宇宙犬作戦
(2010年7月期・テレビ東京)

原案 - 須賀大観
脚本 - ますもとたくや(0)(1)(2)(5)(7)(10)(11)(14)(18)
オークラ(4)(6)、静炉巌(8)(9)
加藤公平(13)(16)(17)、及川拓郎、松居大悟(15)、森ハヤシ(12)
監督 - 三木康一郎、浜谷晃一、武居正能、及川拓郎
エグゼクティブプロデューサー - 藤巻直哉
プロデューサー - 森谷雄
音楽&主題歌 - 藤岡藤巻

http://www.tv-tokyo.co.jp/uchu-inu/


第18話 大危機魔の立方体 / 謎の立方体サイコルの挑戦
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モジャットはマルコたちに、航海日誌の様子がおかしい事を
告げる。普通は次の惑星が表示されるのに表示されず、画面
には
"?"マークが表示され、説明文には"奪われても進め"
書かれていた。
そんな中、オハナの元にもメッセージが飛び込んでくる。
メッセージボードには
"諦めろ、反抗は無益だと"書かれていた。
近くに惑星らしきものは無いのに一体何処からメッセージが
送られてきたのか。

すると新たなメーセージが入り、自ら
サイコルだと名乗る男は、
知性の集合体だと告げる。モジャットは目の前に立方体の人工
的な造形物を確認。カメラを接近させると、なんとその中には
人体がいっぱつ詰まっていた。もしかするとこれは悪魔のサイ
コルの仕業で、近付く航海者たちを飲み込んでいくものではな
いかという。取り込む事でその人物の知識を吸収する事によって
現在宇宙の殆どの知識を網羅しているとの事だった。
マルコは自分たちが取り込まれまいとして急いですっ飛ばしを
行うが、出来ずにいた。
原因を探っていると、船内には男がいて、自分は転送装置が無
くても転送できるという。自らは知性の統合で一種のプログラム
だと語る。マルコは男に殴りかかるが、簡単に交わされ、サイコル
は人間の攻撃パターンは熟知しているのだという。
更にオハナが近付くも、アンドロイドへの侵入方法も分かって
いるとし、オハナの行動を無力化させる。

サイコルはモジャットの心に直接話しかけ、貴方とならば論理
的に話し合えるはずだと接触してくる。しかしモジャットは
取り込まれるつもりは無いと断る。サイコルはもしも一部になる
のならば望むものを与えるとし、我々にはプードル星の様に
解決すべき問題が無く、それこそお前の望む社会ではないのか?
と問うのだった。


惑星??サイコル
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次の目的地が表示されず、どういう事なのか迷う中で、突然
目の前に立方体の人工物が現れる。そこは知性の集合体だとし、
通りかかるものたちを次々と取り込んでは、知識を蓄えている
事が分かる。

ドラマとしては何故相手が人間側に選択を決断させるのかに
ついては違和感があるけど、人間の持つ割り切れない情という
ものが上手く相手の意表を突く形でドラマを解決に導いた。

マルコとモジャットの阿吽の呼吸を感じさせる展開の仕方で、
自分たちが犠牲になってでも宇宙の平和を守ろうとする二人の
これまでにはない姿勢が感動を呼び起こす。

アンドロイドのプライド、そしてそんなオハナの中にも感情が
存在している事。
悶絶ビームキャノンを撃とうとしている際に、相手がアンドロ
イドへの侵入を容易に出来ることを考えると、不自然な気もする
が、これまでにはないオハナの決断、そしてそれが二人の仲間の
生死を左右するものであるという事で、上手く緊迫感を演出
していたと思う。


イザアプリのお陰で、ゴミ箱に転送された二人。


マルコ・ハヤシ …… 戸次重幸 (元宇宙海賊)
モジャット …… 片桐仁 (植物系人)
アンドロイド・オハナ …… 高梨臨 (攻撃型アンドロイド)
スプート29 …… ディーノ (翻訳コンピュータ犬)

美しすぎる大統領 …… 檀れい

アキタ警部 …… 森永健司
シバ巡査 …… ジリ・ヴァンソン


サイコル …… 池田成志

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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