霊能力者 小田切響子の嘘
(2010年10月期・テレ朝23時枠)

脚本 - 渡辺雄介(1)(3)、森ハヤシ(2)(5)(7)、小泉徳宏(4)
山岡真介(6)
演出 - 常廣丈太ほか
ゼネラルプロデューサー - 横地郁英
プロデューサー - 関拓也、井上竜太

http://www.tv-asahi.co.jp/odakyo/


第7話 百発百中(秘)透視アイドル
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薫は響子のイメチェンの為に新しい衣装を用意する。
最近
戸田翔子という透視アイドルが人気が出始めているとの事。
何でもライブ中に翔子はファンが着ている革ジャンの下のTシャ
ツに書かれた文字を言い当ててしまうのだという。響子のポジ
ションを狙っている可能性があり、なんとか対策を練らねば
ならないという。しかしこれを機会に方向転換するのはダメ
なのか?という響子。今日は薫も自ら調査に乗り出し、透視
トリックを暴くという。

翔子は上野界隈でいつもライブしているとの事。
早速ライブ会場へと足を運ぶ。翔子のファンは常に黒い革ジャ
ンを身につけ、その下に文字入りのTシャツを着ているという。
同様のファッションに身を包んで、響子と薫はライブ会場に
いくと、そこで翔子の熱狂的なファンの一人・
園田和気と出会う。
女性ファンとは珍しいという園田。

いざライブが始まると次々と歌いながら透視をしていく翔子。
しかし壁際にいた園田は突然倒れる。革ジャンを脱がせると
その中には血のにじんだハート絵が描かれていた。ファンの一人
で園田の友人・
藤村武羅男はは救急車を要請する。
現場に落ちていたダーツの矢から、犯人はその矢で園田を突き
刺していた事が分かる。

そんな中、薫の元に警察官がやってくる。
谷口によると全ての状況証拠が、園田の隣に居た薫に揃っている
のだという。しかもライブの直前に園田と言い争っており、
呪い殺すと言っていたことも聞かれていた。犯人にされてしまう
かもしれないとするが、谷口はどうしようも出来ないという。
ただ自分は翔子の霊能力のトリックを暴く手助けは出来るとし、
その課程で犯人を見つけることが出来るかも知れない事を語る。

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オダキョーのライバルとして台頭してきたアイドルのトダショー。
彼女はライブ中に透視が出来るという。彼女の周りには熱烈な
ファンが取り囲むが中でも2人の人物が特別な関係にあることが
分かっていく。

透視トリック自体が正直安っぽさが有り、ドラマとしての中心
はライブ中に誰がどのようにして園田にダーツを放ったのか
という点だ。

響子と谷口のやりとりはそれなりに面白いものがあるし、谷口
一人に課せられた色んな過去の実績から来る特殊能力なども
見所と言えば見所。
谷口が刑事に至るエピソードやそれに関連してNO.9
と呼ばれる未解決/神隠し事件の存在へと繋がっていくところ
など、いよいよ核心へと繋がっていく期待感はあり、段取り
としては悪くはない。
ただ内容間胡散臭さと共に、この手の内容は飽きやすさも有って
不利に働いている部分は多そうだ。

響子が謎を解き明かしていく課程も丁寧に描かれており、
視聴者の目の前に提示された事実とは裏腹に、響子たちの鋭い
視線が上手く描かれていると思う。


小田霧響子 …… 石原さとみ (カリスマ霊能力者)
谷口一郎「M」 …… 谷原章介 (刑事)
飯伏薫 …… 大島優子 (芸能事務所社長、響子の従姉妹)
女刑事「S」 …… 三浦理恵子 (刑事)
小田霧幸太 …… 竹内寿 (響子の弟、病気)
戸井睦子 …… 篠原真衣 (テレビ番組の司会者)

黒服 …… かねきよ勝則、野間慎平
宝田 …… 柿丸美智恵 (番組ディレクター)

ナレーション …… 永井一郎


戸田翔子 …… 小池里奈 (透視アイドル)
園田和気 …… 塚地武雅 (ファン)
藤村夢羅男 …… 黄川田将也 (ファン)
白井啓治 …… 神保悟志 (元刑事、殉職?)

中津川朋広、門田真幸、倉八慶、小川剛、谷宗和、重松隆志


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