霊能力者 小田切響子の嘘
(2010年10月期・テレ朝23時枠)

脚本 - 渡辺雄介(1)、森ハヤシ(2)
演出 - 常廣丈太ほか
ゼネラルプロデューサー - 横地郁英
プロデューサー - 関拓也、井上竜太

http://www.tv-asahi.co.jp/odakyo/


第2話 衝撃の予言ブタ時間逆流トリック!!
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2008年9月24日、東京都・朽網村の動物園で、飼育係の土井利幸
はブタのピーちゃんにカメラを向ける。ピーちゃんは飼育小屋
を抜けだし、新聞紙を食べ始めると、それを止めた土井はピー
ちゃんが口に入れた新聞紙を開いてみる。すると"地震"と書か
れた活字の新聞が出てくる。次の瞬間、地震が起こるのだった。

2010年10月17日。オカルトークで、ザ・たっちを除霊する響子。

その頃警視庁・本庁舎ではSがMを相手にいつ霊能力者を連れて
くるのか?と問い詰められる。もうすぐ連れてくるというM。
霊能力がないと解決しそうもない事件が山積しているという。

仕事を終えた響子の楽屋には、薫たちが待っていた。
これから写真撮影があるという彼女。ライバルのブタが現れた
事を告げ、そのブタが2年ぶりに予言を出して当てたのだという。
9月21日に起こったくさみ村の土砂崩れを当てたとの事。
薫はそんなブタと響子がスタジオで闘う企画を出したので、
次の放送では闘って貰うという。それを拒むと薫は、幸太くん
の治療のためだとして説得する。ブタには必ずトリックが有る
ハズだと疑う。
そんな中、谷口がやってくる。正式にスカウトにやってきたと
言う谷口は薫に名刺を差し出す。警視庁の霊能捜査課準備室
に所属している谷口は、これまで霊能力者を探すために107名
の身辺調査をして全て空振りに終わったという。しかし響子
にはその力があるという。響子は自分も偽物だと否定するが、
それに余りある推理力が有るという。薫は受ける条件として
今回の調査に手伝って、一緒にくさパーへ行って欲しいと頼む。

くさパーに行くと予言豚ピーちゃんのお陰で大盛況だった。
変な関西弁を喋る園長の鶴川浩二(62歳)に撮影したときの事を
尋ねると、撮影したのは飼育係の土井で、自分は何も知らない
のだという。土井がやってくると、彼は企画書を読んだが、
予知能力対決の件ならば出演を辞退するという。今まで予知
したのはたったの2回であり、スタジオでタイミング良く予知
するのは無理だという。出演だけならば可能だとし、全ては
ピーちゃんのご機嫌次第だと告げる。

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響子にライバルが出現!
なんと未来が予言出来る超能力の持ち主は豚のピーちゃんだった。
薫の提案によって、超能力対決を行うことになるが・・・

所々に強引さは感じるけど、ドラマの主旨を考えればそれも
仕方がないのかも知れない。

一つ目に起きた偶然の一致から派生し、まるで本当に能力が有る
かのように動物を使って世間からの注目を得て、そして金を儲け
ていく。

超能力対決と言ってもどういう形で行われるのかなと思ってい
たけれど、土井が行うインチキを上手く暴くことで、能力という
ものを誇示するものだった。

イマイチ良く解らないのが、何故封筒をテレビ局に直接送るの
ではなく、近くの役場に毎回送っているのかという点か。
勿論役場で無いと、消印のすり替えが出来無い為のものであろ
うが、既にそうした怪しい行動が、超能力に対する胡散臭さを
助長しており、如何にもインチキしているであろう事を臭わせる。

動物を使った焦臭い金儲けとは逆に、心優しい少女の存在や
飼育員の意図していた事実なども、分かってみれば純粋なもの
が有って悩ましい展開だった。


小田霧響子 …… 石原さとみ (カリスマ霊能力者)
谷口一郎「M」 …… 谷原章介 (刑事)
飯伏薫 …… 大島優子 (芸能事務所社長、響子の従姉妹)
女刑事「S」 …… 三浦理恵子 (刑事)
小田霧幸太 …… 竹内寿 (響子の弟、病気)
戸井睦子 …… 篠原真衣 (テレビ番組の司会者)

かねきよ勝則、野間慎平

ナレーション …… 永井一郎

土井利幸 …… 甲本雅裕 (飼育係)
鶴川浩二園長 …… きたろう (くさみ村ふれあいパーク園長)
菊田紗代 …… 吉田里琴 (動物好きの女の子)

ザ・たっち、田辺愛美、高井純子、柿丸美智恵


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