チームバチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋 (2010年4月期・フジテレビ火22時枠) 脚本 - 後藤法子 ほか 音楽 - 羽岡佳 演出 - 今井和久、植田尚、星野和成 プロデュース - 豊福陽子、遠田孝一、八巻薫 http://ktv.jp/general/

第4話 心筋梗塞
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目黒は随分回復し、妻の光子と病院の屋上で話しかける。
来週には退院の日取りが決められそうなこと。退院したら一緒
に・・・と話しかけた途端、容体が悪化しその場に倒れる。

一方医局では長谷川が疲れで顔色が悪く、遥はストレスからか
大量に食材を買い込む中、目黒に急変の事を聞く。

速水は12誘導心電図を用意する様看護師に告げる。そんな慌た
だしい現場に白鳥もやってくる。
目黒は心筋梗塞で倒れたことが分かり、心停止に陥る。
チャンバーを手にした速水は直ぐに徐細動を行う。そして血管
の詰まった場所をすぐにカテーテル治療を行おうとするが、
肝心のカテーテル室が開いていない事を知る。

速水はカテーテル室が使えない事が分かると、すぐにポータブル
の透視装置を用意しろと告げる。ここでカテーテルを足から
挿入するので、すぐに家族から同意を貰ってこいと指示。

取りあえず徐細動と心臓マッサージのお陰で脈拍は洞調律に
戻る。田口は意識が戻る目黒から"光子"、"函館"という言葉を
聞き取る。しかしすぐに再び心室性頻拍(VT)が起こり、挿管
することになる。

一方待合室では白鳥と佐々木が目を合わせる。
まさか目黒の容体の確認に来たのではないのかと疑う。知られ
たくない情報をもみ消すために殺そうとしているのでは無いか
と尋ねると、そんなにヒマではないという。

佐藤は光子にカテーテル治療の同意を求める。初療室でX線
透視装置を使うという。田口らは詳しく病状を説明する。
早く詰まっている血管から血流を流さなければ死んでしまうと
いう。難しいが速水ならば可能であると告げる。
白鳥は血栓溶解療法やPCPSでの時間稼ぎは出来無いのかと尋ね
るも、佐藤はその方法は試しているが効果がないという。

そんな中ポータブルの透視装置の使用許可も出ない中、妻の
光子は助からないならば楽にしてあげて欲しいと告げる。
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退院が決まりかけていた目黒が突然倒れてしまう。
ICUから整形外科に移され、内科的治療を受けている中での
出来事に、未然に防げなかったのかという事になる。

ちょっとしたサスペンス風のドラマの中にも、過剰に患者が
医療ミスを指摘する現実、国が医師を守ろうとしない現状を
抓る様な展開だった。

今回の展開の仕方はシーズン1の頃と似ているもので、ドクター
ハウス的展開は影を潜めてしまった。
果たして意図的に患者を殺そうとした人物が居るのか。
メディカルアソートや速水が一連の展開に絡んでいるのかなど
とても面白い内容となった。

患者がフリーライターと言うこともあり、殺害されるだけの
理由が存在している事で、普通の心筋梗塞治療の中に上手く
他殺の線を臭わせたなと思う。
カテーテル治療に於いて、難しい医療言葉が飛び交うわけだけ
ど、なんとなく治療している映像を見るだけで、凄く説得力
が有るし、段々と医療言葉に慣れてきている自分がいる。

医師としての決意を速水の中からも見て取れたし、長谷川が
辞表を出した流れをどう後腐れ無く処理するかにも興味深い
ものがあった。言葉の厳しい速水の言動にドキドキされつつ、
上手く破り捨てたなと思う。その行動を見た長谷川は、辞める
自由さえ無いのかとするが、この時の速水の決断には、どういう
心情が有ったのだろうか? 見た目では微笑んでいたような感じ
だけど。


田口公平 …… 伊藤淳史 (東城大学付属病院・不定愁訴外来)
白鳥圭輔 …… 仲村トオル (厚生労働省大臣官房秘書課付技官)
速水晃一 …… 西島秀俊 (救命救急センター部長)
和泉　遥 …… 加藤あい (救命救急センター・救急救命医)
佐藤伸一 …… 木下隆行 (救命救急センター副部長代理)
栗山弥生 …… 浅見れいな (看護師)
滝沢秀樹 …… 松坂桃李 (研修医)
永山康友 …… 足立理 (研修医)
浅野和彦 …… 竹内太郎 (研修医)
佐々木英二 …… 堀部圭亮 (メディカルアソート)
三船大介 …… 利重剛 (事務長)
長谷川 崇 …… 戸次重幸 (救命救急センター医師)
花房美和 …… 白石美帆 (看護師長)
藤原真琴 …… 名取裕子 (不定愁訴外来専任看護師)
高階権太 …… 林隆三 (病院長)

目黒和男 …… 嶋田久作 (50歳・ジャーナリスト)
橋本将史 …… 野仲イサオ (整形外科)

福田敦子、羽村純子、石田由紀子、福田千明、増田具佑
内田譲

細川三保子、大和田絵美、今福チイ子、脇坂恒義、高原佳子

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)