素直になれなくて
(2010年4月期・)

脚本:北川悦吏子(「空から降る一億の星」、映画「ハルフウェイ
」他)
演出:光野道夫(「離婚弁護士」「BOSS」)
プロデュース:中野利幸

http://www.fujitv.co.jp/sunao/


第5話 君を守る!!
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ドクターは突然ハルが好きだと告白。つきあって欲しいという
ドクターはナカジにどう思うかと答えを求め、思わずオレは
良いと思うと答えるナカジ。それを聞いてジュースを掛けたの
はピーちだった。ハルはドクターにつきあえない意味でごめん
と答える。

帰り道にハルとナカジは一緒に帰る。色々と物を掛けられる
運命だなというナカジ。ハルはナカジが私に全然気が無いこと
が分かったと告げる。
ナカジは帰宅すると、桐子が待っていた。桐子はハルと一緒
だったのかと問い詰める中、ナカジの携帯に電話が鳴る。
父親・亮介が倒れたとのこと。

急いで病院に駆けつけると、待合室には祥子の姿があった。
亮介は祥子の事をたまたま街で倒れた俺を助けてくれた人だと
紹介する。亮介は貧血だとするが、ステージ3Bに至る肺ガンだ
った。ナカジは祥子に名前を尋ねると、水野祥子だという。
自分の友達にも同じ名前の子が居ると告げると、自分の娘は
学校で臨時講師をしていると告げられる。

ドクターとリンダとピーちで飲む。
ドクターが泥酔していた。ハルはナカジが好きだと告げると
ドクターは驚いた表情を見せる。
終電近くなるとピーちはリンダに任せて帰ろうとする。すると
そこにドクターの妹・ミンハがやってくる。いつも兄が
エモーションで逢っている事を聞いていた事を告げ、自分が
介抱すると告げるミンハ。

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ハルを巡ってナカジとドクターの間でやりとりが行われる中、
ナカジの父親が倒れ、更には妊娠しているピーちもまた出血
する事態が起こる。そんな最中に、ハルまでもが生徒の悪行
を止めようとしてを襲われてしまう。

あまり象徴的なシーンが少なかった今回。

ハルが窮地の時に発したメッセージを、それぞれの事情に
対する過程で出られない事態に陥るといったシーンが一番
印象に残った。

相変わらずリンダが良い兄さんぷりを発揮して、逆に息苦しい
姿を見せている所がちょっと痛々しい。
他人の為に自らの身を犠牲にするとても優しさを見せるけれど、
もしかしてこの人、ゲイなのか?と思わせる一面が有ったような
無かったような・・・

祥子とハルが親子であるという事実がどんな形で表面化されて
いくのかも今後興味深いものがあるし、桐子の夫が浮気の事実
に気がついている事で、ナカジとの関係にどう影響を及ぼして
いくのか期待させるものがある。

ラストでハルが不良達に絡まれてしまうシーンはやや引き延ばし
感も強く、居場所が特定できるような携帯だとしても、ビルの
屋上にまでたどり着ける物なのか、やや不自然な描写だった
様にも思える。

まぁ展開としては、ハルの元に行くことが出来たのがドクター
で、ナカジがピーちの元に行ったことによって運命が分かれた
という事が描きたかったのだろうけどね。


中島圭介 …… 瑛太 (ナカジ、カメラマン)
水野月子 …… 上野樹里 (ハル、高校の臨時教師)
パク・ソンス …… ジェジュン (ドクター、東京メディック勤務)
西村光 …… 関めぐみ (ピーち、子供服"ワンラブー")
市原薫 …… 玉山鉄二 (リンダ、雑誌編集)
松島健太 …… 阪本奨悟 (高校生)
高橋正文 …… 竜星涼 (高校生)
前田由起 …… 逢沢りな (高校生)
パク・ミンハ …… 木南晴夏 (高校生)
水野シュウ …… 中村優一 (月子の弟、悪い仲間と連む?)
奥田真理子 …… 渡辺えり (編集長)
山本桐子 …… 井川遥 (圭介の??)
水野祥子 …… 風吹ジュン (月子の母、更年期)
中島亮介 …… 吉川晃司 (祥子と知り合い?)

峰原隆 …… 田中哲司 (東京メディック)

矢野順一 …… 勝村政信 (光の彼氏)
市原美佐子 …… 朝加真由美 (リンダ母)
市原泰敏 …… 山田明郷 (リンダの父)
白石高文 …… 東根作寿英 (雑誌社)
山本智彦 …… 矢島健一 (桐子の夫)
カナコ …… 松田沙紀 (東京メディック)

建部和美、ベジョンミョン、岩澤晶範
樋渡真司、黒田エリー、小須田康人、三谷悦代、権藤昌弘
本多剛幸、廻飛呂男、佐藤義夫、菊井亜希、田口寛子



評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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