ヤマトナデシコ七変化
(TBS/2010年1月期・木22)

原作 …… はやかわともこ
脚本 …… 篠崎絵里子
プロデューサー …… 石井康晴、三城真一
演出 …… 石井康晴、川嶋龍太郎
音楽 …… 山下康介

http://www.tbs.co.jp/yamanade2010/


第3話 愛…?

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恭平はインターネットからレディーになるためのマナー講座の
動画をダウンロードしてくる。
しかし折角茸を食べてレディになったのに、それを戻したのは
恭平であり、そのままのスナコで良いと思ったから戻したので
は無いかと告げられる。
それにしてもスナコは恭介のキスの事実を覚えているのか?
タケルはキスは愛する人とするものだと告げるが、恭平は愛で
家賃が払えるかと一蹴する。

そんな中スナコはまりたちに拉致される。
私は本気で彼らを愛しているという4人組。目的は正々堂々と
愛を伝えるためにスナコに協力して欲しいというものだった。
変わりに協力してくれたらスナコが欲しそうなスカルグッズを
与えると言われ途端に態度を変えるスナコ。

夕食の際、スナコは雪之丞に声を掛け明日付き合って欲しい所
が有るとして彼を連れ出す。何か分からないけど面白そうだと
いう雪之丞は快く了承する。しかし恭平は何を企んでいるのか
と眼を細める。
全てはひろし君の為に、スカルグッズを集めると誓うスナコ。

公園に行くスナコと雪之丞。そこにはりえが待っていて引き合
わせる。雪之丞はそういう事かと思ったが彼女に付き合って
話しを聞くことになる。
更にスナコは大学の校内で武長をみさに引き合わせる。乃依が
知って激怒する。
蘭丸はまさみと喫茶店で引き合わせる。しかし蘭丸と得意の
プレイボーイっぷりで別の女性と何処かに言ってしまう。

一連のスナコの行動を見て恭平は呆れる。
俺は絶対にそんな事に利用されないとするが、すぐにまりは
部屋に来ているとして逢うよう告げられる。恭平はスナコに
近寄るが彼女は彼のまぶしさを避けるためにサングラスをして
いた。
そんな中、乃依がストーカーの女性に文句を言いに来る。
まりに対して恭平にはスナコが居る事。彼女とはキスした仲で
有ることを告げる。それを知って最も衝撃を受けたのはスナコ
だった。眩しい生き物とキスした事で、ひろし君とは一緒に
住めないと後ろめたい気持ちになる。
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スナコはストーカー4人組に協力を持ちかけられる。
自分の利益のために恭平らを売ることになるが、人形が盗まれた
事でそんな恭平から助けられる。

正直どうでも良いって感じの内容で、今回の展開の中で例え人形
を手放すことになっても生身の人間と向き合う良い機会だと捉え
ることは可能だし、どっちに転んでもハッピーエンドという感じ
の内容だった。

恭平に近づくまりは、彼の表面的なモノだけしか見ておらず、
本当の彼自身を知らない。にもかかわらず愛だとか好きだとか
言っている事実に一言もの申す恭平のセリフにも一理あるけれ
ど、大抵どんな人物であれ、最初は相手のことなど知らないわけ
で、やや格好付けすぎな気もする。

基本的に一連のイケメンドラマは、自らをイケメンとして認識
している所に恥ずかしさを覚え、視聴者がそんなキャラクター
への感情移入に見事失敗しているものが多い。
何故制作陣はそんな臭い設定のドラマを永遠の作り続けるのだ
ろうか。
星野亜希がもてないハズもない所に無理矢理もてないアラサー
キャラを演じさせたり、学生相手に鈴木美恵をぶつけたり
しても、正直何をするものぞとしか感じるモノがない。

加藤清史郎くんの使い処も、可愛くて小生意気なところを描き
たいのだろうが、そんな意図が見えすぎて、正直彼が語るセリフ
の全てが言わされている風にしか聞こえない所がちょっと痛々し
く感じる。

高野恭平 …… 亀梨和也 (超短気でケンカ最強の乱暴者)
遠山雪之丞 …… 手越祐也 (明るく素直な感激屋)
中原スナコ …… 大政絢 (家事のスペシャリスト)
織田武長 …… 内博貴 (冷静で文武両道)
森井蘭丸 …… 宮尾俊太郎 (三度のメシより女が好き)
中原タケル …… 加藤清史郎 (中原美音の一人息子)
笠原乃依 …… 神戸蘭子 (大学生)
真一 …… 大杉漣 (コーヒー店マスター)
中原美音 …… 高島礼子 (恋愛至上主義、スナコの叔母)

まり …… 星野亜希 (恭平のストーカー)
みさ …… 奥田恵梨華 (ストーカー)
りえ …… 鈴木美恵 (ストーカー)
まさみ …… 伊藤麻実子 (ストーカー)
田中・セバスチャン・健太郎 …… 平泉成 (執事)

志保、花形綾沙

眼鏡太郎、嶋田真

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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