ジェネラル・ルージュの凱旋 チームバチスタ2
(2010年4月期・フジテレビ火22時枠)

脚本 - 後藤法子 ほか
音楽 - 羽岡佳
演出 - 今井和久、植田尚、星野和成
プロデュース - 豊福陽子、遠田孝一、八巻薫

http://ktv.jp/general/


第2話 集団過呼吸

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マリエ指導の元、ミスコン日本代表の最終メンバーに残る女性
たちはレッスンを受ける。高倉静香が過呼吸で倒れた後、青木
恵理もまた同様に過呼吸が起き、更にそこにいたレッスン生
10名が倒れる。

病院に運ばれ検査するも過換気から起こる呼吸性アルカローシス
だという。幸いみな軽傷だったのですぐに退院になるが、一人
恵理だけは手に力が入らず、歩行もままならない事をモニター
越しに速水がチェックしていた。彼女だけは残って検査だと
告げると、入院している暇はないという恵理。しかし彼女は
再び過呼吸に陥る。

検査すると39度の熱に精神的に不安定では有るが原因はよく分
からない。白血球の上昇が気になる所。脳炎の可能性が有る
からとしてCT検査をするよう指示し、田口に対して今夜は患者
が抜け出す可能性が有るかも知れないのでケアを頼むと告げる。
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突然レッスン中の女性が次々とパニック発作で倒れてしまう。
検査していくと集団過換気症状である事が判明するが、一人
だけ手足の痙攣が治まらず、足元がふらついている女性・青木
恵理の姿があった。あらゆる検査に引っかからない彼女は
何故そんな症状が現れているのか。

完全に「ドクターハウス」化したドラマになっているな。
人気の海外ドラマに乗っかってしまった感じの内容で、
これで速水の中に白鳥の意地悪さが加味されれば、完全に
似たもの同士となってしまう。

このドラマでも患者はウソをつくものという刷り込みが行われる
点で、まさにドクターハウス化している訳だけど、会話の中
に原因のヒントが埋め込まれていたり、一つ一つの不自然な行動
の中に、全ては理由が有る点などなかなか良くできた内容となっ
ている。

「ドクターハウス」自体がやや素人受けする内容ではないので
このドラマも気難しい病名が並び立てられる事で、人によっては
拒絶感を感じるかも知れないが、病名を探る内容の中でも
今回はかなりライト系なネタを使っていることで、入門編として
は分かりやすかったのではないか。

子供の手の幻覚が見えた時点で"罰ならば後で幾らでも受ける"
とした意味に繋がっていくし、ダイエットをしていた過去が
何らかの原因の一端が有ることは想像がつく。

今回はご贔屓にしている藤井美菜さんが主人公という事もあって
かなり好感度高いドラマになったことは言うまでもなく、
問題としては、白鳥がいつまでも収賄事件と結びつけてこの病院
に居座ることが出来るのかという一抹の不安は存在するが、
当面はドクターハウス的展開を堪能していくことになりそうだな。

田口公平 …… 伊藤淳史 (東城大学付属病院・不定愁訴外来)
白鳥圭輔 …… 仲村トオル (厚生労働省大臣官房秘書課付技官)
速水晃一 …… 西島秀俊 (救命救急センター部長)
和泉 遥 …… 加藤あい (救命救急センター・救急救命医)
佐藤伸一 …… 木下隆行 (救命救急センター副部長代理)
栗山弥生 …… 浅見れいな (看護師)
滝沢秀樹 …… 松坂桃李 (研修医)
永山康友 …… 足立理 (研修医)
浅野和彦 …… 竹内太郎 (研修医)
佐々木英二 …… 堀部圭亮 (メディカルアソート)
三船大介 …… 利重剛 (事務長)
長谷川 崇 …… 戸次重幸 (救命救急センター医師)
花房美和 …… 白石美帆 (看護師長)
藤原真琴 …… 名取裕子 (不定愁訴外来専任看護師)
高階権太 …… 林隆三 (病院長)

目黒和男 …… 嶋田久作 (50歳・ジャーナリスト)

福田敦子、羽村純子、石田由紀子、福田千明、増田具佑
内田譲、桜井尚志、永井篤

青木恵理 …… 藤井美菜 (ミスコン)
菅原誠 …… 金井勇太 (恵理の彼氏、料理人修行)
森花マリエ …… 月船さらら (ミスコン指導者)
高倉静香 …… 渡辺舞 (恵理の友達・ライバル)

大塚莉奈、手嶋智子、横江泰宣、まつおか晶
大橋るみ子、松崎裕美、文山恵、黒澤ゆりか、堀田美希
吉沢響子、土屋史子、船津美帆


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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