11人もいる! (2011年10月期・テレ朝・金曜23時枠) 脚本：宮藤官九郎 演出：片山修、唐木希浩 ゼネラルプロデューサー：黒田徹也 プロデューサー：中川慎子、小池唯一 NICO Touches the Walls「バイシクル」  http://www.tv-asahi.co.jp/11nin/

第7話 涙の大家族！！亡母の真実
--------------------------------------------------------

--------------------------------------------------------

一男は親としての責任を持とうとして奮闘するも、逆にソアラ
から重たい事を言われ、結婚は考えさせて欲しいと言われて
しまう。そんな折り、幽霊のメグミを見ることが出来る外山と
いう男性がカフェ「日だまり」に現れるのだった。

いよいよ幽霊メグミについての大暴露合戦。

少々ネタ切れかと思わせるドラマだったけど、メグミの活用
の仕方でこれだけ面白いドラマが出来ることを再認識させる
ような流れだった。

特にメグミは本当に近くにいるのではないかと家族の物たち
が疑った際に、過去の不可解な映像を豪快につなぎ合わせて
一気にそれを確証に繋げていく辺りの流れは見事だったし、
彼女が亡くなった際のエピソードも描かれた。

外山が幽霊ではないかとする流れも想像できる物が有ったが
途中でやっぱり生きているのかと思わせたり、また最後に
真田実が外山が居るのに素通りしてしまうシーンなどを
見ると、巧みにその辺の事情をカモフラージュしたりしていた
感じがする。

重いものを軽々しく持ち上げるのが男だろうとのサムの
アドバイス。すっかり一男と良い関係になっている所が
面白いけれど、母親の影を引きずりすぎる一男の行動は、
ソアラにとっては別の意味で重すぎないのだろうか。

冒頭で成仏してくれという真田実の微妙で複雑な心情によって
ドラマがどうなってしまうのかと不安に思ったけれど、真田恵
の心の広さを見ると、落ち込んでいた真田家を立ち直らせた
人物であることがよく分かるような作りだったと思う。