日韓共同ドラマ テレシネマ7「19-Nineteen」 脚本／井上由美子『白い巨塔』『陽はまた昇る』 監督／チャン・ヨンウ http://www.tv-asahi.co.jp/nikkandrama/

後編 19-Nineteen〜 殺人事件の真犯人は?3人の逃走劇がついに完結!
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ヨンエを殺した容疑者として警察に追われ、一緒に逃亡するジ
ョンフン(トップ)、ミンソ(ビアイ)、ウンヨン(ホ・イジェ)。
3人はこれまで黙っていたヨンエとの関係をそれぞれ打ち明け
る。ミンソは純粋にヨンエに思いを寄せていたことを、ジョン
フンは事件の夜にヨンエとキスしたことを告白。ウンヨンは
ヨンエから金を貸してほしいと頼まれていたことを明かし、
ヨンエが不倫相手から、別れるなら今まで渡した金を返せと
詰め寄られて困っていたようだと話す。だが、ミンソが隠し
撮りしたヨンエの写真を見た3人は、意外な事実に気付く。
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三人はヨンエ殺しの容疑者となるも、隙をついて警察署から
逃げ出す。三人で逃亡するが、ミンソがヨンエを盗撮していた
事を知り、ジョンフンは失望して一度は別れるが・・・

逃げるだけ逃げて結局何がしたいのかと思っていたけど、
後半に入り、ようやく三人が心を通わせ合う中で、ヨンエとの
関係を暴露していき、その中から容疑者像を掴んでいく。

互いに名前を語らず、1号だ2号だと語っている中で、最後に
本名を明かし合うところなど、なかなか良かったし、19歳故の
無力感だったり、何もしてこなかった事への後悔と転機を
感じるような流れだった。

盗撮していたことが結果的に容疑者像を絞り、今までジョン
フンを裏切り続けていた社長へと結びつけていく辺り、
なかなか上手い段取りを作っていたと思う。

下手に日本人キャストを織り交ぜずに構成した事が成功した
様にも思えるが、前回書いたように、韓国の俳優を日本に
知らせるためばかりに作られたという企画意図を感じる。

テレシネマの中では面白い部類に入る内容だった。