天使のわけまえ
(2010年7月期、NHK・火曜22時枠)

演出:佐藤峰世
制作:岡本幸江
作者:吉田紀子

http://www.nhk.or.jp/drama/wakemae/


第4話 愛のローストビーフ
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くるみの料理教室は口コミで人が増えていく。
ミキは報告がてら山田の元に事情を話しに行く。ミキは高志の
影響も有って料理が好きになったという。更にくるみの教室に
警備員仲間の友人から結婚式のケータリングの仕事も入った事
を告げる。

警備員の金髪くんの紹介で、くるみたちは結婚する沢村拓と
園田恵子に会いに行く。人数は約50名でライブハウスを借り切
って披露宴にするのだという。拓はくるみたちの前で、父親に
なるのならば将来の事を考えて音楽を辞めると呟く。当日は
目一杯盛り上げたいことを告げる。

50人分という事でくるみは助っ人を呼ぶという。
高志に何かアドバイスは無いかと尋ねると、素っ気ないフリを
しながらも当日のリスクを極力減らして、分量と時間配分には
気をつけろと告げる。更に料理は相手への気持ちが現れるもの
だとして、心を込めて作るよう告げる。

くるみの元に広吉から電話が鳴る。
大きな仕事が入ったことを報告するくるみ。広吉に食材を送って
くれるよう頼む。その際仕事だから金は支払うことを告げる。
広吉は結婚式の招待状を送ったと告げる。佐藤喜市の娘・美雪
の結婚式。

くるみはすぐにそれを持って喜市に会いに行く。
くるみがケータリングの仕事をすることを聞いて喜市は羨まし
がる。人に喜ばれる仕事をしているくるみは羨ましいというの
である。

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くるみの料理教室は順調で、ついに結婚式のケータリングまで
頼まれることになる。張り切るものの、次々と困難が訪れ、
ついには結婚するハズの新婦が結婚しないと言い始める。果た
して無事結婚式を挙げ、くるみの料理はお客に振る舞われるのか。

小さな事故から大きな事故まで、様々な不測の事態を作り上げた
なという感じの内容だった。

ドラマとしては結婚相手に求める気持ちを前面に描いて、
くるみ自身が今回の主人公であるカップルに肩入れしていくもの。

自分の事を理由に夢を諦めて欲しくない気持ちとか、将来や家族
の為という体の良い理由を付けて、音楽活動に対する自信の無さ
を覆い隠そうとしている事実など、ありがちといえばありがち
だけど、くるみが投げかける言葉は、自らにも上手く跳ね返り
和也を見守る彼女の視線を上手く導き出していると思う。

問題は喜市のおっさんだね。
妻は許している感じだけど、娘は相当ご立腹。
果たしてどんな解決法を見出すのか。

和也に至っては徐々に近づいてくる足音が聞こえてくるかのよう
な演出だった。


坂下くるみ …… 観月ありさ (35歳、派遣料理好き)
芳村さくら …… ともさかりえ (31歳、警戒心の強い主婦)
北村和也 …… 細川茂樹 (42歳、結婚詐欺??)
竹内ミキ …… 西原亜希 (28歳、くるみの友達、派遣)
落合高志 …… 佐藤祐基 (30歳、八百屋)
北村康太 …… 野村周平 (14歳、和也の息子)
佐藤喜市(おっさん) …… イッセー尾形 (55歳、警備) 
芳村杏 …… 山口朋華 (5歳、さくらの娘)
坂下広吉 …… 大滝秀治 (83歳、くるみの祖父・秋田)
山田健一 …… 中村靖日 (派遣会社)

大男 …… 中村昌也 (警備)
金髪 …… 山村真也 (警備)
李 …… ボウ・ゴクキョウ (警備)
マッチョ …… 木庭博充 (警備)

沢村拓 …… 森岡龍 (ヴォーカル)
園田恵子 …… 藤井美菜 (妻、出来ちゃった婚)

浅田 …… 西尾まり
安藤 …… 加藤絹子
長州 …… 黒田瑚蘭
荒川 …… 山崎千惠子
浅田ユキ …… 上野楓恋
佐藤美代子 …… 大西多摩恵 (喜市の妻)
佐藤美雪 …… 吉谷彩子 (喜市の娘)

バンド仲間 …… 石井裕也、今村左悶、野村知秋


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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