相棒 10
(2011年10月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本・輿水泰弘(1)、櫻井武晴(2)(4)(9)、太田愛(3)(10)
戸田山雅司(5)(6)(11)、徳永富彦(7)、宇田悠介
監督・和泉聖治(1)(10)、東伸児(2)(5)、近藤俊明(3)(4)(11)
橋本一(6)(8)、田村孝蔵(7)
プロデュース・伊東仁、西戸敦郎、土田真通
音楽・池頼広

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/





第11話 名探偵再登場
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神戸は朝遅刻して出社すると、そこに居たのは右京ではなく
チャンドラー探偵所のマーロウ矢木だった。新しい相棒だと
して紹介を受けるが・・・
そんな折り、右京達は既に事件捜査に取りかかっていた。
メトロポリタンリサーチ社を経営する42歳の樋本晃一。
今日は何処にでもある包丁で、頭部に挫傷痕が有り、包丁の
指紋は拭き取られていた。死亡推定時刻は午後3時から5時。
果たして殺害したのは誰なのか。

シーズン5の10話「名探偵登場で登場した探偵の矢木明が
再登場。

探偵がロマンを求めるなとかハードボイルドさを追求するな
って感じだけどなかなか憎めないキャラクターの一人として
相棒ワールドに完全に組み込まれた感じのするマーロウ矢木。

二人の探偵同士が一つの件で争うようにして調査しているのか
と思えば、一方は遺産を奪い取ろうと近付いている人物で
一方は依頼人との関係を維持してそれを守ろうとする立場の
人間と言うことで、完全にマーロウの活躍する場を描いた感じ。

たまには右京と神戸ではなく、マーロウと神戸の組み合わせも
有りだと思わせるものがあったね。

探偵でも出来ないところを上手く警視庁の人間に任せて捜査
をしたり、また警視庁の人間として捜査できない領域を
上手く補完し合う関係だった。

遺産を巡る話は定番で、愛人の子供が発覚していくところなど
必ず何処かで見たことのあるプロットでは有るけど、マーロウ
の人間性というものを上手く描き出した感じの内容だったと
思う。

依頼人のために心に秘めておけるのが探偵、隠しておけないの
が刑事という文言もなかなか納得する言葉だった。

杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁・特命係)
神戸尊 …… 及川光博 (警部補・特命係)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦信輔 …… 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢守 …… 六角精児 (鑑識課)
角田六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策五課)
内村完爾 …… 片桐竜次 (警視長)
中園照生 …… 小野了 (警視正)
大河内春樹 …… 神保悟志 (警察庁長官官房室長)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)
大木長十郎 …… 志水正義 (組織犯罪対策部)
小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部) 


矢木明 …… 高橋克実 (チャンドラー探偵事務所)
稲尾真木彦 …… 矢柴俊博 (バー経営)
樋本晃一 …… 鈴木省吾 (42歳、メトロポリタンリサーチ社・社長)
栗山佳美 …… 陽月華 (弁当屋"竹村"従業員、稲尾の婚約者)
福栄義英 …… 松熊信義 (75歳、資産300億円財閥の主)
福栄晴子 …… 松岡由美 (義英の息子の嫁)
倉橋悦史 …… 真実一路 (執事)

松熊信義、鈴木省吾、西村亮海、安部賢一、天現寺竜


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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