宇宙犬作戦
(2010年7月期・テレビ東京)

原案 - 須賀大観
脚本 - ますもとたくや(0)(1)(2)(5)(7)(10)(11)(14)(18)(21)(22)
(23)
オークラ(4)(6)、静炉巌(8)(9)
加藤公平(13)(16)(17)、及川拓郎(19)(20)、松居大悟(15)
森ハヤシ(12)
監督 - 三木康一郎、浜谷晃一、武居正能、及川拓郎
エグゼクティブプロデューサー - 藤巻直哉
プロデューサー - 森谷雄
音楽&主題歌 - 藤岡藤巻

http://www.tv-tokyo.co.jp/uchu-inu/



第23話 最後の惑星 (後編) / 自爆永遠の別れ
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地球に迫まり来る隕石のせいで、地球が消滅の危機を迎えて
いた。隕石阻止限界点は近付く中、発砲すれば艦隊が一斉に
田園調布号目がけて射撃するというドーベル提督。
地球には強大な力があり、隕石くらいは対処するとするが、
タブセはそれが出来ない事を告げると、そんな力がないのなら
ば用はないので滅べばいいという。この一件が地球の力を図る
試金石となるという。
それを聞いたモジャットたちは地球を試す気だという。
そんな状況の中、モジャットには考えがあるとの事だった。

しかしオハナは突然苦しみはじめ、艦隊がこの船をハッキング
しようとしている事を告げる。オハナは自分が船と一体化して
いるので分かるという。
マルコは一人、悶絶ビームキャノン砲の引き金を引こうとする。
そしていざ打ち込もうとするが、既に船は提督によって乗っ取
られており、キャノン砲を撃つことは出来なかった。
提督は銃を向けた罪は大きいことを告げ、今にも船を爆破しよう
としていた。

しかし敵艦隊の様子も変だった。
攻撃しかけるどころか、電源が全て落ちてしまう。
モジャットはこの船のシステムが乗っ取られる際に、データの
中にウィルスを混入しておいたとし、やるならば今の内だと
告げる。
マルコは悶絶ビームキャノン砲の引き金を引くと、ビームは
隕石に直撃して大爆発を起こす。
ようやく阻止できたかと喜ぶが、隕石は未だ破壊されず地球
に向けて直進を続けていた。直撃を受けてもビクともしないな
んて・・・こうなればぶっ壊れるまで打ち続けるしかないと
いうオハナ。私はパーツを交換すれば良いが、地球は一度衝突
すれば直すことは出来ないという。リロードして、何度もオハナ
の体の限界まで打ち続けるが、隕石は壊れず、ついには阻止
限界点を突破してしまう。

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地球に向かって飛来する巨大隕石。
悶絶ビームキャノン砲を使って対処しようとするが、目の前
には、ドーベル提督率いる連合艦隊が現れ、もしもキャノン砲
を撃てば、ただちに田園調布号に射撃すると警告してくる。

展開としてはありがちな感じだけど、なかなか感動的な話だった。

最後に突きつけられたものは、愛とは何だ?というもの。
感情のないオハナや、理論的な事しか信じようとしないモジャ
ットに対して、そんな感情をマルコが命を張って知らせていく。

消滅すると分かっている地球に戻ろうとする地球人の姿だったり
幾つか地球によってもたらされた価値観というものを照らし出
して、地球人の価値観や愛の存在自体をクローズアップさせる
ものだったけど、地球に行けば現在のプードル星の問題が解決す
るというものはなかった。

結局マルコたちのした偉業に対して、自らも立ち上がろう的な
前向きになっていくものだが、偉業として何か伝わるものが有
ったのだろうか?とか、地球に渡航することを法律で禁止して
いたにもかかわらず、問題は無かったのかとか、大統領はどう
いう経緯で逮捕を免れたなどの情報は一切無く、マルコ自身が
生きている辺りも都合良く出来ている。

それでも最後にオハナが犠牲になるかと思いきや、マルコが
男を見せる辺りは、なかなか格好良かった。

マルコ・ハヤシ …… 戸次重幸 (元宇宙海賊)
モジャット …… 片桐仁 (植物系人)
アンドロイド・オハナ …… 高梨臨 (攻撃型アンドロイド)
スプート29 …… ディーノ (翻訳コンピュータ犬)

美しすぎる大統領 …… 檀れい

アキタ警部 …… 森永健司
シバ巡査 …… ジリ・ヴァンソン


タブセ …… 大泉洋
ドーベル提督 …… 飯田基祐 (連合艦隊最高司令官)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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