相棒10
(2011年10月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本・輿水泰弘(1)、櫻井武晴(2)(4)(9)、太田愛(3)(10)
戸田山雅司(5)(6)(11)、徳永富彦(7)(14)、吉沢良太(12)
宇田悠介、高橋悠也(13)
監督・和泉聖治(1)(10)、東伸児(2)(5)(14)
近藤俊明(3)(4)(11)(12)、橋本一(6)(8)、田村孝蔵(7)(13)
プロデュース・伊東仁、西戸敦郎、土田真通
音楽・池頼広

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/





第14話 悪友
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内村完爾に呼び出された右京と神戸。
彼から行きつけの飲み屋の主人が心筋梗塞の為に亡くなり、
店じまいをした為に、娘の高村清美が常連客に店にキープ
してあるボトルをお礼と共に一人ずつ返しているという。
その中で、一人田中という人物のボトルだけは身元も分からず
残されているという。アドレス帳などを調べても田中という
人物に該当する人が無い中で、最近頻繁に電話している奥村
光良当ての着信履歴と共に、IT企業"レブリー"の社長で最近
粉飾決済の罪で拘置されている人物の記事がアドレス帳に
挟まっているのを知る。

シーズン8 第17話「怪しい隣人に登場した三人組の配管工
が再度登場。
この三人が出演したのはもっと前のエピソードかと思ってい
たけど、シーズン8だったのか。

「世界ウルルン滞在記」のアフター版を味わうかのような
当時のキャラクターのその後の世界を描いたもので、それだ
けでそれなりのアドバンテージが存在するし、そんなエピソ
ードを踏襲した流れの中で、相変わらず三億円という
キーワードをドラマとして浮上させているところなどニヤリ
とさせられるものがある。相変わらずそんな金を目指して
夢を追っているところは、なかなか憎めない所だね。

ただ当時のエピソードが上手く出来すぎていたために、今回
のエピソードは事件のとっかかりにこそ興味深い雰囲気が
有った物の、前回と同様に組織犯罪対策五課との絡みを無理
矢理繋げてしまった感じのする流れだったようにも感じる。

漢字の読み違いという事で、早い段階からそのトリック性を
疑うことは出来るのだが、その流れがどのような形を為して
いるのか、そして更生している三人と謎の田中晶を追う
繋がりは何処にあるのか、なかなか想像できないものが有って
面白かったと思う。

保釈金詐欺に関しては、どうすると詐欺として成立するのか
イマイチその方法論がよく分からなかった。

内村と中園のやりとりも面白かったし、内村が完全に特命を
私物化している辺りも笑える。伊丹たちをソツなく使用する
右京たちとの連携も上手く図らせていて、面白い作りだった。

杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁・特命係)
神戸尊 …… 及川光博 (警部補・特命係)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦信輔 …… 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢守 …… 六角精児 (鑑識課)
角田六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策五課)
内村完爾 …… 片桐竜次 (警視長)
中園照生 …… 小野了 (警視正)
大河内春樹 …… 神保悟志 (警察庁長官官房室長)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)
大木長十郎 …… 志水正義 (組織犯罪対策部)
小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部) 
月本幸子 …… 鈴木杏樹 (元暴力団組長愛人、出所)


池谷隆平 …… 三宅弘城 (珈琲店"くすの樹"マスター)
奥村光良 …… 金井勇太 (菅原の親友、IT企業"レブリー")
山崎正一 …… 松本実 (借金取り)
桂田良枝 …… 小柳友貴美 (珈琲店"くすの樹"の店員)
寺島徹 …… 明石鉄平 (横坂組のチンピラ)
沢口京子 …… 甲斐まり恵 (雑貨販売、珈琲店"くすの樹"常連)
高村清美 …… 栗原瞳 (居酒屋"たかむら"の娘)
菅原典史 …… 松沢蓮 (IT企業"レブリー"の社長)

北村晃一、舘昌美、浜幸一郎、関口あきら


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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