ほぼ8夜連続のSP
ドラマおじいちゃんは25歳

脚本/酒井雅秋、山名宏和、川辺優子
番組総指揮/馬場康夫
EXプロデューサ/白石統一郎、熊谷信也
プロデューサ/岡本真、長生啓、中沢晋
企画・プロデュース/蔵本憲昭
構成/山名宏和
監督/田中誠

http://www.tbs.co.jp/og25/


第7話
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栗原稔は最近体調が優れずにいた。病院に行き食欲がないこと
や倦怠感を訴え治すクスリが欲しいとすると、検査しようと
言われる。稔の体は普通ではない為、検査しないと分からない
という。
病院の待合室で、稔は
浦島太郎の話をする親子を見かける。
竜宮城に行った太郎は、地上に戻ってきた時に玉手箱を開ける
とお祖父さんになってしまうというもの。子供はお祖父さんは
すぐに死んでしまうのか?とすると、稔はその言葉を自分の事の
様に感じていた。

帰宅する稔は紀彦から電子ジャーの米をかき混ぜて欲しいと
頼まれる。ジャーを開けた途端に水蒸気が顔にかかり、一瞬
白髪になったかに思えた稔。
稔は男の生き様はマッチ棒のようなもので、炎が燃え尽きる時
が命の引き際だと感じる。

子供達は徐々に通常な生活を送るようになっていた。
健介は駅前でビラ配りをしていた事もあり、工務店の注文は
年末までひっきりなしに入る状況。麻衣は髪の毛を黒く戻して
キャバクラも辞めて春の大学卒業に備えていた。こんな気持ち
になれたのはお爺ちゃんのお陰だとし、二人の孫は稔に感謝
していた。孫にそんなことを言われたらいつ死んでも悔いはない
とする稔。そのやりとりを聞いていた紀彦は、みんな爺ちゃん
の事が好きなんだとして嫉妬すると共に、そんな父に勝ちたい
と呟く。

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稔は息子が父親越えをしようとしている事を知り、幼いときに
息子と勝負した相撲で改めて勝負をしようと考える。
紀彦はこの勝負に勝利した際には、明日香に家に戻ってきて
欲しい事を訴える。

このドラマの総決算的話で、稔の存在の大きさを改めて描かれ
ると共に、視聴者の誰もが懸念していた稔の体調の問題を
面白くからめて描いた話だった。

勝敗にかかわらず明日香が戻ってくることは明らかだし、
何故稔の言葉にみんなが耳を傾け従っていくのか。
そんな理由がきちんと描かれていたし、紀彦の感覚のずれた
子供達への接し方が、親子の歪みを生んでいたことも明らかに
される。
最終的にはそんな歪みも親子の前では関係ないことが描かれる
が、ここに来るまでにもう少し互いに歩み寄れなかったのか。

少しずつ麻衣が紀彦の言葉に耳を傾けていた事が描かれていた
ので、最後に紀彦にすり寄る辺りも自然な流れとして描かれた
のではなかろうか。

さて明日の最終話ではどんな形で締めくくるのか。
予告では夫婦の結婚式を演出する見たいだけどね。


栗原稔 …… 藤原竜也 (71歳?25歳?祖父、栗原工務店)
栗原健介 ……大東俊介 (25歳、息子、引きこもり)
栗原麻衣 …… 倉科カナ (22歳、娘、大学生)
栗原紀彦 …… 高橋克実 (52歳、父、仕事人間だった)
轟忍 …… 入江甚儀 (源太の息子)
轟源太 …… 石橋蓮司 (とびげん組の源公)
栗原明日香 …… 菊池桃子 (紀彦の妻)
アキラ(ジョージ) …… 北村有起哉 (錦糸町"ペガサス"ホスト)

房江 …… 池谷のぶえ (LONG BOARD CAFE店員)
梨香 …… 高梨臨 (アルバイト)


高橋ひとみ、山崎真実、堀内敬子、橋本智哉、酒井天満


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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