素直になれなくて
(2010年4月期・)

脚本:北川悦吏子(「空から降る一億の星」、映画「ハルフウェイ
」他)
演出:光野道夫(「離婚弁護士」「BOSS」)
プロデュース:中野利幸

http://www.fujitv.co.jp/sunao/


第8話 衝撃の真実
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ナカジが酔っぱらった事で介抱するピーちは、彼を自宅まで
届けた後、終電が無くなった事を知り、ナカジの家に一泊する。
翌日ピーちはナカジのアパートの外でハルと鉢合わせする。
ピーちはハルに、貴方が思うようなことはしていないと否定。
ナカジも酔いつぶれて送ってもらい一泊した事を告げる。

ピーちはハルと共に喫茶店で話し合う。
ピーちは自ら男性関係にだらしない所があるけど、昨日は我慢
した事を口にする。ハルが好きだから裏切るようなことはしな
いと訴えるピーち。ハルは私とナカジの関係はなんともないと
告げる。するとピーちはナカジの事、私が好きになっても良いか
と尋ねる。ハルは否定せず、うんと答えたことでピーちは肩の荷
を降ろす。

ハルはドクターから度々メールが来るが返信できずにいた。
一方ナカジは父親のアパートを尋ねるが、父は留守だった。
アパートを出たところで祥子と鉢合わせする。
二人は喫茶店に行き話し合いすることになる。
ナカジは彼女に、父親を助けてくれたのは偶然ではないんでし
ょうと尋ねる。祥子は素直に結婚する前につきあっていた事が
有ることを告白。ナカジにはきちんと会いに行こうと思って
いたことを告げられ、亮介が倒れたのは疲労の為だけではない
事を告げ、一度ちゃんと話し合った方が良いことを告げられる。

ドクターはハルと逢うと、メールの返信を出さないハルに不満
を告げる。何処かちぐはぐな二人。特にドクターはハルが
どんな気持ちで居るのか分からず、不安を覚える。
ドクターはハルに、自分ではつまらないか?と尋ね、言葉も最後
まで分からないし、ハル自身のことも何も知らないと告げる。
コンビニに立ち寄る二人。ナカジの撮った写真の雑誌を見せる
ハルだが、ドクターはそれを閉じてしまう。
ナカジはハルがコンビニに居ることを知って声を掛けようと
するが、隣にドクターが居るのを知って慌てて立ち去る。

ドクターに自宅まで送ってもらったハルは、思い切って彼を
自宅に招待する。祥子はハルが男の子を連れてくるのは初めて
だと告げる。ドクターはハルの部屋だと思うと緊張していた。
ハルはドクターが私のことを何も知らないと言ったので知って
貰おうと思って招いたことを告げる。そして恋愛に慣れていない
所があるので、ドクターの前で素直になれない自分が居ること
を告白し、それでもこれからはホントの自分を知って貰うと
告げる。ドクターはこの関係がダメかと思って焦っていたが、
ハルがそういう気持ちで居てくれたことに驚くと共に、喜ぶ。
ナカジとの関係を尋ねると、ハルは友達である事を告げる。
ドクターは二人のことを思っていると自分がどんどん嫌な奴
になる事を告げ、この前もハルと深い関係になったとナカジに
嘘を付いてしまったと告げる。

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ピーちからモーションをかけられるナカジだが、二人だけの
家族である父親がガンで有ることを知って、一人孤独を感じて
いく。孤独にかけてはその心情をよく知るピーちは、ナカジに
上手く取り入っていく。

気持ちが引かれ合っているのに外郭から、二人が一緒になれない
様にひたすら別の人との関係を近づけ、妨害し続ける。

ドクターとハルの関係が心細く写っていたけど、ハル側にも
ドクターとの関係を発展させる意思が存在することで、ナカジ
との距離感を広げるような展開だった。

しかしハルの言葉の中には、依然としてナカジを意識するような
セリフも多く、ドクターに嘘をついてしまう辺りは、彼女なり
の優しさと取るか、それとも疚しい気持ちが彼女の心の中に
燻り続けているのか。

"急げ急げ"の韓国人らしく、早くも高そうな指輪を買おうと
していたり、サラ金のポケットティッシュを眺める辺りの不気味さ
だったり、母親からの手紙と称して、今まで語られることの無かった
パク家の家庭の事情が台頭してきたことで、何時でも崩れそうな
ドクターの存在感に肝を冷やすことになるけれど、逆に崩れて
しまうとハルに取っても容易に離れられなくなる様な気がして、
難しい状況ではある。

ナカジがピーちとの関係に待ったをかけられるのかどうか。
その場の雰囲気・流れで関係を持ってしまうのか。

久しぶりの奥田編集長の登場。相変わらず性欲が強く、一泊旅行
を企画している所など、完全におっさん化してますな。
そしてリンダの感情がナカジに向けられている事が明らかになった
訳だけど、こればかりは発展しそうにない関係なので、なんとも
切ない限り。お兄さん役を続けてきたリンダが初めて、仲間の前
で見せた弱さだったんだけどね。


中島圭介 …… 瑛太 (ナカジ、カメラマン)
水野月子 …… 上野樹里 (ハル、高校の臨時教師)
パク・ソンス …… ジェジュン (ドクター、東京メディック勤務)
西村光 …… 関めぐみ (ピーち、子供服"ワンラブー")
市原薫 …… 玉山鉄二 (リンダ、雑誌編集)
松島健太 …… 阪本奨悟 (高校生)
高橋正文 …… 竜星涼 (高校生)
前田由起 …… 逢沢りな (高校生)
パク・ミンハ …… 木南晴夏 (高校生)
水野シュウ …… 中村優一 (月子の弟、悪い仲間と連む?)
奥田真理子 …… 渡辺えり (編集長)
山本桐子 …… 井川遥 (圭介の??)
水野祥子 …… 風吹ジュン (月子の母、更年期)
中島亮介 …… 吉川晃司 (祥子と知り合い?)

峰原隆 …… 田中哲司 (東京メディック)

矢野順一 …… 勝村政信 (光の彼氏)
市原美佐子 …… 朝加真由美 (リンダ母)
市原泰敏 …… 山田明郷 (リンダの父)
白石高文 …… 東根作寿英 (雑誌社)
山本智彦 …… 矢島健一 (桐子の夫)
カナコ …… 松田沙紀 (東京メディック)

よしのよしこ、建みさと、菅原紗由理


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