ねこタクシー (2010年1月) 脚本:永森裕二・イケタニマサオ・田村計・相原光・柳澤里恵 演出応援:野尻克己 音楽:野中"まさ"雄一 プロデューサー:飯塚達介・森角威之 ラインプロデューサー:岩城一平 編集:石川真吾 http://www.nekotaku.info/ |
第7話 いわかん
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PM3:34。勤は御子神さんを動物病院に連れて行く。
獣医師によるとネコは10歳を越えており、年齢からすると
奇跡の健康状態だという。ネコの10歳は人間にすると還暦(60
歳)を過ぎているとの事で高齢だった。
PM8:34。自宅にいた勤は瑠璃と話をする。真亜子は学校の試験
の採点中だった。ネコのお陰で家族の会話が増えたことを
実感。特に瑠璃はよく笑うようになり、彼女が悪うと家族が
自然に微笑みが出るようになっていた。
AM11:15。勤は病院に行くと脳障害で入院中の沼尻の息子で
小学3年生のケンタくんの為に英語の授業を行う。
ケンタは頑張るが口癖になっていた。恐らく大人がその言葉
を聞くことで安心する事を自然に身につけたのだろうと想像す
る。
AM8:55。
勤にも常連客が4人つく。
病院通いの藤堂武忠。アレルギーの有る町田麻美。
ホステスのリンリン、そして出勤前にネコと戯れるだけに
タクシーに乗車する謎のサラリーマン、二宮則男だった。
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勤にも常連客が付き始める中、娘・瑠璃の家庭訪問が開始され
る。瑠璃から担任の話を聞くと、先生は柔道家で、成績のいい
人を贔屓する所があると言うが・・・
この担任の教師を登場させることでどういう意図があるのか。
最後に勤が瑠璃に謝罪していたけど、謝罪する意味がイマイチ
分からない。娘に対して及び腰である事は分かるけど、そんなに
酷いことをしたという印象はなかったな。
教師さえも、沼尻と似たような人物という世の中。
そして現実を分からせるという教師の教育論に対して、勤も
負け組の生徒に該当するような人物という事で、違和感を
感じていく。
まぁこんな教師が居ても可笑しくないけど、当初は家庭訪問に
於けるお菓子などは差別になるので、決して口にはしないよう
なことを言っていたのに、勤が同業者だとするとザックバラン
な関係になってしまう所が、教師としての裏表を見せられた
様で、こんな関係を勤は嫌になり教師を辞めたりしたのかな。
人は余裕が出来ると逆に細かい事が気になりはじめるという
のは確かかも。
間瀬垣 勤 - カンニング竹山 (40歳。元中学校の教師) 間瀬垣 真亜子 - 鶴田真由 (勤の妻。中学校の教師) 間瀬垣 瑠璃 - 山下リオ (勤・真亜子の娘。中学3年生) 沼尻 崇 - 甲本雅裕 (タクシー会社勤務の運転手) 山梨 景子 - 李千鶴 (タクシー会社の無線配車係) 真泉 平 - 高橋長英 (タクシー会社の営業所長) DJみちる - 加藤英美里 (コミュニティラジオ局「FMムカデ」のDJ) 美濃部進 - リッキー (タクシー会社) 御子神さん - みーすけ(オスの三毛猫「御子神」) 藤堂武忠 - 山田明郷 (病院通い) 二宮則男 - 日野陽仁 (謎のサラリーマン) 町田麻美 - 味里 (アレルギーの客) リンリン - 澁谷晶己 (キャバ嬢) 山田高志 - 佐々木卓馬 (瑠璃の担任、柔道でインターハイ) 沼尻ケンタ - 鈴木大輝 (入院) 評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0) |
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