離婚同居
(2010年4月期・NHK土21時枠)

作者/柏屋コッコ
脚本/牟田桂子 (2)(4)、田辺満 (1)(3)(5)
制作者/高城朝子

http://www.nhk.or.jp/drama/rikondoukyo/


第5話 今度は恋します
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田島寿美子が娘の理恵子と共に大の元にやってくる。遺影を
撮るが、理恵子はシミの目立つ顔側ではなく、逆側の角度から
撮影することを望む。

大は直子たちに家を渡し、自らは出て行く。直子は別れた途端
に脚光を浴び主婦モデルとして人気が出る。

しかし亜美が主婦モデルとして人気のあるNAOは、実は離婚して
いる事をマスコミに暴露し、それが掲載される。
早乙女の事務所にはクレームの電話が鳴り響いていた。
こんなに早く狙われるとは思わなかったという高岡。ほとぼり
が冷めるまでは仕事は控えようと告げる。

大の部屋に静香が居た。大の妹だと言ったら管理人が開けて
くれたという。静香はどうしたら私の事を気に入ってもらえる
かと迫り、貴方好みの子猫になりたいという。しかし帰ってく
れと大は突き放す。
そんな中、篠山が大の部屋にやってくる。彼はうちの出版社が
倒産した事を告げ、今までの人生は何だったのかと放心状態。
大はイチから一緒にやろうと声を掛ける。しかし篠山は写真集
は今出すからこそ意味があるとして、心当たりを当たっていく
事を告げる。

直子は世間に離婚の事実が発覚したことで、高岡に言葉は悪いが
偽ることが無くなったのでスッキリしたという。
高岡は直子に来月から上海に行くことを告げ、一緒に来てくれ
ないかと彼女を誘う。百々の事が引っかかっていると思うので
自分を娘に逢わせて欲しいと告げる。

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直子は離婚したことで世間からの脚光を浴びることになった。
離れてみて改めて気がつくこととは一体何なのか。
そして大と直子は再びやり直すことが出来るのか。

このような展開になることは明らかだったけれど、どうやって
二人の関係を後押しするのか。

周りの人々の中でも特に二人に好意を寄せる人たちの行動が
少々寛容すぎた気もするし、相手に対する直接的なメッセージ
性は少々弱かった気もする。

次々と大に好意を寄せる人たちを登場させたのも、ある意味
直子に対する気持ちをテストしていたのかなと思うところも
有って、そういう意味では軽率な行動をしなくて良かったと
思う。

最終的には子供の存在が大きく、反抗し続けた百々が功労賞
という感じがするが、夫婦とはどうあるべきなのかという事を
人生の先輩である老人たちから教わるという事で、NHKらしく
優等生的ドラマだったかな。

遺影の写真集って関係者以外購入する物だろうかという気がする
が、一応それを目標としていたし、写真から訴えかけるものが
多いと言うことで、一つの形としては綺麗にまとまったと言える
のかな。


小中大 …… 阿部サダヲ (39歳、売れない写真家)
一ノ瀬直子 …… 佐藤江梨子 (30歳、元モデル)
一ノ瀬百々 …… 北村燦來 (一人娘)
下柳美里 …… 西田尚美 (36歳、フードコーディネーター)
高岡哲也 …… 永井大 (34歳、CMディレクター)
早乙女淳一 …… 東幹久 (38歳、モデル事務所社長)
篠山貴臣 …… 尾美としのり (41歳、出版社の編集者)
林原亜美 …… 小林涼子 (大の浮気相手)
小笠原静香 …… 大久保佳代子 (弁当屋)

大橋・ナレーション …… 大滝秀治 (アパートの管理人)

田島寿美子 …… 淡路恵子 (遺影を撮りに来る)
秋山の夫 …… 永井一郎
秋山の妻 …… 谷育子
田島理恵子 …… 重田千穂子 (寿美子の娘)

大場泉、田畑ゆり、伊藤幸純、奥野匡

渋川清彦、鹿内大嗣、錦田茂仁、平田貴之
ショーリア・ジェイン、加藤裕月、豊田裕也、山城秀之


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