩瀬優希 (竹下の愛人)

大橋芳枝、いわきぴーのすけ


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system