ねこタクシー
(2010年1月)

脚本:永森裕二・イケタニマサオ・田村計・相原光・柳澤里恵
演出応援:野尻克己
音楽:野中"まさ"雄一
プロデューサー:飯塚達介・森角威之
ラインプロデューサー:岩城一平
編集:石川真吾

http://www.nekotaku.info/



第6話 つとむ
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AM7:34、一日の中で一番嫌な時間。自分だけが世間に取り残さ
れた感覚に陥るから。しかし今日は違う緊張感で包まれていた。
妻の真亜子にネコを飼いたいことを話そうとしていたからだっ
た。きっと怒る違いない。
御子神の世話をしている中で、妻にネコの存在を見られてしま
う。どういう事なのか?返すことは出来るんでしょう?と質問攻め
の彼女に、家族にしたい事を告げる。娘の瑠璃も賛成してくれる
はずだという。

AM8:12。瑠璃も読んで家族会議。
勤は御子神との経緯を語る。
すると真亜子は、ここがペット禁止のマンションだと知っている
でしょう?と問うと、この子の居るスペースが無いこと、経済的
に余裕がないこと、ネコ同伴のタクシーの営業が許されるのか
という事、瑠璃は今年が受験なので気が紛れる事を告げる。
しかしそれを聞いていた瑠璃は、ネコを飼うことが何の障害
になるのかと反論し、代えって息抜きになる事を告げる。
このネコは父さんを救ったとし、ネコのタクシー営業も父さん
のアイディアだとし、父さんが初めて意見を言っている事を
告げる。すると真亜子はちゃんと二人で面倒を見られるのか?
とし、反対しながらも、一応許可をくれるのだった。

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ついにネコを家族として迎えたい事を妻・真亜子に話す勤。
呆れる真亜子に対して、意外にも勤の援護射撃をしたのは
娘の瑠璃だった。

想定していた展開ではあるけど、娘との関係、そして妻との
関係がネコを通して円滑になっていく所などは、なかなか
面白いものがあった。

ネコなどのアレルギーは複合的な要因が有り、ストレスや過労
などでも引き起こるというのは、ちょっと意外だった。

ようやく勤らしさというのが仕事上でも生かされる事になり
ネコがタクシーの営業に及ぼす影響力という事に期待するもの
が有ったけど、逆に今回はネコを扱う上での注意事項が有る
事を、展開の中で見せつけるような話で、負の影響力という
ものが描かれた。ただ負の影響といっても前向きな展開が
用意されていたことで、逆に勤のやる気なんかも見せられる
話で、それに協力する家族の構図がとても微笑ましく思える。

しかし現実のタクシーでこういうアイディアを使っている人
が居ない所を見ると、やはりタクシー営業での動物ってNGなの
かな。

間瀬垣 勤 - カンニング竹山 (40歳。元中学校の教師)
間瀬垣 真亜子 - 鶴田真由 (勤の妻。中学校の教師)
間瀬垣 瑠璃 - 山下リオ (勤・真亜子の娘。中学3年生)

沼尻 崇 - 甲本雅裕 (タクシー会社勤務の運転手)
山梨 景子 - 李千鶴 (タクシー会社の無線配車係)
真泉 平 - 高橋長英 (タクシー会社の営業所長)
DJみちる - 加藤英美里 (コミュニティラジオ局「FMムカデ」のDJ)
美濃部進 - リッキー (タクシー会社)

御子神さん - みーすけ(オスの三毛猫「御子神」)


町田麻美 - 味里 (アレルギーの客)

多菊八重、駒走秀樹、多朽亜須沙

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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