相棒 10
(2011年10月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本・輿水泰弘(1)、櫻井武晴(2)(4)、太田愛(3)、戸田山雅司(5)
監督・和泉聖治(1)、東伸児(2)(5)、近藤俊明(3)(4)
プロデュース・伊東仁、西戸敦郎、土田真通
音楽・池頼広

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/





第5話 消えた女
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右京を訪ねて一人の女性・守村やよいが特命係にやってくる。
神戸は初めて見るが、彼女は東京ビッグシティマラソンの際に
右京らにお世話になった人物だと紹介される。
彼女は先週の金曜日に起きた奇妙な出来事を右京達に相談する
のだった。

これまでの登場人物を上手く使って一つの事件の真相を解き
明かすというもの。守村やよいは劇場版「相棒に出演したキャラクター
の一人だ。

右京や薫との出会いによって影響を受けたであろう人物のその
後の生活を描く事への興味深さが存在し、彼女の性格を通して
右京たちの信念なり主張なりを上手く描いていくという面で
よく出来た内容だった。
不器用だけど後先考えず猪突猛進的なキャラクターは、薫の女性版って
感じもするし、美和子さんが居なくなってからジャーナリスト
との繋がりが無くなったのでここらで準レギュラー的な存在
を挿入するのも良いのかも。

事件は一人の女性が突如消えるという事で、関わってくる企業
や人物のきな臭さは存在するが、どのようにしてその存在を
明らかにしていくのか。

ドラマとしては特命だからこそ取り扱えた事件の切り口だった。
捜査一課の使い方もずる賢さを上手く引き出していたしバラン
スとしても悪くはない。

捜査線上に外務省に影をちらつかせたり、麻薬の密輸組織の
存在を浮かび上がらせるなど、大事に繋がるかに見えて実際
には一つの殺人事件と結びつける点も、相棒ならではの流れ
が有ったのかも知れない。

杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁・特命係)
神戸尊 …… 及川光博 (警部補・特命係)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦信輔 …… 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢守 …… 六角精児 (鑑識課)
角田六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策五課)
内村完爾 …… 片桐竜次 (警視長)
中園照生 …… 小野了 (警視正)
大河内春樹 …… 神保悟志 (警察庁長官官房室長)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)
大木長十郎 …… 志水正義 (組織犯罪対策部)
小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部) 


守村やよい …… 本仮屋ユイカ (東都通信社)
山原京子 …… 森口彩乃 (ブレイブスタッフ・失踪)
中根有里子 …… 筒井奏 (ブレイブスタッフ・山原のアパートへ)
岸内雅臣 …… 高原知秀 (ブレイブスタッフ・営業部長)
橋場冴美 …… 橘ゆかり (ブレイブスタッフ)
久永智一 …… 谷田歩 (東国物産・社長)

小田桐一、関秀一、川上たけし、川嶋秀明、木村みち子
泉関奈津子、中嶋直人、矢作則子、三宮健


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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