チームバチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋
(2010年4月期・フジテレビ火22時枠)

脚本 - 後藤法子 ほか
音楽 - 羽岡佳
演出 - 今井和久、植田尚、星野和成
プロデュース - 豊福陽子、遠田孝一、八巻薫

http://ktv.jp/general/


第6話 後遺症
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車いすの青年・山崎健人(16歳)は、自宅の階段から母親の智子
が倒れて気絶しているのを見て、すぐに東城医大の救命救急科
に連絡をいれる。

白鳥はメディカル・アソートが率先して行うMAHと呼ばれるプロ
ジェクトの計画書を手に入れる。そこには城東デパートに跡地
に建設をしようとしている事。更に速水をそのプロジェクトで
建設する医療施設のセンター長に据えることを掴む。
田口は本人に確かめた方が良いとして、白鳥と共に速水の元に
いく。するとそこには佐々木も来ていた。
白鳥は単なる医療機器メーカーが全ての許可を得るために大金
をばらまいている事を指摘し、独占することで多くの利益を
得ようとしている事実を告げる。田口は速水にセンター長の件
を尋ねると2年後に建設された際には移る事を聞く。

そんな中山崎から電話が鳴り、すぐに病院に運ばれてくる事に
なる。すぐに患者・智子の外傷をチェックする。その間、田口
は息子の健人に話しかける。

検査ではDAIと呼ばれる意識障害の可能性が有る以外は大丈夫
だという。健人は速水には過去に工事現場で死にかけた所を
助けて貰った事があり命の恩人だという。

その頃佐藤は救命救急のレセプトの辻褄合わせついてPCと睨め
っこしていた。速水は確かに救命率は高いが使う薬剤の量が
多かった。そこに長谷川がやってきて、佐藤に質問する。
速水がメディカル・アソートから金を貰っている事を信じるか?
と。メディカル・アソートからの医療品に関しては、いつも
本人が担当している件も怪しいと疑っていた。

患者・智子の血液検査結果が出る。ハーベイが低いこと。
恐らく疲れが溜まって貧血気味である事。それ以外は特に問題
が無いと告げる。
速水が現場にやってくると、健人は5年前に助けられた事を
告げる。しかし速水は救えた患者については退院と共に忘れる
事を口にする。それを聞いた健人は失望し、周りの医師に当たり
散らすのだった。

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速水と佐々木の癒着が取り沙汰される中、一人の患者が運ばれて
くる。患者自身に問題はなかったが、連れ添ってきた青年が
痙攣を繰り返している事を知り、原因を特定していく。

信頼していた人に裏切られるような感覚に陥る人たちの様子が
描かれたという感じだろうか。

過去に助けられた患者は、その医者に心酔して信頼を寄せていた
にもかかわらず、覚えていないの一言によって、その気持ちが
反動となって現れる。

ただ助けられた患者を忘れるという速水の心情も分からないでは
なく、一方的な求愛が双方向に通じると思っている所は人間の
エゴの様な一面なのかな。

覚えていないとする裏ではきっちりと把握している患者の諸事情
という事で、上手く速水の性格が伺えるし、そんな冷たそうに
している医師と患者の心をつなぎ止めるために田口の活躍が
光るものがあった。


田口公平 …… 伊藤淳史 (東城大学付属病院・不定愁訴外来)
白鳥圭輔 …… 仲村トオル (厚生労働省大臣官房秘書課付技官)
速水晃一 …… 西島秀俊 (救命救急センター部長)
和泉 遥 …… 加藤あい (救命救急センター・救急救命医)
佐藤伸一 …… 木下隆行 (救命救急センター副部長代理)
栗山弥生 …… 浅見れいな (看護師)
滝沢秀樹 …… 松坂桃李 (研修医)
永山康友 …… 足立理 (研修医)
浅野和彦 …… 竹内太郎 (研修医)
佐々木英二 …… 堀部圭亮 (メディカルアソート)
三船大介 …… 利重剛 (事務長)
長谷川 崇 …… 戸次重幸 (救命救急センター医師)
花房美和 …… 白石美帆 (看護師長)
藤原真琴 …… 名取裕子 (不定愁訴外来専任看護師)
高階権太 …… 林隆三 (病院長)

福田敦子、羽村純子、石田由紀子、福田千明、増田具佑
内田譲

鴨志田一郎 …… 本田博太郎 (政治家)
山崎健人 …… 桜田通 (車椅子、5年前工事現場で下敷きに)
山崎智子 …… 大路恵美 (健人の母)
雅子 …… 羽野敦子 (伯母)

吉家章人、桜井尚志、林谷健矢、相葉香凜


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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