黄金の豚 -会計検査庁 特別調査課- (2010年10月期、日テレ水曜22時枠) 脚本：吉田智子、山崎淳也 演出：佐藤東弥、南雲聖一 プロデューサー：大倉寛子、内山雅博 シニアチーフクリエイター・プロデューサー：櫨山裕子 http://www.ntv.co.jp/buta/

第9話 国家予算乗っ取り!?最終敵総理と決戦!
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総理の樫永慎一郎から表に出せない金の処分を命じられた工藤。
力が無ければ誰も救えないとする樫永の言葉が、果たして正義
なのか。世の中、金だとするそんな世界を変えられると思ってい
た工藤。工藤は芯子の元に電話するも、何も語れずに切って
しまう。
芯子は何とか工藤に連絡を取ろうとするが、繋がらず。
その頃工藤も何者かに後頭部を殴られ気絶する。
芯子は工藤がとんでもないものに飲み込まれている様で怖いと
呟く。

工藤は樫永の元に行き、処分してきたことを報告。
しかしそこに久留米がやってくる。タマリアのブタの件で得た
1億円を工藤が焼いたとするが、あれは偽物だとし、工藤を気絶
させたのは自分の部下だという。偽札を焼かせて本物とすり替
えて居たことを語る。
自分たちは明珍が手に入れた18億円の入出金記録を抑えている
事を告げる。

工藤が無事であるのをテレビで見て知る芯子達。
彼は総理と後ろで元気なさそうな表情でテレビに写っていた。

芯子は一郎に謹慎後私たちはどうなるのか?と尋ねると、芯子
はクビで、金田と俺は地方に飛ばされるのだろうという。工藤
はどうなるのか?とするが、もう関わらない方が良いと告げる。
何より仮釈放中の人間がそれを隠して公務員になるのは犯罪
だという。いくら何でも総理が相手ではこれ以上は難しいと
告げる。

明珍が入院している病院へと足を運ぶ。
そこに茶々がやってくる。彼は自分が調査を頼んだばかりに
こうなったとして責任を感じていた。茶々は明珍が娘宛に書いて
いた日記を娘に渡してあげて欲しいと託される。
明珍の日記に目を通す芯子は、その中の文章を見て、総理の
不正と関係が有ることを知る。
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工藤からの助けを求める電話を受けた芯子は、彼が陰謀に巻き
込まれているであろう事を知る。
なんとか彼を助けて総理の不正を暴くことは出来ないのかを
模索していく。

不正に対する根回しとか、不正を暴く為の秘策とか過程とか
少々呆気ない物があり、総理さえ潰せばこの世の中が上手く
動くとでも思っているのではないかという感じがする内容だっ
た。

工藤が身を犠牲にして総理の罪を被るとするけど、自分の一存
で不正に手を染めたとするには相当な無理がある。総理の不正は
一体何年前から行われているのか。工藤が秘書官として就任
してから一体どれくらいの歳月が経っているのか。

1億円の金を手にした久留米がいい気になって総理を脅しにかか
るけど、その1億円を総理が不正に手に入れた金である事を証明
する事こそが大事な作業であり、1億円の現生だけを提示されて
も、別に脅しの材料になるとも思えない。

イケメンで注目株の岡田将生くんがやるには、少々悲しいほど
の薄っぺらいキャラクターで、俳優の味が出ていなかった。

茶々の役所も何がしたいのかよく分からないし、不正を暴く
という事実ばかりが目立つ内容だった。


堤芯子 …… 篠原涼子 (37、会計調査庁・特別調査課・調査官)
工藤優 …… 岡田将生 (23、特別調査課・調査官補)
角松一郎 …… 大泉洋 (37、特別調査課・主任)
金田鉄男 …… 桐谷健太 (31、特別調査課・調査官)
茶々万史郎 …… 近藤芳正 (特別調査課・検査官)
芦田隆一 …… 山崎大輔 (特別調査課・検査官)
明珍郁夫 …… 生瀬勝久 (45、特別調査課・課長補佐)
久留米勲 …… 宇津井健 (58、特別調査課・検査官)

梅ちゃん …… 矢沢心 (キャバクラ「年増園」)
マリリン …… 能世あんな (キャバクラ「年増園」)
堤啄子 …… もたいまさこ (58、芯子の母)
堤みぞれ …… 山口紗弥加 (32、芯子の妹)

小柳心、三村恭代、吉田桂子、井川哲也、稲葉大助、甲斐秀雄
五位野隆雄、小嶋マコト、関野昌敏、錦田茂仁、比佐仁
藤井宏之、藤本悠輔、吉田宗洋、紺野彩夏、延命杏咲実
木村啓介

樫永慎一郎 …… 伊武雅刀 (内閣総理大臣)

檀臣幸、上谷健一、井筒大介、峰剛一

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