宇宙犬作戦
(2010年7月期・テレビ東京)

原案 - 須賀大観
脚本 - ますもとたくや(0)(1)(2)(5)(7)(10)(11)(14)
オークラ(4)(6)、静炉巌(8)(9)
加藤公平(13)、及川拓郎、松居大悟、森ハヤシ(12)
監督 - 三木康一郎、浜谷晃一、武居正能、及川拓郎
エグゼクティブプロデューサー - 藤巻直哉
プロデューサー - 森谷雄
音楽&主題歌 - 藤岡藤巻

http://www.tv-tokyo.co.jp/uchu-inu/


第14話 船内パンデミックで大パニック!! / 奇病星で性格交代
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オハナがくしゃみしているのを見たマルコは風邪ならば介抱
しようか?と声をかける。しかしアンドロイドは風邪を引かない
という彼女。
そんな中、メッセージが飛び込んでくる。
新種の感染症が流行しており、生物だけでなくコンピュータにも
感染するというもの。しかしここは宇宙船の中なのだから感染
のしようも無いのではないか?というマルコ。

マルコは冷蔵庫を開けて飲み物を飲むと、冷蔵庫の扉を開けっ
放しである事に気がついたオハナは注意する。もっと他人の迷惑
も考えてという。
そんな中、顔色が悪いモジャットが操縦室にやってくる。
調子が悪いというモジャットと対応を計ると42度にもなって
いた。原因は空気が綺麗すぎること。昨日空気洗浄機が一日中
つけっぱなしだったという。またしてもマルコのしでかした事
だった。
次の惑星には病院が有るので、急いでジャンプしようという
事になる。

次の星は惑星メディカル。バカにつける薬は有るとの事。

星に着くとすぐに医者を呼ぶ。
すると転送してやってくるのはこの惑星で一番大きな病院の
院長だという男。医者はモジャットの容体を診ながら単なる
宇宙風邪なので寝ていれば治るという。しかしモジャットは
突然布団から起き出すと、突然性格が変わったように悪態を
つき始める。いつもと様子が違うというオハナ。医師はもしか
すると、風邪で抵抗力が弱くなっているせいで奇病にかかった
可能性が有るという。それは傍にいる人のキャラが移ってしまう
という病気。モジャットの態度を見ると明らかにマルコの性格
が移っていた。元々の宿主よりも増幅させて感染してしまうの
だという。特効薬を作るまでの間、しばらくはストレスを与え
ないようにしていてほしいと言われる。

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突然船内では病気が流行する。
モジャットが宇宙風邪を引いたのをきっかけとして、医師を
船内に入れたと同時に、今度は奇病が発生する。なんとその
病気とは近くにいるもののキャラクターが乗り移るというもの
だった。

マルコが如何に自分勝手に他人への配慮に欠いた人物だったのか。
病気にかかって初めてそれに気がつき、その姿勢を正していく
マルコのらしくない姿が描かれると共に、オチとしてはありがち
なものが有ったが、オチはやっぱりオハナに一括されるマルコ
という形が一番オーソドックスで見応えがある。

それぞれのキャラクターに色んな役を演じさせる辺りは興味
深かったが、もう少し長い間そのキャラクターを見ていたかった
感じもする。

バカにつける薬は有るというメッセージ。
奇病に特効薬は無いとしたけれど、マルコ自身を上手く治療した
事で、面白い流れを作った。

まさかのスプートとの入れ替わりも笑えた。


マルコ・ハヤシ …… 戸次重幸 (元宇宙海賊)
モジャット …… 片桐仁 (植物系人)
アンドロイド・オハナ …… 高梨臨 (攻撃型アンドロイド)
スプート29 …… ディーノ (翻訳コンピュータ犬)

美しすぎる大統領 …… 檀れい

アキタ警部 …… 森永健司
シバ巡査 …… ジリ・ヴァンソン

医者 …… 斎藤工
防護服の男 …… 松尾英太郎


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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