新参者
(2010年4月期・TBS21時枠)

企画 - 那須田淳
プロデューサー - 伊與田英徳、中井芳彦
脚本 - 真野勝成、牧野圭祐
音楽 - 菅野祐悟
音楽プロデューサー - 志田博英
演出 - 山室大輔、平野俊一、韓哲、石井康晴

http://www.tbs.co.jp/shinzanmono/


第7話 刑事の嘘
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秘書の宮本にネックレスをプレゼントする清瀬。

加賀は上杉が花束を持っている事に気がつき尾行する。
歩道橋の上で花束を供えてコーヒーを飲む彼に声を掛ける加賀。
上杉は今日は命日だと告げるが、詳しいことは言わなかった。

三井峯子について調べていくと、弁護士の高町静子に財産分与
について納得できず、不服申し立ての相談を行っていたという。
清瀬の浮気を疑っていたという彼女。浮気の発覚を恐れて殺した
というものなのか?
しかし捜査本部では確証が出るまでは、清瀬に関してはタッチ
せず泳がせておこうということになる。

加賀は弘毅の元に行き、峯子が財産分与の件で相談していた事実
を知っているかと尋ねる。もしかすると自分に子供が出来たと
思ったことが原因で、再交渉を行おうとしていたのかと推察
かる。離婚前に女性関係で夫婦が揉めていたことはなかったのか?
と尋ねるも、父は仕事人間だったので浮気は考えられないと
いう。

経理の岸田が社長の清瀬の元へやってくる。
宮本の件で社長秘書なんて露骨すぎると非難。独身なのだから
いっその事結婚すれば言いという。岸田は試算した結果、人権
費がネックで従業員を70人から50人にすべきだと提言する。
それがダメだとするならば、せめて11人は減らさないとダメだと
告げる。全ては社長の為だという。

亜美は綾名から次のタウン誌の企画を考えたのかと言われ、
幾らタウン誌だからといって適当にやられては困ると注意される。

上杉は弘毅の元を訪れる。上杉は弘毅が次の講演で主役を降ろ
された事を知っていた。オレは夢のために家を出たことを告げ
上杉に30年も刑事をやっているのならば犯人を捕まえる様要求
する。父はオレのことには興味が無く、会社の売り上げばかり
を気にしていたと告げる。

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上杉は何故執拗に弘毅や清瀬について嗅ぎ廻っているのか。
彼にはまだ明らかにされていない事実を掴んでいるのか?

いよいよ本命の清瀬直弘への捜索が少しずつ行われていく中で
当初から弘毅のことを執拗に嗅ぎ廻っていた上杉の話が描かれ
る。

ドラマとしては完全に犯人像とはかけ離れていた事も有って、
物語としての核心に迫る楽しさというよりも、その世界観の中
で生活している人物描写を行った話だった。

上杉が掴んでいるのかも知れない情報でも、自分で調べろと
してそこから物語が発展することはなかったし、やや肩透かし
といえば、そうなるのかもしれない。

何故今回上杉をリタイアさせなければならなかったのか。
上杉が宮本に絡むことで、激情した清瀬に何らかの捜査が及ぶ
事に期待したのだが、イマイチ彼が辞めなければならなかった
理由としては説得力がないかな。

ただ今回岸田との絡みの中で、会社の経営状態が悪化している
様な口ぶりだったし、宮本との関係に於いて何らかの不都合が
有るのではないかという含みが有る点が、今後の興味に繋がって
いるのかもしれない。


加賀恭一郎 …… 阿部寛 (日本橋警察署)
青山亜美 …… 黒木メイサ (タウン誌"ドールタウン"編集)
清瀬弘毅 …… 向井理 (直弘の息子)
松宮脩平 …… 溝端淳平 (日本橋警察署)
小嶋一道 …… 木村祐一 (日本橋警察署)
上杉博史 …… 泉谷しげる (日本橋警察署)
岸田要作 …… 笹野高史 (税理士)
三井峯子 …… 原田美枝子 (45歳・翻訳家、小伝馬町ハイム)
清瀬直弘 …… 三浦友和 (社長、峯子の元夫)

吉岡多美子 …… 草刈民代 (峯子の友人)
北村美雪 …… 紺野まひる (スイーツ店)
奈々 …… 沢木ルカ (鯛焼きを売る)
柳沢麻紀 …… 柴本幸 (ギャルママ、キティが好き)
望月綾名 …… 橋本真実 (タウン誌"ドールタウン"編集)
宮本祐理 …… マイコ (直弘の秘書)
コウジ・タチバナ …… 谷原章介
中村 …… コッセこういち (刑事)
川口 …… 下総源太朗 (刑事)
上杉和博 …… 早乙女太一

元井須美子、村松利史、大迫一平、土屋伊


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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