悪党 〜重犯罪捜査班〜 (2011年1月期・テレビ朝日・金曜21時枠) 脚本：深沢正樹 演出：小松隆志(1)(2)(5)、塚本連平(3)(4) 音楽：朝倉紀行 ゼネラルプロデューサー：黒田徹也 プロデューサー：中込卓也、飯田新、川西琢、伊藤達哉 http://akutou.asahi.co.jp/

第5話 謎の警官殺し…少女涙の告白!
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里中と理恵は朝食を取る中、里中は先日の正義とのやりとりを
思い出していた。妻の理恵は、近所の奥さんから駐車違反を
受けたことに対して何とかしてと言われたことを話すと、不正
をしろというのかと激怒する。

一方正義は妻・紀子が入院する関内総合病院へと足を運ぶ。

平沼交番のハコ長である園山徳次巡査長(52歳)がナイフで殺傷
される。とても頑固で気難しい一面があったベテラン警察官の
園山。昨日一人でパトロールをしている際に襲われたのだと
いう。現場では不良達がやってきて園山が死んだことに対して
ざまぁみろと野次る。同僚の警察官に話を聞くと、彼らに対して
は特に園山は厳しく接していたのだという。
現場にいた正義は、その時不良グループの中に一人の少女・
百瀬真奈美が何か言いたそうにしているのを目撃する。

警視庁にはマスコミが殺到する。
石黒はそんなマスコミの対応にうんざり。マスコミが殺到した
原因として、メディアや新聞社に対して園山が悪徳警官である
事を匿名で通報してきた人物が居たためだった。インターネット
の掲示板でも、園山に対して彼の悪行情報を募集掲示板が開設
され、そこには個人情報も掲載されていた。
話を聞いていると園山に対して恨みを持つ人物が多い事から
怨恨による殺害が疑われる。

正義は園山はとても不器用で涙もろい人だった事を思い出す。

柴田と山下は、園山とトラブルに有った店を巡回して回る。
するとキャバクラの看板を巡ってトラブルしている店が有った
事を知る。

園山の家にいく正義と玲子。インターネット上で個人情報が
掲載されていることもあって悪戯の電話が鳴り響く。しかし
園山の妻は、自分は夫を信じているとし、電話を受け続けてい
るのは、若い女性から園山のことを悪い人ではなく感謝してい
るとの電話を受けたからだという。正義と玲子は、悪いことを
して金を手にしている様にはとても思えない所があった。

玲子は正義に対して、自分たちの捜査に於ける軍資金が何処
から出ているのか尋ねる。捜査に於いて多少、法から外れる
こともしているが、正義の為だと信じており決して間違った
行動だとは思っていない事を告げる。しかし資金に関しては
その流れが分からないので不安だという。正義は心配するな
とし、怖いならば抜けても良い事を語る。今ならば普通の刑事
に戻れるという。
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交番勤務のベテラン警察官・園山徳次が突然殺害される。
園山は悪徳警察官だという風評が出回り、園山の人物像を
探っていくことになるが・・・

刑事・警察官たちの悪のオンパレードといった感じの雰囲気の
中、正義とは何か、市民を守る警察官とは何かを描いたもの。

園山が責められるべき理由だったり、風評が出回ってしまう
意味がイマイチよく分からなかったけれど、一人の女性の
お陰で上手く解決に導かれた。
彼と接したことのある人物ならば、どのような警察官なのか
分かっているはずで、捜査に於いても彼が犯罪を犯していた
と疑いの目をもって捜査がブレる事無く、真相の究明に着手
出来たのではなかろうか。

警察官が不祥事を出した場合の対応について、前島が取ろうと
していた行動は何だったのか気になる。

正義と前島の間に完全に挟まれてしまった構図の里中だけど、
正義と前島の間にも妙な繋がりがあることもあって、その辺の
綱引きはなかなか気難しいものをはらんでいる。

亡くなっていたと思われた正義の妻が意識不明の状態で入院
している事や、前島に仕掛けられていた盗聴器が見つかって
しまったことで、前島が森川に対してどんな行動に出るのか。