霊能力者 小田切響子の嘘
(2010年10月期・テレ朝23時枠)

脚本 - 渡辺雄介(1)(3)、森ハヤシ(2)、小泉徳宏(4)
演出 - 常廣丈太ほか
ゼネラルプロデューサー - 横地郁英
プロデューサー - 関拓也、井上竜太

http://www.tv-asahi.co.jp/odakyo/


第4話 仮面夫婦の密室トリック
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山百合中学・バスケ部の部室に足を運ぶ村山紀花竹内希美
女性の声が聞こえたかと思うと、突然モップが動き出したり
ロッカーの中から突然人の気配がして扉が開いたりする。

谷口は響子を何とか霊能捜査課に勧誘するためにプレゼンツール
として紙芝居を聞かせる。それを見ていた飯伏薫は、谷口は
俳優としても行けるのではないかと考え、
"奥様は背後霊"
出演しないか?と誘う。

そんな中、中学生の二人が響子を尋ねてやってくる。
ADに扮した響子と谷口、そして薫が話を聞くと、学校で現在
ポルターガイスト現象に悩まされており、練習にこない生徒
が出てきているという。現在バスケの大会で準決勝まで進んで
いるという。谷口は彼女たちの学校名を聞いて、すぐにバスケ
部の強豪校だと分かる。
しかし現在響子は
ジンバブエのシャーマンサミット2010に参加
中のためにスタッフが二人が調査を名目に、学校へと足を運ぶ。

バスケ部はすぐに準決勝の試合が行われる。
相手校は
栄中学。応援席には、村山紀花の母・佳代などもきて
熱心に応援している。部員たちに調子が出ない中、なんとか
僅差で決勝行きを決める。そこにはライバル校で有る
紅涼高校
の父兄たちも来て応援していた。特にその中でも
末継美智子
ライバル校である山百合中学の父兄たちに敵意を燃やす。
そんな両校の父兄が争う中で、またしても山百合中学の控え室
が荒らされている事が分かる。
話を聞いていくと、最近は特に酷くなっているという。夜の間
起こることも有るとのこと。この部室には幽霊が居るのだと
言い、かつていじめられた子がロッカーに閉じこめられたまま
忘れられて亡くなった事があり、奥から4番目のロッカーが
それに該当するという。実際に目の前で
ポルターガイスト現象
を見た子もいるとの事で、CDプレイヤーが勝手になり出し、
コンセントを抜いても鳴り続けていた事、モップが突然襲いか
かって来たこと。

そんな中、竹内希美は響子たちに、紀花とは関わらない方が
良いという。彼女の父は大学の教授で主に反オカルト主義を
掲げていて、最近はオダキョーに敵意をむき出しにしている
との事。しかしその話を聞いた薫は、村山の娘がいるなんて
面白いことになりそうだと告げる。

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学校の部室で起こるポルターガイスト現象。
かつてここではいじめで生徒の一人が亡くなっている事を聞く。
果たしてそんな死とこれらの現象には関連性があるのか。

明らかに敵対しているチーム関係者の妨害だろうという事は
分かっているわけで、サプライズとしては、当初にそれを
行っていたのが佳代だったという点か。

ポルターガイスト現象に関しては、どう見ても紐などで操作
しているだろうし、どうやって起こしているのかという方法論
よりも、やはり誰が行っているのかに注目が当たる。

ドラマとして多少なりとも緊迫感を生んだのは、小田霧響子が
事前調査を元にして霊視であるという事実を作っていることが
発覚してしまったこと。
そんな事実を前にして、どのようにテレビ番組の中では
イニシアチブを掴んでいくのかという点か。

霊視は出来ないけれど、相変わらず人の気持ちを伺う能力には
長けており、離散している家族が言えなかった真実を代弁して
くれたなという展開だった。


小田霧響子 …… 石原さとみ (カリスマ霊能力者)
谷口一郎「M」 …… 谷原章介 (刑事)
飯伏薫 …… 大島優子 (芸能事務所社長、響子の従姉妹)
女刑事「S」 …… 三浦理恵子 (刑事)
小田霧幸太 …… 竹内寿 (響子の弟、病気)
戸井睦子 …… 篠原真衣 (テレビ番組の司会者)

かねきよ勝則、野間慎平

ナレーション …… 永井一郎

村山良男 …… 鶴見辰吾 (早田大学・理工学部教授)
村山紀花 …… 森迫永依 (山百合中学・バスケ部)
竹内希美 …… 高良光莉 (山百合中学・バスケ部)
村山佳代 …… 中島ひろ子 (紀花の母、夫とは別居中)
末継美智子 …… 栗田よう子 (紅涼中学の選手の母)

田中怜奈、浜田美優、宮本侑芽


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