ほぼ8夜連続のSPドラマ
おじいちゃんは25歳

脚本/酒井雅秋、山名宏和、川辺優子
番組総指揮/馬場康夫
EXプロデューサ/白石統一郎、熊谷信也
プロデューサ/岡本真、長生啓、中沢晋
企画・プロデュース/蔵本憲昭
構成/山名宏和
監督/田中誠

http://www.tbs.co.jp/og25/


第8話
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麻衣と健介は二人で内緒で計画を練る。両親が仲直りした事を
受けて、二人が結婚式を挙げていない事を知り、二人がサプラ
イズのプレゼントとして両親のために結婚式を挙げようとして
いたのである。稔に知られると両親にうっかり話してしまう
かもしれないとして、隠していた事だが、稔はその話を聞いて
しまう。仲間はずれにしようとしていたのかと稔は告げるが、
内緒で計画して驚かせようとした事を告げると、感動して涙する
稔。二人はくれぐれも両親には内緒にして欲しいと稔に頼む。
俺は押上の頑固ハマグリだと呟く。

紀彦は突然麻衣を呼び出す。
最近麻衣宛に結婚式場のプンフレットが多数届けられるように
なったためだった。紀彦が娘に対して問いただす姿に、明日香
は改めて惚れ直す。しかし麻衣も年頃なのでダイレクトメール
くらい届くのではないか?として話はまとまりそうになるが、
稔は口を割るまいとして息を止めていたことから、紀彦達は
何か隠しているのではないか?と疑い始める。稔はばれない様に
麻衣が結婚すると思わず口にしてしまい、相手は忍であると
告げる。稔達はこうなったら当日まで麻衣と忍が結婚すると
いうことにしようという事になる。

紀彦は突然の告白に落ち込むが、明日香は私が一生傍にいるから
として慰める。
紀彦は稔たちに、明日忍の両親に挨拶に行くことを告げ、稔
にも一緒に同行して欲しいと頼む。しかし紀彦たちは、源公
たちは明日から旅行に行くみたいだとし、会わせないようにする。
自分が源公から直接会う段取りを付けてくるとする。
紀彦は麻衣のためには出来る限りのことをしたいと告げる。
今まで父親らしいことをしてこなかったからとして心情を吐露
する。

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健介と麻衣は内緒で両親の結婚式をプロデュースするも、
稔がうっかり口を滑らせてしまうことで、妙な方向に進んで
いく。果たして無事にサプライズの結婚式を挙げることは出来
るのか。

最終話のベースは、2年前と比べて父・紀彦の家族での立場が
格段に上がっている事を描いたものだった。
父親というものを知らずに育った紀彦は、自分が父親になった
際にどうして良いのか分からず、対応に誤った感じだけど、
稔が戻ってきたことで父親像を思い出し、上手く一家の主と
しての威厳を取り戻した感じだった。

忍と麻衣の恋愛模様など、オマケとしては十分なほどの演出
も有った。

そしてなによりドラマの興味は、稔が無事で居られるのかどうか。
前回稔が死ぬのではないか?として、体のことに言及した事も
有ってか、死別するという選択肢は最終話に於いてなかった
感じだけど、一人で人生の旅に出るとした事で、一応の決着を
見せる。
これまでの期間に稔のことを撮影した写真が一枚もない事から
幻だったのかもしれないとするシーンは、面白いとらえ方だっ
たし、最後に源公ではなく梨香を連れて行く辺りのオチは
笑えるものがあった。

稔の梨香の旅模様をまたほぼ8夜連続のSPドラマとして描いて
欲しい気もする。現代版の風天の寅さんを描くというのも
面白いのかもしれない。


栗原稔 …… 藤原竜也 (71歳?25歳?祖父、栗原工務店)
栗原健介 ……大東俊介 (25歳、息子、引きこもり)
栗原麻衣 …… 倉科カナ (22歳、娘、大学生)
栗原紀彦 …… 高橋克実 (52歳、父、仕事人間だった)
轟忍 …… 入江甚儀 (源太の息子)
轟源太 …… 石橋蓮司 (とびげん組の源公)
栗原明日香 …… 菊池桃子 (紀彦の妻)
アキラ(ジョージ) …… 北村有起哉 (錦糸町"ペガサス"ホスト)


房江 …… 池谷のぶえ (LONG BOARD CAFE店員)
梨香 …… 高梨臨 (アルバイト)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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