11人もいる! (2011年10月期・テレ朝・金曜23時枠) 脚本：宮藤官九郎 演出：片山修、唐木希浩 ゼネラルプロデューサー：黒田徹也 プロデューサー：中川慎子、小池唯一 NICO Touches the Walls「バイシクル」  http://www.tv-asahi.co.jp/11nin/

第3話 名取裕子ｖｓ我家のスター
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ソアラとついに初体験を済ませた一男だが、彼女にはゴツイ
彼氏が居ることが判明する。
そんな中、三子はアイドルの登竜門・ミスヤング男子のコンテ
ストに応募し一次審査を通過したとの通達が来る。
グランプリには100万円が手に入ると聞いて家族は何に使うか
を思い描く。

相変わらず小ネタの冴えるファミリー感溢れる内容だった。

継母とはいえ本当の血の繋がりのない恵と三子は、相談し合う
中にも何処か本音が言えず当たり障りのない会話になって
いた。しかしコンテストがデキレースであると知った際に、
どのようにして三子に伝えるかで対応が分かれる。

どっちにしても本人は傷つくという事で、微妙な流れが有った
事は確かだけど、そのお陰で上手く本音が言い合える家族として
の形が出来つつある。
恵の存在が真田家に大きく浸透する事は、すなわちメグミの
存在をこの家から押し出すことにも繋がり、常にその辺の鍔迫
り合いと複雑な心情が入り乱れている。

ヒロユキ義兄さんの使い方が上手く出来ていた。
鋭い視線で家族を見守りアドバイスを送る男。
しかし時にドラマを面白くさせるが為に上手くトラブルメー
カーを演じている。

一男の恋愛話は目が離せないし、偶然と称して血の繋がりのな
い親子の即興ネタがコンテストで行われるなど、強引な流れで
は有るけど、上手く本筋に融合させている。

最近オッパイを言わなくなった才悟の下り。
視聴者からクレームが来たとか反則ネタで切り抜けるのかと
思っていたけど、才悟の可愛らしい画策めいた上手い心理
描写として描かれている。