宇宙犬作戦 (2010年7月期・テレビ東京) 原案 - 須賀大観 脚本 - ますもとたくや(0)(1)(2)(5)(7)、オークラ(4)(6) 静炉巌(8)(9) 加藤公平、及川拓郎、松居大悟、森ハヤシ 監督 - 三木康一郎、浜谷晃一、武居正能、及川拓郎 エグゼクティブプロデューサー - 藤巻直哉 プロデューサー - 森谷雄 音楽&主題歌 - 藤岡藤巻 http://www.tv-tokyo.co.jp/uchu-inu/

第9話 惑星コモリノウタで夢をみたのだ!
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マルコはトイレが詰まったとして大騒ぎ。
モジャットに助けを求め、トイレの便を養分としていただいて
くれと頼むと彼は激怒する。オハナは物置で見つけたとして
トイレで詰まったときに使うスッポンを持ってくるが、使い方
や使用目的が分からず、調査するという。

そんな中、航海日誌によると次の目的地は惑星コモリウタで
有ることが分かる。オーブには"夢に生まれし者はやがて夢に
帰るだろう"と書かれていた。
マルコは子供ばかりの惑星だとして、ちゃっちゃとオーブを
見つけに行こうと告げる。

いざ惑星に到着するも人が町には居なかった。
オハナは惑星データをダウンロードすると、この惑星は高度な
文明が発達しており、自動化が進んでいて働く必要がない事が
書かれてていた。惑星の名の由来は、子守唄と呼ばれる曲が
大ヒットした事に起因しているという。
マルコはスピーカーを使って惑星中の人々に呼びかける。
するとモニタには何か人影のようなものが映る為に、それを
転送してみる。すると沢山のボールと共に女性が転送されてくる。
彼女はヒット曲の子守唄を熱唱する。
その姿にマルコは一目惚れ。しかし近づこうとすると女性は
近づかないで!と突然大声を出す。

ボールが散乱している事に対して、早く片づけしないと行けない
事を告げると、彼女は汚い所を華やかにしただけだという。男
二人を追い出した方が綺麗になると告げると、オハナは否定
しつつも、彼女と同じ意見で有ることを気がつく。男性は勝手
でいい加減な生き物だという彼女。

名前を聞くと彼女の名はレイチェルだという。
オーブを探している事を告げると、私には興味がないので知ら
ないという。古代の地球人から伝わったものだとすると、私の
事を誉めてくれたらオーブの在処を教えると告げる。
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宇宙船に転送されてきた女性レイチェルは、男性が身勝手だと
して敵意をむき出すと共に、自分には近づかない様忠告する。
何故そんなに男性不信に陥っているのか。

森カンナさん可愛いなぁ。
最近はんにゃの金田哲と付き合っていると報道された事で失望
していたけれど、やっぱり可愛らしい。

さて今回は近代化された文明社会、ネット社会の弊害でも有る
引きこもりの問題、そして人同士のコミュニケーションの在り
方についてつねる様な内容だった。

レイチェルが男性に対して不審さを覚えていたのも、使い捨て
の様な状態で、新製品が出た後に放り出された事に起因して
いるみたい。とても切ないものだが、こんなホログラムがあれ
ば100%ヒットするだろうな。

いつもは自分が男性を誉めたり慰める様な役目を果たしていた
レイチェルが、今回マルコたちに自分のことを誉めたり、笑わせ
たりすればオーブの場所を教えるとした辺りにも、何処か
切なさを感じるものだった。

一歩外に出れば新しい感覚に触れられること。
喧嘩したり傷付くこともあるが、それでも新しい世界観が待って
いることを上手く演出する話だった。

これまでの同ドラマの中では一番出来の良い話だったと思う。


マルコ・ハヤシ …… 戸次重幸 (元宇宙海賊)
モジャット …… 片桐仁 (植物系人)
アンドロイド・オハナ …… 高梨臨 (攻撃型アンドロイド)
スプート29 …… ディーノ (翻訳コンピュータ犬)

美しすぎる大統領 …… 檀れい

アキタ警部 …… 森永健司
シバ巡査 …… ジリ・ヴァンソン

レイチェル …… 森カンナ (ホログラム)

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)