サラリーマン金太郎2
(テレ朝/2010年1月期・金23)

脚本/深沢正樹(1)(2)(3)(4)、倉持裕(5)(6)
演出/小林隆志、田村直巳
プロデューサー/大江達樹

http://www.tv-asahi.co.jp/kintaro/


第7話 裸を見てください!!裏切りの秘書

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朝の出勤のバスの中で鳥居まどかは痴漢にお尻を触られる。
助けて欲しいアクションを見せているのに周りの人たちは見て
見ぬフリ。しかし金太郎が出てきて二人の痴漢を撃退する。
拍手する乗客達に、文句を言う金太郎。彼らの中にはヤマト中央
建設のバッヂをしている者達も居て、金太郎は驚くと共に、
仲間なのだから助け合う必要性を訴える。

そんな中、会社では黒川が社外秘としてリストラ候補者リスト
を作成していた。会社が存在するためには仕方がない措置だと
いう。

会社に着いた金太郎は社員達に呼び寄せられる。元木義男や
里中行正から労働組合委員長になって欲しいと頼まれる。
組合員は4千人おり、その人たちに金太郎が委員長になることに
対するアンケートを取ると皆が適任だと太鼓判を押したという。
オレには組合のことは良く解らないとする金太郎。しかし石川
らは会社はリストラの話もあるとして今こそ組合の必要性を
訴えると、金太郎は了承する。
金太郎は帰宅した後、美鈴にその事実を伝えると、委員長にな
ったからにはお世話になった社長や会長と対立する事がある
と言われる。

工藤晃は父で帝都建設の平尾宗太郎の前に行くと、自分がヤマト
中央建設を潰してあげようかと告げる。

社長・黒川は金太郎が委員長になったと知り彼を呼び寄せ、
馬鹿者かと叱りつける。何故オレが怒られなければならないと
いう金太郎は不当労働行為だと、読んだばかりの本に感化され
た言葉を使う。生半可な知識で渡り合えるわけがないとするが
社長とは労使のトップ同士五分五分の立場で有ることを告げる。

黒川は組合が金太郎を取り込んだことは脅威だと改めて思うが、
しかし元木の行動には何処か引っかかる物があった。彼は策士
であり必ず何か裏があると桜井に告げる。
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自分の事は犠牲にしても仲間を守る事に精力を注ぐ金太郎。
相手はこれまで色々と世話をしてくれた社長の黒川だった。

ちょっと暴力の連続って感じで、少々芸のない展開かなと思う。

金太郎の事を信頼しているハズの労働者たちも、リストラだと
知り途端に暴力に訴えるという所もやや不可解だ。

これまで息を潜めてきた工藤晃がようやく表舞台に立ったこと
でドラマとしては見やすくなったことは明らかだが、一連の話
に彼をどう関わらせて、社員たちのリストラの件を終息させる
のか。

ドラマとしては金太郎が誰に対しても自分の信念を貫くことを
意図する様に黒川に対して胸ぐらを掴んだ展開と、京子が金太郎
に対して抱く思いが、今回の件で形として現れたという点で
興味深い流れになった。京子と美鈴の女性同士の熱いバトルは
このドラマで描かれる女性がとても強くて凛々しさを兼ね備えて
いるので、とても興味深い物だと思う。

矢島金太郎 …… 永井大 (ヤマト中央建設)
末永美鈴 …… 井上和香 (高級クラブ・ジャルダン)
桜井京子 …… 青山倫子 (ヤマト中央建設)

矢島竜太 …… 庄司龍成 (金太郎と亡き妻・明美の息子)
鷹司誠士 …… 細川茂樹 (経営コンサルタント)
黒川優作 …… 古谷一行 (ヤマト中央建設・副社長)
大和守之助 …… 宇津井健 (ヤマト中央建設・オーナー会長)
丸山登 …… 森本レオ (ヤマト中央建設・新社長)
平尾宗太郎 …… 佐々木勝彦 (帝都建設)
椎名徹平 …… 南圭介 (椎名組の若親分・元“八州連合”)
浅野マキ …… 西丸優子 (高級クラブ・シャルダン)
明智幸秀 …… 高杉航大 (刑事)
進藤勝 …… 天現寺竜 (ヤマト中央建設)
丸山左知代 …… 澤井孝子 (登の妻)
望月実篤 …… 山崎海童 (労務安全課部長)

水木衛 …… 風見しんご (ヤマト中央建設)
石川吾郎 …… 辻修 (ヤマト中央建設)
西郷保 …… RIKIYA (ヤマト中央建設)
磯部亜美 …… 滝裕可里 (ヤマト中央建設)
鳥居まどか …… 秋元才加 (ヤマト中央建設)
工藤晃 …… 八神蓮 (ヤマト中央建設)
塚本千尋 …… 黒田恵未 (ヤマト中央建設)
倉田玲奈 …… 中山恵 (ヤマト中央建設)

元木義男 …… 野村宏伸 (労働組合、元委員長)
氷室壮助 …… 松田賢二 (旭星会系暴力団)

佐野圭亮、高杉航大、増田修一朗、芹沢雅也、梅田絵里子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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