宇宙犬作戦
(2010年7月期・テレビ東京)

原案 - 須賀大観
脚本 - ますもとたくや(0)(1)(2)(5)(7)(19)、オークラ(4)(6)
静炉巌(8)(9)
加藤公平、及川拓郎、松居大悟、森ハヤシ
監督 - 三木康一郎、浜谷晃一、武居正能、及川拓郎
エグゼクティブプロデューサー - 藤巻直哉
プロデューサー - 森谷雄
音楽&主題歌 - 藤岡藤巻

http://www.tv-tokyo.co.jp/uchu-inu/


第10話 大統領失脚!? 伝説の海賊、マルコ死す!?
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我々はこれまで色んな惑星を訪れ、地球人の意志を得た。
しかしまだ地球の影すら見えない状況だとモジャットは呟く。
次の目的地を航海日誌を使って割り出そうとするも、突然
宇宙船の全システムがダウンする。すぐに補助電源が入り
操縦室には電源が入るが、風呂に入っていたマルコは、お湯が
出ないと騒ぎ出す。
そんな中、宇宙船全体を突然振動が鳴り響いたかと思うと、
電源は復活。しかし航海日誌のデータは全て吹き飛んでしまう。
故障なのか?それともコンピュータウイルスの仕業なのか。
このままでは宇宙で迷子になるとモジャットは頭を抱える。
モジャットはもしかすると外部から試験的にダウンさせたの
ではないか?と疑う中、突然中学生くらいの少年が転送されて
くる。

少年は宇宙船が突然止まったので、ぶつかったじゃないかと
クレーム。自分が乗っていた宇宙原付がバラバラになったので
弁償しろと要求してくる。モジャットは手に負えず、マルコが
変わりに対応するが、程度の低い喧嘩になる。

そんな中、宇宙船のモニタに突然大統領から交信が有る。
彼女は私の甥が現在そちらに行っていないか?という。姉が
亡くなって以来、親代わりとして育てているが、現在反抗期で
手に負えない状況だという。
星団議会に於いて自分のことを失脚を狙うものたちがおり、
スキャンダルの格好の的になる事を懸念する。

大統領はその責任の一端はマルコに有るという。
マルコはティーンの間では伝説の存在だという。
それを聞いていた少年のジュブは、マルコを見ると、もしかし
て"逃げ足のマルコ"本人なのか?とし、突然尊敬の眼差しで
眺め始める。マルコはこんな事をしてはダメだろうと彼を諭す。

ジュブはマルコの伝説について尋ねる。
ドーベル星人を鼻息だけで倒したのは本当のことなのか?
星団警察の銃弾を歯で受け止めそれを食べたというのは本当
なのか?

大統領はそんなジュブに対して、自覚を持つよう告げ、私の
立場も考えて行動するよう告げる。しかしジュブはあんたのせい
で何でオレの自由が奪われなければならないのか?として、反発
する。大統領はそれを受けてマルコにジュブを更生させる様
頼む。

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宇宙を航行中、突然宇宙船にトラブルが発生する。
全システムが停止した後、航行日誌の記録の全てが消去されて
いたのである。更に大統領の甥だという子供によって、事態は
混乱させられる。

今回は惑星には到着せず、宇宙船内だけで起こるエピソード。

毒には毒を以て制するとばかりに、不良少年にマルコをぶつける
辺りは面白い展開だった。

久しぶりの美しすぎる大統領の登場にテンションが高くなる思い
だが、今後通信をしないような事を口にしていたので、こう
いう登場の仕方はもう無いのかな。

逃げ足のマルコという事で、小馬鹿にした様なネーミングにも
笑えるが、その名の由来通りにそれを活かすような展開になる
辺りは面白いものがあった。

因縁の宇宙警察との関わり方だったり、大統領の危機だったり
マルコとモジャットの衝撃の決別だったりと、気になる事ばかり
が続いたが、何よりマルコの安否が気になる。
マルコが逃走したのかと思えば、実際には宇宙警察の船を
盗んでいる事実が発覚することや、マルコの船がぶつかった時
のオハナのリアクションなど、喧嘩しつつも関係が深まって
いる事が分かるもので、興味深いものがある。

そして何より航行日誌が消えた事の真相は何なのか。

ちょうど1クールが終わり2クール目に入る事で、こういう
インパクト有るシーンを描いたのかな。


マルコ・ハヤシ …… 戸次重幸 (元宇宙海賊)
モジャット …… 片桐仁 (植物系人)
アンドロイド・オハナ …… 高梨臨 (攻撃型アンドロイド)
スプート29 …… ディーノ (翻訳コンピュータ犬)

美しすぎる大統領 …… 檀れい

アキタ警部 …… 森永健司
シバ巡査 …… ジリ・ヴァンソン

ジュブ …… 須賀健太 (大統領の姉の息子)


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