ヤマトナデシコ七変化
(TBS/2010年1月期・木22)

原作 …… はやかわともこ
脚本 …… 篠崎絵里子
プロデューサー …… 石井康晴、三城真一
演出 …… 石井康晴、川嶋龍太郎
音楽 …… 山下康介

http://www.tbs.co.jp/yamanade2010/


第5話 対決!恭平vs雪之丞

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恭平の言うことに対して何でも素直に従うスナコ。
彼女によると先日結婚式で助けられた事への恩返しであるとい
う。それにつけ込んでこき使う恭平。雪之丞はあれは恭平自身
が彼女を結婚させたくなかった為の行動だという。しかしスナ
コは自らも少しずつレディーになるために頑張ることを語る。
スナコはみんなが屋敷のカーテンを全て閉めていることが
気になる。今日はバレンタインデー。彼らにチョコを持ってく
る女性たちの多さに対応するのが面倒で閉じこもっているの
だという。そんな中、宅急便でもチョコが送られてくる。
しかし雪之丞に取って特別な相手でアメリカに滞在している
まちこからのチョコは届かなかった。ジュエリーデザインの
勉強の為に留学していたのである。
スナコは思わず忘れていたが自分もひろし君の為にチョコの
ケーキを作ろうと決める。

雪之丞はまちこに電話するも通じなかった。
恭平は腹が減ったとして冷蔵庫の食材を全て食べ尽くしてしま
う。スナコは自腹で食材を買ってくるというが、彼女はひろし
君のチョコの為に日頃から内職をして小銭を貯めていたのであ
る。食材を買えばチョコは買えなくなる。そう告げると、タケル
は母親が地震の時に食べる非常食が有るようなことを言って
いた事を告げ、みんなで家中探すことになる。

雪之丞はまちことの事を思い出していた。
アメリカに渡る前に二人は特別な関係だとして彼女からネック
レスを手渡されていた彼。手紙に書かれている隣人のバズと
いう男性と仲良くなっているのでは無いかと告げる恭平に対して
雪之丞は珍しく激怒する。
タケルは地下室への扉を見つけて中へと入ってみる。とても
不気味なので外に出ようとした時に突然真っ赤な服を着た
幽霊・マリアの姿を見る。
みんなに霊の事を告げるが、スナコのホラー友達だろうとして
取り合ってくれない。蘭丸が連れていて外国人のメアリーでは
無いのかという。

非常食は見つからなかった。恭平はもらったチョコレートが
沢山あるのだからそれを使ってケーキを作れば良いとするが、
雪之丞はあまりに無神経な恭平に激怒し衝突する。
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恭平とスナコは果たして互いに好感を持つ間柄なのか。
過去のバレンタインデーに起こった悲劇の女性幽霊の登場に
メンバーたちは凍り付いていく。

やたらと相手の存在が特別視されるような話だった。

何故幽霊はタケルと蘭丸にだけ見えたとか、その辺はかなり
いい加減なものだったし、解決法に於いても、女性に見境無しの
男性からオレが君を愛するとして一生傍に居れば良いとする
事で納得してしまう辺りも少々安易な感じを受ける。

そもそもタケルは幽霊を見て外国人だと言うけれど、バリバリ
の日本人にしか見えない所はなんか不自然。そもそも洋館では
有るが別に欧州の設定を引きずらなくても良いのではないか
という感じ。

結局雪之丞は振られたのかどうかも良く解らないし、手越祐也
くんのファンには悪いのだけど、怒っている演技が如何にも
甘ったるく、やや冷めた目で見てしまう所があるな。
恭平に女装させた所も見方によっては狙っている感じにも
見えるし、どうも全体的に甘ったるい。やっぱり男性が見るには
難しいドラマか。

高野恭平 …… 亀梨和也 (超短気でケンカ最強の乱暴者)
遠山雪之丞 …… 手越祐也 (明るく素直な感激屋)
中原スナコ …… 大政絢 (家事のスペシャリスト)
織田武長 …… 内博貴 (冷静で文武両道)
森井蘭丸 …… 宮尾俊太郎 (三度のメシより女が好き)
中原タケル …… 加藤清史郎 (中原美音の一人息子)
笠原乃依 …… 神戸蘭子 (大学生)
真一 …… 大杉漣 (コーヒー店マスター)
中原美音 …… 高島礼子 (恋愛至上主義、スナコの叔母)

なな …… 志保 (女子大生)
ねね …… 花形綾沙 (女子大生)

マリア …… 佐藤江梨子 (幽霊)
まちこ …… 本仮屋ユイカ (ジュエリーデザインの勉強)

石飛由美子、エレナ竹内、盛島瑞穂


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